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高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

消費期限?

2023-07-12 11:32:03 | プログラム ガイド

札幌ではコロナウイルスの集団感染で複数の高校が休校になっているようです。まだまだ油断をしてはいけませんね。 そんな中ですが自然学校へは海外国内からの来訪者が増えて来て忙しい、「特にキッチンまりこ」は大繁盛でMRKさんは「倒れそうだぁ」と、ぼやいております。

シンガポールと台湾からの団体滞在が連続しました。自然学校スタッフの地域コーディネイトも連携が深まり、農業体験、観光協会と協働でのサイクリングや渓流釣り、地域の人達指導によるそば打ち、浴衣の着付け、お琴鑑賞などさまざまな活動を展開しています。 このごろ言われているアドベンチャーツーリズムそのものの地域になっています。

その中で 北限のブナ林の散策は外せないプログラムなのですが・・、ここのところのアタシは散策路終点までご案内ができな~い。 すぐに息切れがしてしまうのですなあ・・。

一昨年に心臓の血管拡張のカテーテル手術をし、その経過観察(半年に一度くらい)の通院では、心臓弁膜症の気が見受けられるなんて診られておりまする。もしもの時のニトロ系の舌下錠剤を寿都神社のお守り袋に入れて首から下げておます。

人を森の中に安全にガイドするよりも自分の安全確保が大事になって来てしまった。 まるで、賞味期限は残っていても・・、消費期限が迫ってきているような逆現象だなあ。

とはいえ、夏はつづく・・・

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ガイド再開。

2018-08-21 12:17:01 | プログラム ガイド

思えば・・、昨年の今日は病院で手術を受けて集中治療室にいました。車にひかれてしまい、背中側の肋骨を13箇所も折るやらヒビを入れられてしまったのでした。 幸い、小さな肺挫傷はあったものの脊椎には異常なく、その後1ヶ月くらいのリハビリで退院することができました。 まあ命びろいしたのですが、上半身がガタガタになってしまい、しばらくは声もかすれて呼吸が浅くなっていましたし、歩くバランスが取れませんでした。 それも今は日常生活には支障なく後遺症と明確に言えるような状況はありません・・・。  

しかし・・・、

歩く速度がとても遅くなってしまいました。この夏、消波ブロックをよじ登ったり、カヌーを跨ぐのもぎこちなく、ときにはこけてしまうバランスの悪さも発覚してしまいました。 そして、ちょうど1年たった今日、事故後はじめて、年配の大人の人のガイドで歌才の北限のブナ林を歩きました。 終了点に出てきて、お客様より

「楽しかったです」とお言葉を頂き、とても嬉しかった。 そして、

「歩きやすかったです。私たちに歩調を合わせてくれたんでしょ?」と、

いやいや、それが今のアタシの歩調なのですとは、応えられんかった・・・。

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春の山菜

2018-05-05 13:47:06 | プログラム ガイド

ゴールデンウィークはパラパラとお客様が来校してくださいました。 子どもの日は、寿都町の樽岸林道(我々の通称)へ三歳を探しにゆき、帰ってきて天ぷらにしました。 ウドが十数cmくらいになっているものを発見。 あとは、コゴミ(と思ったが、これはヤマドリゼンマイじゃな)、ボウナ、フキの葉が開いてないモノ、トリアシショウマでした。 このトリアシショウマの天ぷらは食感が良くてなかなかいけます。

 

あったかいソーメンと一緒にいただきました。

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いぶり自然学校訪問

2017-07-10 17:38:54 | プログラム ガイド

一日目は、イコロの森を使った「KOROKKO 森のようちえん」に参加。 地域のママさん、学生さんも参加した協働体制が上手にできあがっていました。

二日目は主催活動で、支笏湖から流れ出るママチ川での川遊び。連日30度を越える暑さが続いていますが、川の水は痺れるくらいに冷たかった。 いぶり自然学校は、専従がふたりという小世帯ですが、じょうずに協働体制を作っているところが特徴です。黒松内でもできればと思うのですが、苫小牧という比較的大きな都市ならではかもしれません・・・。 いやいや、努力不足ね。

 

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いぶり上田深夜食堂

2017-07-07 20:53:33 | プログラム ガイド

キッザニアご一行のエコツアー3日目は、苫小牧のねおすグループ・いぶり自然学校へ。 一日目は木工体験。

校長の上田さんが凝り性で、「木育活動」が大掛かりになってきて、木工機械も集中中。この日のプログラムは木工体験。すでに縦引きしてある板材を選んでカンナをかけます、さらにサンドペーパーをつかってカッテングボード(つまり、まな板)へ磨き上げるという作業です。大掛かりではあるけれど、作業は単純で誰でもできるところがいい。このボードは、夜のディナーで鹿肉ステーキをのせるお皿ともなりました。

二次会は室内へ。 上田シェフの姿は人気番組「深夜食堂」のようでありました。 うえだ、やるね。 エコツアーに十分に耐えらえるサービスでありました。

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エコツアー二日目

2014-10-25 00:05:43 | プログラム ガイド

昨夜は自然学校ではなく、別の宿に泊まりましたが、朝食は自然学校へ。 町内のパン屋さん・マザーネイチャーが焼いたパン、手作りジャムやオーガニック野菜でのスープや果物を豊かな朝食でした。

半日のミニエコツアーを実施。 川の豊かさと環境保全、そして災害対策への河川改修の様子を視察しました。 自然環境と人の暮らし、産業と自然保全など、相反した事柄が環境問題にはあります。 さらには、原発とエネルギー問題。 寿都・黒松内には、人と自然との関わりを考えることができるいろいろな地域素材があります。

それにしても・・・、 中国の人と同様にサーモン・シャケには、みなさん大いに関心を持っていました。

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黄紅葉三昧

2014-10-19 19:30:52 | プログラム ガイド

今週はみるみると山々が色付きました。4日間連続して自然ガイドをしていました。

木金は札幌のHOPの障害者地域生活支援センターのご一行と黒松内の添別の森、黒松内山波ハイウェイを添別方面から。

土日は、ハイキング倶楽部あるっくぅで、仁木町の頂白山、そして、山波ハイウエィを旭日の野方面から歩きました。

紅葉三昧の毎日でした。 私が自然のガイドを始めたのは20年前(以上か・・)ですが、ここのところ、アタシはやっぱりガイドが好きなのだと自己受容をしています。 

素敵な北海道の自然があって、そこに身を置きたいお客さんあってのシゴトです。 ありがたいことです。

感謝です。





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弘法大師と赤ねずみ

2014-09-26 17:33:25 | プログラム ガイド

 昔、昔・・、北海道が蝦夷と呼ばれていた頃にも和人達は、ここ寿都・黒松内にも住んでいました。 和人たちは、アイヌが神様から授かりものとして捕り、大切な食料としていた海山の生き物達をたくさん獲り、お金に替えるようになりました。 そのため、いさかいも増え、人心が乱れ、争いも多くなっておりました。 それを聞いた弘法大使様は、たいそう心を痛め、仏の教えを広めようと船に乗って蝦夷地へ旅立ったのでした。

 ところが、ベンケベツ(弁慶岬)の沖合で大嵐に合い船は難破し、弘法大使様は海に投げ出されてしまいました。 荒波に揉まれながらも、息も絶え絶えで寿都の浜に打ち上げられたのでした。 運良く、アイヌの娘に助けられ、アシ・ヨシに囲まれた朱太川下流のアイヌに身体を休めることができました。そして、アイヌの娘の2晩もの看病のすえ、すっかりと元気になった弘法大師様は、寿都の町へ教えを広めに行こうと身支度をはじめました。 ところが、あれま、大事なお数珠がないことに気づいたのでした。 はてや困ったとあたりを見回すと、お数珠にしては大きめですが、胡桃の実が集落の周りにはたくさん落ちていました。

「これでお数珠を作ろう。 しかし、穴を開けて紐を通さねばならぬ。 さてはて、この硬い胡桃にいかにして穴をあけようぞ?」と思案していると、動物達がやって来ました。

「オレがやってやろう」とまず、ヒグマが前に出ました。 ところがあまりに大きな口と牙で胡桃を噛むもんですから、胡桃はぐしゃりと潰れてしまいました。 

次に、鹿が「アタシがやるわ」と申し出ました。 ところが、しかには前歯がありません。下の歯だけでは、胡桃はすべって噛むことすらできませんでした。

次に、クマゲラが「オイラの嘴でつついてやる」と飛んで来ました。 ところが、胡桃は胡桃はコロコロと転がって、連射突きができませんでした。

次に、エゾリスが「ぼくは、いつも食べているので簡単にできるよ」と、胡桃を前足で上手にはさんでカリカリと始めましたが、ふたつに割ってしまいました。

うさぎにたぬき、きつねや他の動物達も次々に名乗り出て、穴を開けることに挑戦しましたが、みんなできませんでした。

その中で、いつもはみんなから嫌われ者の赤ねずみが・・、おそるおそると前に出て、「私にもやらせてください」と言いました。 他の動物たちが、「お前のようなちびっ子ができるわけない」と大笑いをする中で、赤ねずみは、胡桃の真ん中をかじり始めました。 すると、なんということでしょう、見事な穴が開いたのです。 こうして、百八つの胡桃に穴を開け、アイヌの娘がシナノキの皮で上手に編んだ丈夫な紐を通して、大きな見事な数珠ができたのでした。

弘法大使様は大喜びで、赤ねずみの子孫繁栄をお祈りしたのでした。 それからです。 北海道に赤ねずみさんが増えたのは。

チャンチャン。

土ならししながら、百八個みつけました。 お数珠を作ろうっと!!

 

 

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あるっくうin寿都

2014-09-21 20:19:55 | プログラム ガイド

この秋、一番の大快晴の寿都湾でした。 海と空がさまざまな多い色合いを取り混ぜて輝いていました。 宇宙にある青い地球が止ったような時空の中でのお散歩でした。

寿都湾の東側歌棄にある江差追分の石碑、「忍路、高島およびはせぬが、せめて歌棄、磯谷まで」の前からまずは、ワゴン車のミニツアーでスタート。ニシン漁が盛況の頃、数多くの人々がこの地域に日本中からやってきていました。恋焦がれた若者ついてゆきたくとも、この先は険しい岩礁が続く漁場、ここで貴方を待つわ、との切ない恋歌でもある歌詞です。 最盛期には万の単位で人々が住み暮らしたことでしょう。

昭和でも人々は多く、学校もいくつもありました。そのひとつ、旧美谷小学校は漁具置き場になっていますが、木造の体育館が倉庫として残っています。昔の栄華を偲びつつ、美谷の海岸段丘の上に広がる集落を散策しました。

 

今も人々は住んでいますが、過疎化が進みもしています。時空がとまったような感覚になります。 たまにすれ違う地域の方と挨拶を交わしつつ、大きなそらの下、何色もの青が織り成す海を眺めながら高台をのんびりとお散歩です。

そして、尻別川の河口を見下ろす高台へ。 羊蹄山からニセコアンヌプリ、雷電岳を望む高台へ。

狩場山塊や大平山も見えます。 この地球は星だと実感できる大きな広がりです。

昼食は、ペンション・メロウさん。スパゲッティと小麦粉以外は、みんな手作り、地域の牛乳や海鮮。 おいしいシャキシャキサラダ、クリーシチュウに海鮮・トマトスパゲッティ、手作りパンにジャムの昼食も幸せたっぷりでした。

なんとも、贅沢な時間を過ごせました。 

地球に素直に感謝です。

 

 




 


 


 

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あるっくうin留寿都

2014-09-20 22:15:09 | プログラム ガイド

春から夏の忙しさにかまけて、開催できなかったハイキング倶楽部あるっくぅを再開しました。 今回のハイキング先は、夏の終わり、秋の始まりの留寿都高原です。

道の駅から羊蹄山やニセコが遠望できる高原地帯を4kmほどゆっくりと歩きました。 パークゴルフ場で自走式芝刈り機械に「ほぉ~」。 放牧の育成牛を見て、あずき畑やかぼちゃ畑を見、コクワやヌメリスギダケを少しばかり頂き・・、市街地ものんびりとゆきます。

あちゃあ、高くてとれないやあ・・と眺める参加者のキノコ好きの女子高校生。

北海道では、野山は、行ってはいけない危険な場所、山菜やキノコをとるところ、一生懸命歩くスポーツ的な場所、登山する場所の4つしかないように思います。 ハイキングという、田舎や自然を味わいながらのんびりゆっくり歩くというリクリエーションという概念や遊びがないように思います。

都会にないものがたくさんあります。行っては行けない場所・山菜・キノコを採るだけでない、行ってはいけない危険な場所と人が営む場所のバッファーゾーンを楽しむ活動が定着していないのではないでしょうか?

ハイキング倶楽部あるっくうのコンセプトは、歩く、見る(LOOK)、食べる(くう)です。

留寿都の素敵なレストランで食事をして、帰り道には露天風呂。



明日は寿都湾の海岸段丘の上の集落をハイキングします。

 

 

 

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