いよいよ、本日より2014年、夏の長期体験村が開催されます。 ここ10日間近くは次々と合流してくる長期ボランティアさんや海外からの学生さん達、そして、チーフディレクターのふみぞうを中心とするコアスタッフ体制づくり、スタッフ全員のチームビルディングに傾注をしていました。
へたくそな英語とBody languageを駆使して,海外勢に「なぜ、やるんだ」と理念を伝え、酒を交わし、海に川へ行き、学校受け入れ事業ではプログラムデザインと実施をしてもらい、一緒に周辺整備をしながら過ごしました。一昨日の晩は、くたびれ果ててダウンしました。
ご覧の若者達の表情からわかるように、上々の仕上がりとなって来ております。子ども達を受け入れるモチベーションは高まっています。
そんな中で、昨日は英気を養うために学生・若者ボラは休息の一日でした。その午後に台湾の新竹教育大学から正式なインターンシップで来ているビビアンから、彼女の研究テーマでもある自然学校の自然体験型環境教育についてのインタビューを受けました。 質問は多岐に渡り、なかなか説明することが難しかったのですが、2時間以上、通訳役をかってくれた香港人学生のミッフィーを頼りに、いろいろな意見交換もできて私も感化されました。 特に、子どもと親の関係についての質問は、核心をつかれたようで、私も考えさせられました。
「この体験活動を通して、子どもを送り出した親にも変化や影響はあるか?」
私がこだわる自然体験型環境教育は、目の前にいるお子さんが対象なので・・・・、その手法や効果・影響についての、なぜ、どうして、という問いには、経験を重ねてきたので、それなりの論理性を持って答えることはできます。
しかし、親御さんについては、しっかりとアンケートをしたことがないので、はっきりしたことはわかりませんが、自然教育や環境問題に関心を深め、行動へ移されたお母さんもいらっしゃるとは思います・・・。
ビビアンの質問で思考を巡らし、そして、若いボランティア諸君と接し、さらに、今朝、私やぶな森のfacebookに書き込んでくれた何人かのコメントを読んで、はた!と気がつかされたことがありました。
「そだちば」事業という若者を対象とした活動を昨年からNPOねおすの事業として明確に位置づけています。これは、若者の社会的コミュニケーション力を高めること、自分の力で自分の暮らしと生活をつくることができる人になること・・・・が目指す人材像としているのですが・・・、
もっと、シンプルに考えると・・・どういうことなんだ???? (昨日のインタビューの応えで、このsimpleを連発していたアタシ)、
ロングキャンプは1999年から開始しました。以後、夏冬春と1ヶ月から1週間のキャンプを毎年継続しています。 今年はなんと、15回目の夏となりました。スタッフをしてくれた数多くの若者たちが黒松内ぶなの森自然学校を通過(卒業)してゆきました。初期の頃のスタッフは、すでに30代、40代に入っています。 それぞれが社会生活を営み、子育ても始めている連中も数多くなりました。
改めて、もう一度、冒頭の写真をご覧下さい。 今年の若者たちです。この写真の若者たちも、今日から目の前に現れる50名を超える子ども達と共に、そして、これから生まれる彼らの次世代の子ども達と未来を生きてゆきます。
子どもの面倒をみれない大人ばかりになったら・・・・、こりゃぁ、たいへんなことだ。
「大人になるためには、子どもの面倒をみれる(観る、看る、視る、診る)ようになることが大切なんだ!!」
「大人になるためには、子どもを成長させるように、できるようになることが、まず大切なんだ!!」
と、改めて、気づかされた朝です!!
すると、すでに大人になったらしい爺さんの役割とは何ぞや?
若者を大人にすることではないか??
それができなくして、爺さんとはなんぞや??? と 爺道を探求し始める予感がある、私の夏の長期村がスタートです。
開村ウエルカムパーティでは、怒髪天の「大人のススメ」を、子ども達が引いいてしまうくらいに、高らかに熱唱するつもりであります。
実は・・・、若者スタッフへのエールです。
♫ おとなは最高! おとなは最高! ぜんぜん楽勝! 恐るに足らず! 行こう! ♫