天気 晴
こんな気球なら、訝しいと思われず眼を楽しませてくれそうだ。
寒波襲来で昨日今日は日本海側は大雪、こちら側はひたすら寒い。
昨日、寒い一日を体調悪くてほぼ部屋で過ごした。免疫療法の点滴治療の副作用が、最近は点滴後2週間目くらいがいちばん重い気がする。一昨日の夜あたりから、何となくおかしくなりそうな・・案の定、という感じだった。耳鳴り目眩Max。頭痛まで加わった。天気のせいもあるだろうけれど。その他色々。
今日は大分楽になり、朝のうちに溜めてしまった洗濯物を片付けた。部屋は暖房していても足元ばかり冷えるので、少しの間でもラウンジの日の当たる椅子で温まりたい。でも、それが出来ない。「認知症ガールズ」が5人、占拠していてなかなか空かない。ノーマスクなのでくっついて座る気もしないし。諦める。平身低頭お願いしマスクを配るのも、もう腹立たしいのでやめた。悪い人たちではないのにねえ・・マスクの必要性はすぐ忘れるし、食事も昼やら朝やらわからなくなるし、エレベーターの乗り方もすぐ忘れるし。でも、ご本人たちは私よりも元気そうに普通に暮している。
日向ぼっこに来るのも、部屋の暖房の入れ方が解らず、いちいち介護士に訊くのが面倒で、夜まで付けないらしい。廊下は終日暖房しているので、部屋の暖房を切っても20℃以下になることは殆どないし。羨ましいことに、あまり寒がらない。私は部屋で20℃以下になったら、足元が冷え、手の指はレイノー現象で真っ白になって痺れてきて大変。
超高齢化すると暑さ寒さには鈍感になるので、熱中症になりやすい、とも言われる。認知症になるとさらに鈍感になる、と訊いたことがある。どうも本当のように思える。今日、90歳のお友達に訊いたら「私は寒いわよ、ちゃんとタイツ履いてるし」と。でも、あの方たちは、素足にズボン(今はパンツ、と言うのだけれど)、それも夏物みたいな薄手のもので、ソックスも短めの、私だったら夏にしか履かないようなものを履き、足首が出ていても寒くないようだ。おまけに、部屋の床は廊下と同じ素材で、冷たい筈。私もお友達も寝室兼居間として使うスペースにはカーペットを敷いているが、認知症ガールズの人たちの部屋はチラと覗いただけだが、床がむきだしのままだ。つまり、病院の病室暮らしと同じこと。落ち着かないだろうと思うのは私の感覚であって、彼女たちには快適なのかもしれない。
以前は、軽度の認知症の人とも付き合ってとりとめない話などしてきた。でも、この1年で、認知症の人たちと「まとも」な人たちと、分断されてきた。仕方ないのかなあ、とも思いつつ・・理解すればするほど、お付き合いが疲れることになるので、本当にゴメンナサイ。2年も毎日顔を合わせているのに名前すら憶えてくれない人と仲良くなるほど、私の人生、暇ではない。
警笛を残す電車や冴返る KUMI