今回の春の体験活動は、野外へはほとんど同行しませんでした。事務室でひたすら年度末仕事と新年度仕事の仕込みをしている毎日でした。食事時に3分間ならぬ7,8分トークをしたり、廊下でひとりずつとっ捕まえてかまっていました。
山村留学をした小学生だった子ども達は高校入学へ。高校を卒業して社会人になる娘もいます。中学新学生も複数。人生の節目の子ども達もたくさんいました。
人様のお子さんは、離れていてたまにみるからこそ、その成長をとても感じます。 学校に行けなくて来た子が新学期から普通に行けたり、ちょっと位ですが斜に構えて小中送っていた子が急に大人になって、対人関係に悩んでいた子がみちがえるほどに元気になることもあります。
これは、スタッフ一人の力ではありませんし、自然学校の教育力なんてもんでもありません。
大家族というコンセプトでやって来ました。今回も小学2年生から中学生、高校生、大学生・・・あら、今回は30,40代がいなくて、一気に50代の家族だったなあ。 60代の地域の方々も来て下さったし。
そんな、お互いに関わり合って、嬉しいことも嫌なこともあっても 一緒に寝食を共に生活し、いつもと違う自然の中で過ごし、焚火を囲み、外にも泊まる、一緒に歌もうたう・・・この「場」の力です。
終わりの会は、来てよかったな、皆に会えて、一緒にあちこち出かけて楽しかったな、よかったなという気持ちが表情に穏やかに現れている温かな場となりました。
なんだか、私もしんみりとしました。