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法楽寺

2019-04-05 21:17:43 | 丹波
2019年4月4日、お参りしました。
説明書より『鎌倉時代、京都・南禅寺の学僧であった虎関師練が表した仏教史書「元享釈書」(元享2年・1322)の第28巻「寺像誌」に、播州犬寺の縁起が記されている。昔、曽我入鹿大軍を召して上宮太子一族を亡ぼす(643)。播州の枚夫という者あり。召されてその軍に加わる。枚夫に妻あり。下僕(家来)と密かに通ず。戦い終わり、枚夫は都より変える。さて、事が露見し討たれるのを恐れた下僕は、「近くの山中に一力所鹿、猪の集まる所あり。願わくば殿と共に猟に行かん」」と、言葉巧みに枚夫を狩りに誘う。狩りを好む枚夫、日頃養育せし二頭の犬を連れ、喜び勇み、下僕の案内で山の奥深く分け入る。突如、下僕弓に矢をつがえ曰く「この山には獣などはいない。あなたを欺いて誘った。お命を頂戴する。覚悟召されよ」と。もはや、これまでと覚悟を決め、枚夫は二頭の愛犬を呼び寄せ、己の弁当を分かち与えつつ「よく聞け。今、下僕に欺かれ、空しく此の山中にて我が命を奪われる。国の人々来たり我が屍を見られるは、大なる恥辱なり。故に、二犬よ。我が屍食い尽くせよ」と語り聞かせる。話が終わるやいなや、二犬は猛然と下僕に襲いかかり、一頭が下僕の弓弦をかみ切り、もう一頭が喉元に噛みつき、下僕を倒す。かくて、枚夫我が家式へ急ぎもどるや、親族に告げて曰く「我、この二犬によって命を全うし得たり。今よりこの二犬を立て我が子となす。我が財、皆、この二犬の有なり。」と。さりながら、二犬 枚夫より先に死す。枚夫、二犬の死を悼み悲しみ、伽藍を建立、千手大悲の尊像を奉安して冥福を祈る。この千手観世音菩薩像の霊感日に新たなり。野火四面より伽藍に迫りしこと三度ありしが、一度も災い伽藍に及ぶこと無しという。このことが、平安時代の初め、桓武天皇(782~805)の御聞に達し、勅して「官寺」となし、田数頃(頃は百畝の広さ)を喜捨したまう。』
兵庫県神崎郡神崎町中村1048
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梵鐘(神河町指定文化財)


















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