ビーズうさぎのハナちゃんです!!

日々の生活、山登りや釣り、ドライブなどをアップします。ここの所、巨樹めぐりがメインですが!(汗)

愛知県田原市、山田町谷太郎「泉福寺のスダジイ(市指定)他2本等」です!!

2023-02-14 18:29:30 | 巨樹・大木
 山田町谷太郎地区は、田原市役所渥美支所の東南東約2kmのところ

 渥美支所から東南東へ市道を免々川の右岸側の山裾を道成りに進みます

 舗装路から砂利道に入ると泉福寺の参道です

 
 道路左手にヤマモガシ(右側)です

 たはらの巨木・名木100選82です
幹周  162cm
高さ  18.8m
樹齢 推定100年
科名 ヤマモガシ科
分布 本州(東海地方以西)・四国・九州・沖縄
所在地 山田町谷太郎68-3他
 暖帯・亜熱帯の小高木で、愛知県の絶滅危惧種Ⅱ類になっており、県内では渥美半島だけに生育しています。
 若木の葉は、あらい鋸歯がありますが、この木の葉は全縁で、樹冠附近には黄変した葉を見かけます。
     田原市公園緑地課

 北東側から

 東側から見ました


 すぐ先の道路右手に目的のスダジイの一本目です

 たはらの巨木・名木100選81です
  泉福寺のスダジイ③
幹周  305cm
樹高  17.3m
樹齢 推定150年
科名    ブナ科
分布 本州(福島県以南)・四国・九州の丘陵地
所在地 山田町谷太郎68-3他
 旧参道に入る手前右手にひときわ大きなシイの樹が目に付きます。側を流れる沢に根が洗われています。
 この辺りのシイはツブラジイとスダジイの自然交雑から生まれたものがあるようです。
     田原市公園緑地課

 西側から

 南側から

 東側から見上げました

 北側から、説明版の通りに根が側の沢に洗われています

 旧参道入り口ですが、今は歩かれていないようです

 泉福寺の文化財説明版です
   田原市指定文化財(平成17年3月25日指定)
 吉祥山泉福寺は、天台宗の古刹です。創建年代は不明ですが、天平15(743)年観音比丘尼菊本(渥美重国の娘)が開山との伝承があります。
 平安時代から鎌倉時代にかけては、比叡山延暦寺の直末寺として、この地方の天台宗寺院の中核をなしていました。
 江戸時代には、徳川家康から寺領安堵の朱印状が下され、二代秀忠が鷹狩の際に宿泊所とするなど、渥美半島内でも歴史のある寺の一つでした。
 しかしながら、昭和37(1962)年の火災により、本堂、庫裡、一部の仏像などが焼失しました。現在の本堂は、昭和47年に再建されたものです。
 古い歴史をもつ泉福寺には、仏像をはじめとする数多くの文化財が所在しています。
   平成17年10月    田原市教育委員会 

 旧参道は難し様なので、砂利道の車道を進み境内手前の駐車場に入ります

 本堂手前の車道脇にスダジイの合体木です
.
 たはらの巨木・名木100選74の説明版です
    泉福寺のスダジイ①
幹周 ①294cm、②184cm計478cm
高さ 14.5m
樹齢 推定150年
科名 ブナ科
分布 本州(福島県以南)四国、九州の丘陵地
所在地 山田町谷太郎69
 11月の中旬、この樹の下はシイの実で足の踏み場もないほどでした。
 実の縦径は14.2mm、横径は9.3mmです。
 スダジイはツブラジイに比べて枝葉が大きく、幹はだの荒れが目立ちます。
    田原市公園緑地課

 北側から見上げました

 参道石段を下まで下ります

 今回の目的の市指定天然記念物のスダジイです

 南側から

 たはら巨木・名木100選73の説明版です
   泉福寺のスダジイ②
幹周  435cm
高さ  15.2m
樹齢 推定200年
科名 ブナ科
分布 本州(福島県以南)四国、九州の丘陵地
所在地 山田町谷太郎68-3他
 泉福寺のある山は、まさに「シイの森」といってもよいほど、シイの巨樹が目立ちます。
 参道周辺には、幹周り2m以上のものが14本もあり、この木はその中でも最大です。
   【市指定の天然記念物】のシイの木

 西側から見上げました

 参道石段の左側の沢からは土砂が流れた跡がありました、これが旧参道を荒してしまったようです

 長く成りそうなので、続きにします

 
 
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愛知県田原市、伊川津町「伊川津のシデコブシ(県指定)と椛のシデコブシ(国指定)」です!!

2023-02-14 06:32:21 | 文化財・樹木
 ここからは2023年2月6日取材分です

 田原市は、愛知県の南端の渥美半島にある市です。2003年(平成15年)8月20日には田原町が赤羽根町を編入、同時に市制施行して田原市が発足しました。愛知県32番目の市です。2005年(平成17年)10月1日に田原市が渥美町を編入し現在に至っています。

 伊川津町はかつての渥美町に属します、田原市役所の西南西約13km(田原市役所渥美支所の東約4km)のといころ

 市役所前から県道28号線を南西へ、約4.3kmで国道259号線に出て信号を右(西)へ

 次の大久保西信号を左(南西)へ県道398号線です、道成りに進みます

 約4.0kmの渥美農場東信号を右(北西)へ、約4.2kmの信号を左(南)へ入ります

 約1.6kmで橋の手前の道路脇に案内板が有ります

 川の中のアシの奥にシデコブシが見えます

 説明版です
  伊川津のしでこぶし(県指定天然記念物)
 しでこぶしは、日本特産のモクレン科に属する落葉小喬木で、高さ2~3mに達します。
 その分布は、限られており、愛知県や岐阜県の主として木曽以南の地に野生し、他の地域にはほとんど見られません。
 水ごけやのりうつぎ、いぬつげなどと混生して生育し、湿地を好みます。
 春には、白ないしピンクの花をつけ、極めて風情のある花木で、花弁は13~18枚、白は細弁、ピンクは太弁で、実は赤色で、播種で繁殖します。


 アシに邪魔されていない株も見られます

 もう一枚は、たはらの巨木・名木100選68です
 この群落には、およそ70株が自生し、近くの椛のシデコブシ群落に少し遅れて白またはピンク色の花を咲かせます。
 渥美半島にある自生地は、県下でも有数のものです。


 大き目の株も見られました

 東側から自生地を見ました

 椛のシデコブシを見に行きましょう

 橋のところに戻って、案内板です

 戻るように斜め左へ、牛舎の大きな建物の前を右へ進むと突き当りに車を止めました

 説明版です
  国指定天然記念物
   椛(なぐさ)のシデコブシ自生地
    1970(昭和45)年6月19日指定 指定面積399.3㎡
 シデコブシは、モクレン科に属する落葉小喬木で、高さ2~3mに達します。湿地を好み3月中旬から4月初旬頃、白ないしピンク色の花をつけます。
 その分布は非常に限られており、愛知県や岐阜県、三重県の主に伊勢湾周辺にのみ自生し、ほかの地域ではほとんど見られません。
 椛のシデコブシ自生地は、広大な湧水湿地上に形成され、約200株が自生しており、シデコブシの自生地として代表的なものとなっています。
 自生地内には、ほかにミズゴケ、ショウジョウバカマ、サワシロギク、アブラガヤなどの湿地植物もみられます。
    2021(令和3)年3月 田原市教育委員会


 脇の笹薮の道を入って、橋を渡ります

 杉林の先にシデコブシの林が見えて来ました

 たはらの巨木・名木100選67の説明版です
   椛のシデコブシ
 シデコブシの分布は限られ、世界中で東海3県の伊勢湾周辺にのみ自生しています。
 この群落には、およそ200株が自生し、3月中旬から下旬に開花します。




 沢山のシデコブシが在ります



 大き目の株を撮りました



 花芽はまだまだ堅いようです

 では、次へ行きましょう
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