集会は、「原発に頼らない地域づくり」というテーマもあったので、小野先生からは地層のお話よりも、エコツーリズムの観点からアイヌははずせないコンテンツだとの話が多かったので、ちょっとしっくりとは腑に落ちない消化不良な感じをもった参加者もいたかな・・(アタシ)
集会は、「原発に頼らない地域づくり」というテーマもあったので、小野先生からは地層のお話よりも、エコツーリズムの観点からアイヌははずせないコンテンツだとの話が多かったので、ちょっとしっくりとは腑に落ちない消化不良な感じをもった参加者もいたかな・・(アタシ)
札幌地裁に集団訴訟していた泊原発の運転差止め、廃炉訴訟は差止めのみ地裁は判断しました。 原告も被告北電も控訴です。 同訴訟の先例地では高裁判断でひっくり返っています。 この訴訟は最高裁までゆくでしょう。 さらに10年はかかる裁判です。それまでに、社会世論を脱原発・廃炉原発にもってゆかねばならない。。。、
近辺で風車建設が相次いでいます。 トップの写真は我が家から海岸方面に行った浜中海岸の風車建設です。ここは寿都町ですでに最大級の大きさ(基底から羽根の上方先端までが100m)の風車が7,8基が建っていますが増設ではなくて、建て替えとも聞こえています。
別の場所の峠にあった大型風車もいつの間にか撤去されていました。これも耐用年数の為らしい。。20年も経年しただろうか。。、案外と老朽化が早いのだなあ。
この他、二社、それぞれ20基近い風車建設計画が、近くで起こっています。
4月9日は久しぶりに札幌へ。昨年に急遽カテテール手術をした狭心症の経過検診でした。 レントゲンや心電図をとったり、いろいろ検査をして、まっ、良好でした。 次の検診は1年後だそうです。
10日の夜に、核ゴミ最終処分場誘致をテーマにした演劇のDVD上映会があるというので、札幌滞在二泊となりました。コロナはオミクロン株の変異が続いていて、感染者は高止まりのまま。 人は出ているのだから仕方がないよなあ・・・。
で、この演劇は「ガラクタ」という題名です。 高レベル核廃棄物の処分場誘致にゆれる小さな町の騒動がモチーフなのですが、まるで、現実問題でゆれる寿都町がモデルでした。 具体的な地域住民の取材はなかったそうで、この脚本家は、いろいろな現実報道や資料を参考にしたのだろうな。 寿都町でも上映するか否かの話があるのですが、実際に観たことがある人がほとんどいないので、反対する寿都町民の会のメンバーも複数来ていました。
役者さんの各配役(町長やら、賛成反対住民、役場職員)への感情入れ込みが、たいそうで、大声でどなったり、泣いたりで、休憩を挟んでの3時間以上の上演なので、観ているのに精神的に疲れました。 これを寿都町で上映するのは、現実を想起させる場面がありすぎて、帰って「分断」を煽ってしまうのではないかと心配になりました。 しかし、主題は「対話」にある舞台なのだと思うのですが、対話とは穏やかに話し合う、言葉を飲み込み合うだけでは、だめだな・・、時には感情的にもなり自分の心底を吐露しあうことも必要ではないかとも思わされました。
私の住んでいる場所は寿都の隣町の黒松内町ですが、川隔てたすぐ向こうが寿都町であり、行政史的には、現寿都町域といっしょの村だった時もあります。 しかし、今は寿都には選挙権もないし、気持ち的には寿都住民にも近いのに、歯がゆい位置にいる住んでいるアタシです。
昨秋の町長選挙で、賛成派候補が再選されて、町民運動としては、なんだか今は沈静化している雰囲気なのですが、文献調査だけではく、次の概要調査まで踏み込もうとするような町長の雰囲気もあり、住民投票も視野に入れての、「待て、待て!!」状況なのですが、逼迫感がありません・・。 アタシの立ち位置で何ができるのだろうと悩ましい・・・。
町民の会は、「子どもたちに核ゴミを残さない町民の会」なので、やはり私にできることは、寿都の自然のすぼらしさを子どもたちに、大人たちにも再確認してもらうような催事開催かな・・・。
核ゴミ最終処分場の調査受け入れが大きな焦点となった寿都町の町長選が終わった。私の今の思いをつれづれに書き残しておこう・・・。
寿都町は高レベル放射性廃棄物の地層最終処分場の適地かどうかを国が調査することが、現職町長の独断で始まってしまい、全国的に有名になってしまいました。 私のところにも「寿都」ってなんて読むの?てな照会が来ます。「Suttu/すっつ」と読みます。語源はアイヌ語で、シュプキ(ツ)・水辺に生えるアシ(ヨシ)が多い場所という意味のなのですが、それを和名漢字で、「寿都」と表したのはいつの頃でだれの発案なんでしょうね・・。 和人が入りニシン漁盛んなころに大いに栄えていた頃なんでしょうね。 寿(ことぶき)の都(みやこ)なんて、素敵な豪華な地名ですよね。
20代の頃に岩登りによく小樽に通っていて、駅前バスターミナルから発車する「寿都行き」バスの表示に、いったいどんな場所なんだろうと想像したもんだが、まさか、自分がそこを永住定住の地にするとは思ってもいなかったなあ・・。
私の住む寿都郡黒松内町南作開地域は、目前を流れる朱太川を挟んで現在の寿都町と隣接している。古くは現寿都町の集落と同じ行政区にあったこともある。寿都町は寿都湾沿いに長く行政区が岩内・泊方面に延びており、泊原発からは30km圏内に入っています。原発で何か小さな事故があれば、当地より後方に所在する寿都町役場にはその緊急連絡が入るという協定が結ばれているのですが、私の住んでいる場所は寿都役場より原発に近いのに、30km圏内に行政区がかからない当町役場には連絡は来ないという微妙な位置関係にあります。
つい先ほどに、連れ合いのスマホ(au)に「原発で事故があったので屋内退避を」という緊急アラームが来て驚きました。当町の各戸に設置されている防災無線は無言だし。。、さっそくNHKをつけても何の速報もないし・・、ちょっと慌てて、何?何?何?と、facebookで照会をしたところ・・、すぐに回答が複数入り、「今日は原発事故防災日とのことで、避難訓練が行われている」とのことでした。
たぶんauの電波塔が身近な寿都にあるからなんだろうと解釈しました。私のdocomoはアラームがなかったので、ここはauがベターなんだなと確認ができましたが・・。
話は戻して・・、
寿都町はすでに全国初の核廃棄物・高レベル放射能廃棄物の最終処分場としての立地調査が始まっています。 現職K町長が、丁寧に町民の意見を聞いたわけでなく、町のいわゆる有力者との会合だけで、「肌感覚では町民の半数は反対ではない」と訳のわからぬ非民主的独断で文献調査なる工事候補地としての入口調査の受け入れを表明し、すでに原子力発電環境整備機構(NUMO)という経産省所轄の国の純行政機関が事務所を解説して調査を始めています。 文献調査とは、過去にある地質や自然環境などの文献を調査して、地下処分場を建設するのに不都合な文献はあるか、ないかを調べるわけです。 そもそも、国は事前に建設可能地を全国地図(科学性特定マップとかいったかな)で示しているので、それをさらに詳しくあたるということです。 しかし、もっと多くの建設敵地を探し出したい国としては、やっと手をあげた地域が不適地となったら、すでに出したその科学性に基づいたというマップに信ぴょう性がなくなってしまいますから、文献調査は通過するのは目に見えています。
そのうえで次の段階の概要調査に進み、実際に地質などをボーリングなどによって調査します。さらに三段階目では、建設計画を立ててその設計の可否を調査することになっています。だから、万が一に建設開始にいたるまでも20年近い時間がかかります。その調査期間に毎年、10億とも言われる交付税が国から入る仕組みになっているのです。
余談ですが・・、その交付金は調査町の隣接町村にもその半分は配分ができることになっているのです。当黒松内町は隣接町なので、その対象で、寿都町から1億円近い金額だったかな(7500万円?)受けるか受けないかの照会がありましたが、すでに反対表明をし条例にも謳い込んでいるので、当然に拒否しました。
現職は、調査だけ受け入れて、お金を頂き、第二段階に進むかはその時に賛否住民投票をすると言っています。反対候補は、現段階で調査撤回、交付金ももらわないという公約でした。
私、寿都町の温水室内プールによく言っているのですが、先日、その窓口の管理人さんから・・、
「なんで、黒松内のプールに行かないの?」と、聞かれました。 なにも拒否されたわけでなく素朴な疑問風に・・
私「黒松内のプールは冷たいんですよ」と、そしたらね・・
「7500万円もらって、改修してもらったら良かったべ」と返されたんですよ!! その回答にびっくりして、次の言葉がでずに無視しました・・・
選挙結果は、推進現職55.2% 反対新人44.7%の得票率で現職当選でした。 小さな町ですから、得票は、現職1,135票、反対新人900で票差235票でした。現職6期連続となります。この差は、120票が動けば当落逆転ですから、地域としては少差です。 なお、同時に行われた1名の補欠町議選挙は、現職町長派でなくて、反対候補が当選しました。
大きな支持を受けて5期も町政をになってきた現職町長ですから、対抗馬に900票もあったことは、それなりに真摯に受け止めるような勝利の弁を表明していましたが・・、
原子力発電堅持の国策ですから、NUMO=経産省管轄は、高レベル放射性廃棄物最終地下処分場建設はなんとしてもやらねばならないのです。(そのための組織だ) 建設に前向きな様子をみせる地域は手放すわけはない。町長が変わって調査受け入れ取り下げたとしてもその受け入れをした事実は残り、新たな賛成町長が現れるまで候補地で有り続けます。 住民投票で否の結果が出たところで、公共性があるということで、あの手この手で建設へのアプローチを続けるに違いありません・・・。 なんでも地元小学校までも授業しにいくらしい・・。
沖縄の基地建設問題、古くは成田空港の三里塚闘争のように、地域ばかりではなく、日本中の反対する人々を巻き込んだ国家権力への反対闘争に突入してゆくのではないかと危惧しています・・・。
私のご先祖様は甲州なのですが、その昔、地域のために尽力していたはずの武田家の統治がおかしくなって来たことに抗議するために、武田家の墓の前で切腹自殺をした人がいたと聞かされてきました。 そんな血筋が騒ぐのか、いっそのこと、役場かNUMO事務所の前で焼身自殺抗議をするかと過激な妄想もします・・。 まあ、そんなことをしても、3月31日のパリのフランシーヌのように おばかさんであまりにも悲しいことになってしまいますから、そんな妄想に厳重に蓋をしていますがね・・・。
核ゴミ、特に高レベル放射性廃棄物の処理問題は、今原発を止めたとしても、すでに、青森県六ケ所村や現在の各原発施設に数多く保管されたままでいます。国は青森からそれらを移設するという簡単にはできない約束もしてしまっています。 じゃあ、どうするのということなのですが、私は学術会議も提言しているように・・、
一、現在の廃棄物は、今あるところから移動してはならない。つまり、その地域で半永久的に保管する。
一、地震多発、隠れた断層が数多くある日本では、地下埋没処理はしない。
一、現在ある場所で、半地上状態、つまり人間が安全を確認しやすい状態で保管する。
一、そのうえで、放射性物質の無力化の科学的研究を推進する
というのが、ベストだと考えています。
なににもまして、この核ゴミ問題は、いち地域の問題ではありません。日本国民全体の問題です。ひとりでも多くの国民が、この問題を捉えて、考えて行って欲しいものです。
あえて、書いてしまいますが・・、
調査だけで国から高額な交付金をもらって、調査だけでやめることが、万にひとつできたとしても、それを前提に町政の財源として、国民全体の税金からちゃっかりと貰おうなんて、みえみえの詐欺をするようなことであっていいのかぁ!! なにか、ことは地域住民の道義性を疑われてしまうよ~~~~!!!
隣町寿都町では、核ゴミの最終処分場を建設するための文献調査が町長の独断決裁で開始されています。その実施主体のNUMOとは、原子力発電環境整備機構(NUMO)といい国の機関です。原子力発電所で使い終えた燃料を再処理する過程で発生する高レベル放射性廃棄物等を地層処分する事業の実施主体で、最終処分場建設予定地の選定から最終処分の実施、処分場閉鎖後の管理等、最終処分事業に関する事業全般を行います。
NUMOが主催する(NUMOが主催すること自体が寿都町不在なのですが・・)対話の場が町内で順次開催されています。地層処分の開設説得会でしかないのですが・・、その対話の場の参加者は公募もなく寿都町から委嘱を受けている人たちだけで構成されていること自体も、その場自体が「地層処分ありき」であることがそもそも問題です。 昨日「寿都町の将来を考える会」みたいな集まりへの参加者募集が別途始まったようですが、この主催者もNUMOなのです。
これに対して、町民や北海道全体でこの問題を考えようという組織での対話の会合も始まっています。自分たちの町の将来のことを自分たちで考えてゆこうとの機運が生まれていることに希望を感じます。
秋にある町長選では、核ゴミ最終処分場建設につながる調査をも反対する元町議・元役場職員が立候補を表明しました。私は隣町住民ですので、選挙には直接関われないことにもどかしさをとても感じています。この問題はいち地域、いち町村で決定されるべきことではないのですが、法律の建て付けは、それができるようになっているのです。
しかし、近隣町村だけでなく、北海道民、国民全員が自分ごととして考えて欲しいことです。
(公財)日本環境教育フォーラムの総会後の事業報告会にZoomで参加しました。海外事業の報告でインドネシアでのパームヤシのプランテーション問題への課題解決への取り組みを聞きました。
正直言って「知らなかった」・・・・。
パーム油とは、さまざまな食品に含まれている植物性油という名称で含有されています。 マーガリンなど食品から石鹸・シャンプーなどでも植物性だとうたわれているものには、このパーム油が使われれています。
このヤシ畑は、植物動物の多様性ある森林が広大に伐採されて植林されて(プランテーション)、地域住民の低賃金労働によって人工的に作られているのだ。変わらずの先進国と言われる経済豊かな国の生活・食料材として貧しい国々から安価に収奪している構図があるのだ!!