高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

ドーパミン

2022-08-27 21:08:45 | 日記
この週末は主催事業の週末子ども自然体験キャンプ1泊2日を自然学校で開催中です。 イエティくらぶと称して、ねおす活動初期30年以上前から月1回で実施していましたが、今はイエティとは呼ばなくなってしまったなぁ・・

さて、この夏の時期はなんと言っても海活動がメーンイベントです。寿都町の弁慶岬の海岸の政泊(まさとまり)漁港はシーズン中になんども訪れる場所です。 かつてはウニ採りやらの小舟が集積し漁師小屋もウニの殻剥きが盛んでしたが、今は廃れてしまい廃港状態なのですが、私たちは今も使わせていただいています。現在は国道から港へ降りる小道には施錠が掛けられており自由に行くことができません。なんでも釣り人やBBQやる人のマナーが悪くてゴミが散乱したり、ウニの密猟があったりするので立ち入り禁止になっているのですが、私たちは体験学習ということで役場から許可をもらって利用させて頂いています。

磯場も広がっているので、海の生き物探しも子ども達には人気なのですが、なんといっても飛び込み遊びは人気です。岩壁の高さが2段あり、さらに防波堤の上からは水面まで4,5m程の高さがあります。私はこの最上段から頭から飛び込むパフォーマンスを子ども達に一昨年までは披露しておりましたが、元々腰が弱いし、2年前の交通事故で背中側の肋骨ほとんどを折るかヒビを入れるという重傷をおったものですから、けっこうな衝撃を感じるようになったので、その飛び込みは去年をもって止めました。 それでも岸壁からの頭飛び込みはこの夏も2,3度は決行しました。
 
しかし・・、今日は子どもの飛び込みを見ていても、アタシのモチベーションが高まりませんでした。ドーパミンが分泌されないんだなあ・・・。 そんな状態で飛び込んで怪我でもすればみんなに迷惑をかけてしまいますしね・・。
 
冬になると雪合戦が始まると、体育館でドッチボールが始まると、血が騒いだものでしたが、今はもう・・、そうならない・・・。 なんだかさみしいなあ・・・と、思うものの、それが歳を取るってことなんだろうなあ・・・。
 
残念。
 
 
 
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バイトの思い出

2022-08-27 11:16:47 | 日記

思い出話続きです……が、懐かしいレコードジャケット(という名称でいいのだったかなぁ・・・)をみつけました。

 

子門真人さんの「泳げたいやきくん」 昭和50年初めころに流行したのではなかったのかな。

当時私は学生でしたが、社会人山岳会で山登りに励んでおり、山にゆくための装備購入、旅費資金稼ぎのために学業よりもアルバイトに精を出しておりました。 なかでも「札幌デンジャーサービス」という山岳会の先輩が経営している仕事のバイト料がよくてまるで通っているように準従業員状態でした。

デンジャーが意味するように、高所での危険な仕事を請け負うのです。 今では都会で普通に見られるビル掃除でひとりがブランコに座って屋上から吊り下がって窓ふきする仕事のハシリでした。また、ゴルフ練習所の網の修理もアチコチでしていました。練習所の鉄柱を登り、横鉄筋を移動して穴の開いている網の上に到達して、そこから吊り下がって網の補修をする仕事です。 下段、中段,上段の位置によって時給が異なるのですが、一番下の区域は確か時給800円、中段は1000円、上段は1200円でした。 もう40年以上昔の話ですから、これはかなりの高給です。(その2,3年前の高校生時代に食品工場でのバイト時給が、たしか140円だったような記憶があります・・)

そのとき、やはり山岳会の先輩のデンジャーサービス常勤アルバイトといっしょにゴルフ場の鉄柱に取り付いている時に、この「泳げたいやきくん」の替え歌を作って歌っておりました。

♫ まいにち まいにち おれらは 鉄柱うえで吹かれて やんなっちゃうな  

    ある朝、店のおじさんと喧嘩して山に逃げ込んだのさ。 

     はじめて登った山のなかぁ、とっても静かできれいだな・・・・♫

ほんとに強風に吹かれて、網に煽られて飛ばされて宙吊りになったこともありました。 鉄柱の上に登ってみると、鉄柱はぴったりと一直線に建っていないんですね。 左右前後に傾いており、そのために横柱は網にかかる風圧を受けてジグザクなのです。 そこを這って移動するのですが、繋ぎ部分がボルトごと腐食している箇所もあります。 ロッククライムのようにロープで結び合いお互いの滑落時に備えているにはいるのですが、

「せんぱーい、この鉄骨ごと折れたら・・、」と不安がると

「ばかやろう!! そのときは 鉄骨ごと落下を止めろ!!」と。

むちゃな時代でありました・・。

 

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余市エコビレッジ

2022-08-27 10:02:20 | 日記

現在、ウェールズのカージフ大学生が自然学校にふたり滞在中ですが、同じく余市エコビレッジにも2名の同大学生がボランティア滞在をしています。すでに来日以来1週間ほどたったので、ビレッジの様子を見学に、あちらのスタッフとの交流をかねて出かけてきました。

 



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精二郎ブナ

2022-08-26 00:54:47 | 日記

自然学校の前に丸山という小山があります。この山頂付近の地名は地形図に「熊出」とあるくらいで、うちの地域に熊が出てくる通り道にもなっています。

ここに東京の民間会社による風車建設の計画があります。その社員さんを連れて、ここにあるブナの巨木へ案内をしてきました。以前に行った時はわずかに笹薮潅木に切り開き小道がついていたのですが、今はもう埋もれてしまっていて、入口を見つけるのに行き過ぎたりしましたが、林道から2,30mを藪漕ぎしてなんとかたどり着きました。

周囲はトドマツの植林帯になっているのですが、この巨木は伐採を免れて生きてきました。かつての森林管理官が発見し、その調査に同行したのですが、胸高直径は2m近くあります。なので、森林管理局だったかな環境省かなにも名称をつけて登録がされています。 その名は、「精二郎ブナ」です。

https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/koho/koho_si/forester/200803kuromatunai/200803kuromatunai.html

由来は、自然学校がある作開(さっかい)地域に入職開拓した和人の先駆者の小池精二郎さんにちなんで、私がつけました。

すぐ横までの植林二次林が伐採されておりました。 この巨木が残っていることを考えても、ここもかつては広い範囲でブナ林であったと偲ばれます。

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ノラカボチャ

2022-08-14 13:40:26 | 日記

腐った食べられないカボチャをほっておいたら、ノラカボチャとなりに繁茂した!! 小さな小玉も実り出している。

それを見つけた うちのネパール人嫁が歓喜!!  カボチャのツルの先部分はおいしい食材になるらしい。普通の畑からはもちろん勝ってに採取できないから、食べたくてもずーと食べられなかったとのことでした。

茎の筋を(フキでやるように)取って、クミンやカレー粉で味付けて炒めるだけで、ツル先の小さな幼葉もいっしょに食せます。うちのカミさんがちょっと調理してみましたが、シャキシャキ感ありで、これは意外とうまかったです。

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自噴

2022-08-14 13:38:13 | 日記

長万部の神社境内の森から突如として地下水が自噴し始めたと話題になっているので、さっそく野次馬根性で観に行ってきました。 付近は交通規制も行われており、お祭りでもやっているのかと思うくらいの人の通行もあり、屋台は出ていないもののにわか観光地化しておりました。

吹き出しそばまでは近寄れませんが、水柱直径は1mはあろうかというもので、そばの杉木のたかさほど、20mほども轟音をあげて噴き上げていました。 水温は地下冷水よりやや温かいが温泉湯ほどでないらしいが、メタンガスも含まれているので付近は立ち入り禁止になっています。

8月上旬に始まり、今も噴き上げ続けています。長万部温泉街に隣接もしているので、源泉への影響もでるのではないだろうか。 轟音は、ジュッジュジュと断続的に圧力がかかり吹き上げるという感じで、住宅も近いのでかなりの騒音でしょう。

いづれは止めたいらしいが、地域行政としては今のところ様子見との状態です。 大禍とならんことを祈るばかりです。

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野良人参

2022-08-11 07:42:03 | 日記
ノラニンジンなる名前をつけられた野草がある。夏の間に日当たりの良い道路脇などに繁茂する田舎では当たり前に咲き誇っている。 小さな花が密生した姿なのですが、その開花前後にはレースの網目模様になったり姿を変えるので、私は毎夏たのしみにしている野の花です。

ニンジンの原種とも言われていますが、根っこは白く細い。食べたことはありませんが、人参味はあるが、繊維質で食用には向いていないけれど、毒ではない「可食」ではあるらしい。野良人参と称してしまうとなんだか可愛そう・・・いろいと別名があります。
 
1.ワイルドキャロット
これは簡単に言ってしまうと【ノラニンジン】は野生化した人参だという事に、訳されているそうです。
~(1栽培種が逃げ出したのか、栽培種の原種なのか)

2.アン女王のレースの由来
イギリスを統治したアン女王のドレスの襟に由来する説と、レース編みが好きだったアン女王に由来する説とがあるそうです。
日本では、このお花は「レースフラワー」という名で流通していて、よくアレンジメントの中に入れたりして使われるらしいです。

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2022-08-10 12:34:16 | 日記

行方不明になっていた掟巻物が発見され、久しぶりに掲示されました。 2年前までは夏休みは、小中学生対象の3~4週間のロングキャンプを実施していました。 その当時の掟(おきて)を書いた巻きものです。「大家族」「全開遊び」がお大きなコンセプトであり、その2大約束事でした。

今時の若者らしく「ねばならぬ」という文言・語感に違和感を持つスタッフが現れて、いつの間にか掲示することがなくなって、この巻きものが行方知らずになっていたのですが、現スタッフが見つけて、この夏キャンプには久々に掲示されました。

すぐにパワハラなんぞが言われる昨今でありますが、それを恐れずに正当な理屈があれば、大人は子どもに対して「ねばならぬ」を強く伝えてもいいと思うんだがね、私は。

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帰還

2022-08-09 08:04:49 | 来訪者

ありがとね。 もう20年来、夏のプログラムの助っ人ディレクターとして7月から8月に黒松内ぶなの森自然学校に滞在して活動してくれる久恒さんが地元富士山麓へ今朝、帰還の旅へ出発(自家用車)。昨年からは息子さんのHAJI君同行です。 昨年よりもすっかりと馴染んでくれて、帰りたくないけれどかえる!って感じで成長を感じたな。 こちらの主催キャンプにも参加しましたが、それ以外は父子でびっしりと過ごすたっぷりの時間があったようで良かったよかった。

私も子育て当時に、夏に母親抜きで釧路川下りや道北の旅を彼らが小学生の時にしましたが、思えば、彼らは楽しかったのだろうかと中途半端なキャンプ旅な記憶があって、その方面へ出張ででかけると、なんだか切なくなるんだなあ・・・。

ところで、親子来校のきっかけは、去年から始めた旧スタッフ家族対象の内輪の「里帰り」キャンプ開催なのですが、こんどは冬の積雪期にも実施しようとの声があがっています。 私としては、擬似親族一同が集まるようで、じいさんの楽しみね。

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悲劇

2022-08-06 10:34:41 | 自然学校の日常

飼っているコケッツは雄鶏もいるので、卵を孵卵器で1ダースほどチコちゃんが温めていたのですが、うちひとつが孵ったことは以前に報告しましたが、生後2週間くらいはちょっとしたことでもすぐに死んでしまうそうだと聞いていましたが、チコチャンの養護が甲斐甲斐しく、その後順調に育っています。

が・・、校舎内で時々放しているのですが、目を離しているすきに、ネズミ捕りのトリモチシート(北海道では俗にチューペッタンという)にかかってしまいました。幸いにして発見がすぐできたので取り外しはできたのですが、羽毛が抜けたり、羽根がベタベタと引っ付いてしまい、地肌が見えてみすぼらしくなってしまいました。 元気は元気なので、そのうち回復するでしょう・・。

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