通称「田舎で働き隊」の正式名称は「農林水産省の農村活性化人材派遣支援モデル事業」といいます。援農や農業や漁業の研修生制度とはちょっと趣が異なり、農山村漁村地域への人材移入を広く支援してゆこうという制度で、NPO法人ねおすで北海道地区において、人材を必要とする地域と人とのマッチングを支援しています。
本年度は、道内の各地域に10か月程度の期間、必要とされる、特に交流事業を創出してゆく人材を派遣育成の支援します。 道の駅を拠点とした観光事業、有機栽培の組合の広報活動や交流事業、自然学校の運営、小学校の農山村交流プロジェクトの推進、農家民泊に海外からの集客を図るなど・・・の事業展開がテーマとなっています。
昨日の夕方、各地へ派遣される研修性が「黒松内ぶなの森自然学校」に集合し合同研修を明日まで行っています。 このために、思いきって今の勤めを辞めた(辞めてしまった)人達です。
この事業の意味や方向性を共有し、交流事業を創出してゆくために必要とされる基本的な概念、考え方をワークショップ形式で実施しています。 まずは、キーワードとなる言葉・・・
自己受容、目標と目的、フィールドワーク、ライフスタイルの転換、地域資源とは、自己開発、コミュニケーションに必要なことは、ネットワーク、ジョハリの窓、体験学習の循環過程などを講義形式だけではなく、ゲーム手法も入れながら、「体験学習」してゆきます。
新しい世界に入ってゆくスタートラインに立ったばかりです。試練はこれから数あれど・・あきらめないこと・・・前を向いて・・時には立ち止まり、時には後ずさりしながらも 少しずつ前進して、自分にとっても地域にとっても幸せな暮らし方を築いていって欲しいと思います。