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本興寺・開山堂(重要文化財)

2015-09-05 21:58:55 | 尼崎・西宮・芦屋
2015年9月4日、お参りしました。阪神尼崎駅の西南側の寺町の一角です。
兵庫県尼崎市開明町3-13
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説明書
「法華宗四大本山の一つである当寺は、応永27年(1420)の創立(開基は日隆聖人)であり摂津国守護細川満元が大物の若宮八幡宮の境内地を寄進して着工し、同30年に竣工したと伝えられています。日隆聖人によって寺内に勧学院がつくられ、以降法華宗教学の根本道場となり、元和3年(1617)尼崎城築城に際して、現在地に移転しました。多数の文書・典籍・什器類が伝来していますが、宗門関係ばかりではなく、戦国時代の尼崎町民の動きをも知ることもできます。寺宝の数珠丸(国指定重要文化財)は日蓮大聖人が信者から献じられ、守護刀として所持していたものです。建造物では開山堂(国指定重要文化財)は室町時代の唐様建築様式を持ち、内陣には日隆聖人坐像(国指定重要文化財)が安置されています。この坐像は写実的な木彫で、聖人御生前中の作と伝えられています。また三光堂(国指定重要文化財)は、三光天子(日・月・星の神)、鬼子母神、三十番神等の法華経守護の諸神を祀っている桃山時代様式の建造物です。元和3年に移築された大方丈(国指定重要文化財)は、床まわりに優雅で剛健な室町時代の美がみられ、室内の襖絵、庭園と合わせて書院構えの優れた建造物・技法も特筆されます。」

山門













三光堂(重要文化財)、三間社流造銅板葺
説明書
「もと大物浦にあったものを元和6年(1620)現地に移したもので、拝殿は慶長2年(1597)豊臣秀吉、加藤清正再建である。三光堂というのは、三光天子、鬼子母神、日本大小の神祇等の、法華経信徒守護の善神を祀る故名づけられた。細部の手法甚だ巧みである。」



鐘楼堂(兵庫県指定重要文化財)



本堂















御霊水井戸
「御開山日隆聖人、応永27年(1420)当山創建のおり、聖人が境内の乾の方角に井戸を掘られたところ清水がこんこんととして溢れ出て、水の乏しい尼崎住民の渇きをうるおすこと数世紀、市制上水道完備の大正5年まで、市民の飲料に供せられた。如何なる炎天にも不増不滅の霊水として、今なお世人の崇敬するところである。」





本教院

開山堂(重要文化財)
「この開山堂は、彫像として重要文化財である御開山日隆聖人の尊像を奉安し、文明元年(1469)の創建である。構造は撞木造で、正面を入母屋造とし、前方に軒唐破風、後方に切妻屋根を突出し、二重扇垂木の変化に富んだ形態である。」





大方丈(重要文化財)
説明書
「大方丈は、はじめ大物浦にあったが、元和3年(1617)尼崎城築城のため他の諸堂と共に現在地に移築されたものと伝えられていたが、昭和54年、55年の両年にわたる解体修理の際の調査により、一部古材の使用が認められるが現在地で建立されたことが確認され慶安元年(1641)、元禄年間、文政8年の修理の記録も発見された。」



尭運院





笠塔婆(尼崎市指定文化財)

日隆聖人荼毘所塚




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