高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

羅生門・藪の中

2025-03-07 14:32:32 | 日記

気になってしょうがぁなぁーい。

随分と前にTVで観たのか、DVDだったのか不明なのですが、黒澤明監督の映画にいたく興味を持った作品がありました。 あれは何だったのかと、インターネットで調べたところ、「羅生門」という作品で、「藪の中」という芥川龍之介の小説を合わせたようなストーリーだったらしいと分かった。 もう一度観てみたいのだが・・・。

以下のようなストーリーです。

黒沢明監督の名作 「羅生門」(1950年、大映) は、芥川龍之介の小説 「藪の中」 を原作とし、 同作者の 「羅生門」 を加えて映画化され、翌年ベネチアの国際映画祭でグランプリを受章し、 世界的にも知られている。 早坂文雄の音楽とモノクロームの画面とが人間の心の深淵を描き出しているが、それらもさることながら、この映画は、 情報が幾らあったところで真実というものは判らないのだと云うことを語っているように私には思われる。

羅生門 

黒沢明監督の名作 「羅生門」(1950年、大映) は、芥川龍之介の小説 「藪の中」 を原作とし、 同作者の 「羅生門」 を加えて映画化され、翌年ベネチアの国際映画祭でグランプリを受章し、 世界的にも知られている。 早坂文雄の音楽とモノクロームの画面とが人間の心の深淵を描き出しているが、それらもさることながら、この映画は、 情報が幾らあったところで真実というものは判らないのだと云うことを語っているように私には思われる。
気になってしょうがない・・・。


羅生門 時代は平安末期。 若狭の国府の侍である金沢武弘 (配役は森雅之) は、妻真砂 (京まち子) を伴って、 京を立ち若狭へ向かうべく東海道を下り山科の駅を過ぎた頃、多襄丸という盗賊 (三船敏郎) とすれ違う。 多襄丸は行き違いに見た真砂の美しさに惹かれ、この女を奪いたいと心に思う。 そこで、藪の中に、古塚を暴いて手に入れた財宝が埋めてあるが買わないかと、武弘を言葉巧みに藪の中に誘い込み、 そこで、不意に組み付いて大木の根本に縄で縛り付け、口の中に竹の落葉を頬張らせて口を利けなくした上、 その目の前で女を手込めにして犯す。

 翌朝、男は死骸となって木樵り (志村喬) に発見されるが、女は行方が分からなくなってしまう。 一体そこで何が起こり、何があったのか。 三人の当事者の語るところは、すべて食い違っている。真相は最後まで遂に判らない。

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興味津々「アマテラスの暗号」

2025-03-07 14:03:27 | 日記

随分と前に買った。ままで途中で読みかけのまま(こういう本がたくさんある•••)の「アマテラスの暗号」を再読し始めました。

古代、日本と中東(特にユダヤ系)はつながりがあったのでは、という見解がいろいろあります。この小説はそれが首題となっているのですが、なかなか興味深い事実がたくさん込められています。 古墳から出てくる人間像に、山高ハットをかぶり、こめかみ長くした姿がありますが、これはユダヤ人男性の盛装と酷似しています。諏訪近辺には旧約聖書にある似たような地名や祭事ごとが連綿と続いている事実も書かれていて、たいへん興味深いのです。

文献資料が残っていない大和時代、天皇がうまれた時代は何が史実か解明されていないだけに、想像がかきたてられて、たいそう興味深し。

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子連れの会議

2025-03-07 13:30:57 | 日記

まだヨチヨチ歩きの幼児を連れた母親二人と独身女性二人との会議に爺さんひとりで参加。

お母さん達はすごいよなー、というよりも女性一般的な男性との性差の違いだと思うのだけど。(と、書くとジェンダー派のひとからはクレームがきそうだけど・・)

報告や思案中であっても子どもが何かを問いかけるとすぐに反応・応えるし、ちょっとあぶなかっしい動作をすると子どものそばに飛んでゆけるんだなあー。そして、応じるとすぐに続きの話に戻るし、止めた思考を続けられる。

アタシには無理だ、というか、男性は総じてできないのではないかな。ふたつのことに同時に意識をむけての行動ができない。

また、手仕事作業をしながらおしゃべりができるのも女性の特徴ではないかと思っています。こっちの方は身体的な特徴の違いだと聞いたことがあります。女性の呼吸は胸だけでできるが、男性は複式呼吸で身体全体を使うので、しゃべりながらの身体を動かすのが、生理機能的に難しいらしい・・・

つまるところ、「生きるチカラ」はそもそも初めから女性の方が高いのである。

今日も図書館にひとりで来て、この文章を書いています。カミさんに言わせると、「自分だけの時間が一日2時間は欲しい」という。 私がそばにいるとその立ち振る舞い(椅子の座カバーをずらす、開けた戸をきちんと閉めないとか・・、生活上の些細なことばかり・・・)が気になってしょうがないらしい。 ほっとけばいいのにと思うのですが、気が付いてしまい、結果、彼女のアタシへの小言が多くなるんだな。

と、分析してみた・・・。

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寒波閑話

2025-02-19 20:29:07 | 日記

あちらこちらで大雪のニュースが流れている今年の冬です。

が・・・、ここ黒松内は例年よりは少雪です。校庭にも除雪の雪山は出現していません。毎年3月になると、雪解けクイズなる雪山完全消滅の日を当てるクイズを出すのですが、今年は対象となる雪山ができていませんなー。

今日は、午前中に寿都のお宝発掘の集まりがあったのですが、担当者にお弔いがあって急遽中止でした。 ニシン漁最盛期の漁師の親方のニシン御殿の二階にある様々なお道具やらを整理しているのですが、その中に「俵屋宗達」銘の大きな木の大箱があって屏風絵が入っているようなのです。 これこそ、お宝もお宝だと思うのですが、その真贋は調査されていません・・・。

ちょうど、原田マハさんの「風神雷神」という小説を読んでいて、これが俵屋宗達が主人公なのです。 宗達は織田信長に見いだされてその「宗達」の名をつけてもらったそうで、信長の口添えで、時の絵師一門の狩野家に弟子入りさせてもらったらしい。

しかし、昨年末の何度目かの屋敷整理の時に、そのお箱がなかった・・・。

どーしちゃったのかなあ・・・。

と、写真も内容も一貫性のないつれづれ日記でした。 ごめんなさい。

 

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原田マハさんの小説

2025-02-13 19:29:06 | 日記
小説を読み終えて、ひさびさに感動したあー。

ここのところ、司馬遼太郎さんの小説の読み直し(関ケ原、竜馬はゆく、功名が辻)をしているのですが、もうお一人、原田マハさんにはまっています。最初にそのお名前を知ったのは、寿都町で行われている(もう終わったのかな)ドラマロケでした。3月下旬にNHKで放映予定のドラマ撮影のセットが弁慶岬にできているというので、野次馬根性で見に行きました。ドラマの舞台が北国の断崖の上に立つ小さな食堂なのです。 撮影中で側を通る国道から通行止めになっていて側まで近寄れませんでしたが、題名「まぐたら食堂のマリア」という題名にひかれて調べたところ、浜田マハさんという小説家を知りました。最果ての小さな食堂に惹かれるようにやってくる人々の群像劇で、伏線がいろいろとありそれらが絡み合い、次へ次へと興味を尽きさせぬ構造になっていて、一気に読みました。まぐたらは、マグロとタラからとった漁師町の食堂名なのですが、聖書にもある「マグタラのマリア」から取っている題名なのだと途中から気づきます。主人公のマリアは純粋な人に優しい素敵な女性なのですが、実は不倫ありの複雑な人生を背負って、その地に流れ着いた人物でした。マグタラのマリアは、(たしか)キリスト愛人とも娼婦とも言われた人物でもあり複雑な背景があると伝説されているのです。
あまりに面白かったので、黒松内の図書館に行って探すと複数の文庫本がありました。そこで次に手をとったのは、「奇跡の人」。 時は明治時代、当時にはとても珍しいアメリカ留学帰りの去場安が青森の田舎町の富豪の「盲目で耳が聞こえす、口も利けない少女(介良れん)」の教育か係りとなります。使用人たちに「けものの子」のように扱われ、暗い蔵の座敷牢に閉じ込められていたのですが、安(あん)はれんの強烈な個性を感じ取り、その才能を開花させてゆく物語です。そのふたりの主人公の助演者として、津軽三味線を弾き歌う盲目の旅芸人キワが絡むのですが、このキワが小説のプロローグとエピローグに感動的な役割を果たします。 あー感動したなあ。
 
もうお判りでしょうが、そう主人公の介良れんの読みは「けられん」→ヘレンケラーであり、教師の去場安は「さりばあん」→サリバン なのでした。
 
kindleで、風神雷神という作品も読書中。これは俵屋宗達がテーマです。
さあー、図書館へ行って新たな文庫本も借りてこよっと。
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古希祝い

2025-02-11 16:53:39 | 日記

私に続きMRKさんも古希となり、20250210-0211に家族(長女&次と)で岩内高島旅館に泊まりがけで行って来ました。

高島旅館はかつては島牧村にあり、狩場山の麓の海岸にあったので、山岳ガイド時代には年に一度は登山ツアーで前泊利用をしていましたが、岩内に移転したあとは、1回泊ったような記憶はあるのですが、いつのことだったやら・・・。

料理旅館をうたっているだけあって、料理は豪華です。 特にアワビ料理は、炭火で焼いたり、海鮮鍋で煮たり、刺身で生ででたりで、貝類好きの私にとっては豊穣物であります。 このために先週は歯医者に行って、痛かった歯茎の治療までして用意万端ででかけました。

12月の私の古希誕生日にも北湯沢温泉にみんなでゆきましたので、贅沢な古希年でありました。

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感情の小さな起伏

2025-02-10 13:00:07 | 日記

札幌の友人KZさんから小型の耕運機を譲り受けてきました。私は旧小学校だった広大な敷地の中にある旧教員住宅に住んでいますので、手入れをすれば庭園や農園森づくりがいくらでも造成できるのですが、生来の怠惰性のためになかなか手をつけられていません。畑場所はミントが繁茂してしまっています。

それでも野菜作りに関心があるスタッフがいる年はけっこうな種類の自家野菜を作ることもありました。  なので、雪が消えたらすぐにでも雑草やミントがおがる前に処理をまずしなければなりません。それはスコップで除去作業をしなければなりませんが、あとはこの耕運機で耕すかなあと、心を入れ替えようと、「今は、」思っています。

が、改めて耕運機を確かめに行ったところ、これは小型のうえに電動ではありませんか。都会の家の前の家庭菜園用なんだな、きっと。 うちの圃場ではちょっと使い勝手が悪いかもしれない・・。

***

今日の夕方から岩内町の高島旅館に長女次女家族も来て、泊りがけでMRKさんの古希祝い会をします。高島旅館はかつて島牧村にあり、NEOS登山ツアー時代は年に一度は狩場山登山の時は宿泊をしていました。食事が豪華で有名な温泉宿です。 岩内に移転後も一度は泊ったような記憶があるのですが、あれも登山ツアーの時だったんだろうか・・思い出せん。

ともかくも1か月も前から楽しみにして、待ち遠しくてそわそわしている今日昼下がり。

と、自然に・・・モチベーションが下がったりワクワクしたりの、複雑な気持ちの今日この頃。

 

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お気に入り

2025-02-09 23:36:54 | 日記

TVドラマは連続して毎週観ているものはあのVIBAN以来はなかったのですが、このところホットスポットという日曜の10時半から放映しているドラマにはまっています。 バカリズムさんの脚本ドラマなのですが、田舎町に人間そっくりな宇宙人がホテル従業員として雇われているという奇抜な設定で、シリアスでもミステリーでもなく、なんだかおかしい・・クッスっと笑ってしまうといったユーモアに富んだ物語なのですね。

一方、読書は司馬遼太郎さんにはまっています。人生で二度目のはまりかな。竜馬がゆくに続いて功名が辻を読んでいます。 現代日本人の明治維新の概念はこの司馬史観にとらわれているといいますが、司馬さんの膨大な取材と資料集めを基に書かれたので、大方のストーリーは史実に近いのでしょう。が、記述は場面詳細であり、かなりのフィクションがあるのは間違いなく、創作小説ではありましょうが、だからこそ、読み手を飽きさせないものだなあと感心し、のめり込んでいます。

 

 

 

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怠惰だなあ・・・「趣味は?」

2025-02-08 23:37:44 | 日記

帯広方面で24時間で1mを越えるような積雪被害が出ているが、黒松内は例年よりも少ないtあね・・と、同じ様な写真をあげてしまった。

随分とブログ投稿が空いてしまいました。 一方Facebookは比較的にこまめに投稿をしていますが、ここのところは他の方の投稿をシェアすることも多くて、手を抜いているなあ・・。 一方では昨年の10月から厚手の大学ノートを手に入れて、1ページを4つに区切ってその左側に日記をつけている。右側は空欄として来年の同月同日用であり、つまり2年日記であります。 それよりも毎日ブログを書けばいいとは思うのですが、ブログは他者に読まれることを前提にして書いているので、それなりに書く内容には気を使っていますが、大学ノートの筆記は日々の出来事というか、単なる行動をつらつらと数行書くだけにしています。 たわいのないことだらけで実に怠惰な毎日を綴っています・・・。つまり、その日にあったこと、したことを夜に思い出す認知機能保持を目的としているわけであります。 自分の忘備録みたいなものですが、怠惰な内容なので、死んだ後に読まれたらいやだなあ・・・。

まー、ちょっとは考えながら書くブログの方が頭を使うので認知予防効果が高いとは思いはするのでありますが・・・。

と、ここでもたわいのないことを書いとりますがね・・・。 ここでは、もうちょっと思考しようと反省する晩であります・・・。

つい先日に「自分の趣味はなんだろうなあ」と思ったのですが、特に無し・・、この頃は、山登りも自然歩きもしないし、楽器を弾くわけでも音楽を聴くわけでもない、強いて言えばよくある「読書」となるんでしょうかね。 考えてみると、昔から文章を書くことは嫌いではない「人」だあることは自覚はしています。 10数年前ほどに新聞への連続コラムを道新や朝日で1年半ほど続けたことがありました。特に朝日新聞のは毎週1回半年ほど、自然に関わることを800字原稿を書いていました。あの時はけっこうしんどかったなあ。いつも題材になることを探し続けて感性を開きっぱなしにしていました。感覚がするどくなり、山をあるいていても1m高くなれば空気温度が変わることも感じられたし、森とも話せたし、BBQの焼き台に乗せられる前のホタテが怒っていることも感じたもんでした。

そこまで感性がもどらんとしても、もう一度「感じていることをちょっと深く書いてみる」ことを再開しようかな。

趣味は・・?

ライティングです・・と、応えるのも かっこええかなー。

 

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春を待つ

2025-01-25 11:45:17 | 日記

この冬は各地で大雪の報道があるけれど、当地は例年よりも雪がすくない。

道路から校舎玄関前までの50mほどは町の大型の除雪車が入って除雪をしてくれるのだが、巨大なオーガーで吹き上げたり、排雪板で押し付けてくれるので、この時期は2m以上の高さの雪となるのですが、今年は1mも満たない感じです。

ちょっと暖かくなると雪解けが進んだ3月下旬から4月のような風景となります。 であっても、春を待つ、具体的には校庭の桜が咲くのをいつもより楽しみにしている自分がいるのに気づきます。 年をとったからからかいなー。

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