自然体験活動の担い手を中心に集ったNPO自然体験活動推進協議会(通称CONE)が主催する全国7箇所で開催されるキャラバンフォーラムの本年度最終地である北海道大会が、大雪美瑛の国立大雪青少年交流の家で2月15-17日に開催をされました。 15日は資格更新講習でしたが、16日の午後から17日にかけてはフォーラム。私が、北海道大会実行委員長なので、現地事務局として、ぶなの森自然学校の面々、特に大類ちこさんが中心になり、その大役をはたしてもらいました。
これは3年間事業でその2年度目です。3年を通した大きな基調テーマは、「自然体験活動は次世代へ」であり、担い手の育成、特にリーダー的役割を持つ、私の次の世代の育成があります。そして、年度ごとテーマの今年は、「自然体験活動の社会的価値」でありました。 CONEはその設立準備時期も加えれれば20年を越える時代を経てきました。 解散したわがNPOねおすの前進である北海道自然体験学校NEOSが設立された頃に、それまでの青少年野外活動や自然保護・観察とは少しばかり趣の異なる環境教育などオルタナティブな(社会)教育的な観点が入った活動が次々と勃興しました。子どもの教育活動に我々のような立ち位置の民間が関わるようになり、文科省が 私たちを「民間教育事業者」と行政的にも故障するようになり、そのバックアップもあり、全国的な野外・自然活動団体のネットワークが進み、自然体験活動推進協議会が全国規模で立ち上がり、主として、その担い手育成を続けてきました。 その成果と言っていいでしょう。自然体験活動は啓発され自然に触れ合う活動、人々は相当に広がったと思います。
しかし、我々は蛸壺化していないか? 急速に変化する社会の中で他の業種・活動領域とはたしてしっかりと連携を進めてきたのだろうかという疑問・不安も出てきています。私たち自身がその活動の社会的価値を自己効力感を持っているんだろうか・・。 私はかなり早い段階から 活動ミッションに「我々は、社会関係性資本づくりが仕事である」と言って来ました。「自然はいいねえ・・、もっと楽しもうよ・・」だけではないでしょというわけです。 「自然と人、人と人、社会と自然のつながりづくり」がミッションなのです。 であっても 30年近くやっていて、参加者、担い手はまちがいなく増えたけれど、私たちの業界は自分たちのちからを自己受容できていないんじゃあないかな・・、と思うわけです。
自然活動でつながりづくりができる・・そんな観点から10の分科会を設定しました。 医療、農業、学校教育、まちむらづくり・・・。 力不足のためか、厳寒期のためか60名程の参加者でしたが、どの分科会、全体会でも深い学びの場が作れたのではないかあと自画自賛の振り返り中。
旧ねおすスタッフも ここあしこで、大会運営を担ってくれたことも嬉しい限りです。
最後の全体ふりかえりワークショップでは、自分自身の活動の社会的価値にフォーカス、明日からのアジェンダづくり、その宣言でした・・・。 短い時間ですが、しずしずと自分の心持ちをみつめてみると・・・
子どもの自然体験活動の場づくり・人づくりはもとより・・・ですが、
医療・介護と自然体験活動という領域に関心が高いことを再確認。 この繋ぎ手、開拓こそ、アタシが終盤に力を入れるべきことだ、はたまた アタシしかできないと自信を深めてゆくことだと 思ったのでした。
写真はぼやけているなあ・・・、それが現状も表しているかもね・・・。
フォーカスしよう!!!