KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

初夏の花たち

2020年05月09日 | お散歩写真
天気 曇

毎日、悪夢を見ているような気がしてきた。玄関を出るときマスクを着けながら、もしかしてマスクして歩く人たちばかり歩いているなんて夢の世界のことだったのでは?と思ってしまった。でも、玄関を出るとすれ違ったクロネコさんのドライバーはマスクしている。やっぱり現実なのだ~~

と思いつつ、今日はスマホの試し撮り、とカメラなしで南の市の史蹟公園へ。
わが家の前のえごの花、今年はたっぷりと咲いてくれた。山法師は少し早い。


やっぱりスマホでは旨く撮れなかったので、一昨年の写真・・と出してみたら、日付が5月2日になっている。桜は早すぎたけれど、他の花の咲く時季は元へ戻ったようだ。


もしかしたら、まだ金蘭・銀蘭が咲いているかも・・と思いながらいつもの場所へ行ってみたら、やはり咲いていた。ただ、銀蘭は近づけない場所に咲いていてカメラでないと・・


薔薇を咲かせている家がある。でも、スマホでは近づかなければ撮れないから庭まで入る訳にはいかない。




神代植物園の薔薇園もそろそろ見ごろになっていくのだろう。緊急事態宣言が都は今月いっぱいになってしまったので、都立公園も閉鎖のまま薔薇は散っていくのだろう。寂しいこと。元気なら、今年は古河庭園の薔薇を撮りに行くつもりだったのに・・まだそこまで元気ではない。でも神代までなら行く元気は出そうなのに。

昔、職場の同僚で花の大好きな定年近いオジサンが居た。20代の私が「同僚」と言うくらいだから出世には全く縁のない、仕事は今ひとつ・・の人だった。でも、花好きの私に色々と教えてくれ、鉢植えの花の苗を貰ったり。彼の言っていたことを、私はずっと忘れない。「花が好きだと、歳をとっても退屈しないよ」
その通りだと思う。自粛自粛、と暗い毎日。散歩に出て、ひたすら歩くだけでは「足を弱くしないため」の義務になってしまう。足元や頭上の花へ目を向けただけで気持が変る。
武蔵野の名残りの林に自生している貴重な金蘭・銀蘭や、頭上に咲くえごの花へ目を向ける人は殆ど居ないようで、谷戸の道ですれ違う散歩の人たちは足早に行くだけだった。

えご咲いて森に光を零しけり  KUMI
コメント (4)
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