苫小牧いぶり自然学校は、企業が所有する元研修施設を利用したフィールドです。代表のうえだんなが、時間をかけて居心地の良い時空を作り上げています。今回のメインプログラムはエゾシカの解体
肉をブロックにしたり、ミンチにして食しました。また馬搬体験や木工クラフト体験で過ごし、洞爺湖に移動、SOTOASOBUの江川さんのジオガイドを受けて黒松内へ。
黒松内では、ぶな林ガイドや森林療法プログラム体験。
台湾からの親子滞在のお二人と隣町蘭越の農家、下島さん宅へ訪問交流をしました。お近くで新規就農でイチゴなどを作っている牧野さんも来られて, 焚き火で棒パンを焼いたり、台湾の自然の話や下島さんよりは後志で増えているアライグマについてのプレゼンをしてもらい、交流をしました。
自然の中での交流コミュニティはなにも自然学校の専売ではなくて、さまざまな形態で星の数ほど現れること、それらがお互いにネットワーキングしてゆける社会づくりを続けてゆきたいものです。
私の思い出にもにもなる、よい受け入れツアーでした。シンガポールから中国系の5家族15人が5泊、自然学校に体験滞在(12/17-22)されました。前後には小樽や登別への観光もありましたが、メインは冬の黒松内体験です。
雪の体験を楽しみに来られましたが、暖冬少雪の冬の始まりで、先週の雪がほんの少しばかり路肩に残っているだけですが、それでも熱帯から来た子等は大喜びでした。
海外からの観光客を増やそうと、いわゆるインバウンド流行りの日本ですが、有名観光地でもない人口3000人未満の小さな黒松内町にある自然学校にも、今年も10組みほどの来訪者があります。 若者のボラ滞在もありますが、ツアーとして来訪先に選んでくださる方々もいます。そのほとんどは、中国や台湾で私が自然体験型環境教育を紹介した講演などで興味関心を持ってくださった方がまとまって来訪するので、そもそも私たちの活動に関心が高いこともあるので、喜んで頂いています。 ちなみにどんな日程で滞在しているかというと・・・、
12/17 17:00 貸切バスで到着 オリエンテーション 校内敷地案内 大人はゲストハウス泊、子どもたちは校舎大部屋泊。これすら大きな体験ですから、最低限守っていただきたい施設利用のお約束ごとの共有。
12/18 町立のビジターセンターであるブナセンターへ。近くの森歩き、木工体験。 町内在住の画家の上田さん宅訪問。(ポストカードだけでなく、原画が売れましたあ)。小さな郵便局で切手購入。
12/19 雪のある広場で雪遊び。 児童放課後活動に合流。 温泉
12/20 ニセコ五色温泉へ。たんと雪のある場所で雪遊び 温泉
12/21 図書館で交流、町内の蕎麦愛好会の指導の元で蕎麦打ち体験。中学生と英語交流、町内移住者の和菓子屋さん訪問 温泉
と、地域交流をメインとしたプログラムを組んでいます。
観光地づくりのための地域ではなくて、地域づくりのための観光がプログラムの基本です。プログラムの仕込みの段階でけっこう緻密な準備(アポ取り調整)が必要なのですが、地域の日本人交流がたくさんできた活動となりました。
参加者の子どもが、「大人になったら、ここで働きたい」とコメントをくれたことが嬉しかったな。
12/18
中国から DAO NATUREという名称の自然学校のおふたりが1週間ばかり視察滞在しています。
DAO=タオ=道です。
(ウペキペキア)老子によれば、道とは名付けることのできないものであり(仮に道と名付けているに過ぎない)、礼や義などを超越した真理とされる。天地一切を包含する宇宙自然、万物の終始に関わる道を天道(一貫道ともいう)
彼らの活動をパンフレットでみれば、Focus on the nature, focus on the families, focus on the children とあり、加えて タオですから、理念的なことは 私達と同様なものだと察知できます。 子どもの活動の写真を見れば私たちと同様な活動のように見受けられます。 中国では、今、Natue School活動がたくさん始まっています。 ここ5年前くらいから、中国や台湾の日中台の複数のコーディネイターが活躍してくれているので、急速に交流が始まっています。 ぶなの森自然学校でも日中市民ネットワークのファンシーや ぶな森のスタッフも2年近くやってくれたリーハンのおかげで中国や台湾からの同業者の視察滞在が続きています。
今回はおふたりです。 中国ではビジネス的な競争があり、なかなか同業同質の団体のネットワーキングが進みませんが、それでも少しずつ連携が始まっています。 日本でもそういう傾向は当初こそありましたが、「隠している時でない、いいことは共有しよう!」という掛け声みたいなものがあり、一種の「運動的」な感覚でネットワーキングが進んできました。
私のできることで、東アジアに日本風・日本型の自然学校が広まることに寄与してゆきたいと思います。
今日は、黒松内中学校の総合学習の発表会にもお邪魔して中学生と交流し、午後には隣の地区の地域のお餅付き会にも参加してきました。
午前中は北限のブナ林ガイド。
まむ&たーぼの中つち農場を見学後に登別フォレスト鉱山へ。
登別フォレスト鉱山へ移動。ここは登別市が建設し(元廃校舎の全面新設改修)NPOが指定管理者で運営しています。設立時のソフト開発はNPOねおすが受託し、開設後2年だったかな、ねおすが運営受託をしていましたが、地元NPOが立ち上がり、旧ねおす職員も移籍して運営をしています。現在は職員雇用も独自募集採用をしています。官設民営としては、成功事例でしょう。主催事業もさまざまと展開していますが、特に市民活動が盛んで、さまざまな市民団体がここを会場にさまざまな催事を企画運営しています。そのボランティアコーディネイトは簡単にはマネができないレベルに到達しています。すごいもんだと感心しております。
一行は、ここでは例年自炊。本場餃子づくりが定番化しています。 私も随行。明日は採石プログラム予定です。その後は黒松内に帰ります。
ツアー二日目は大沼牧場・パドゥミュゼへ。 私は同行しませんでしたので、写真がありません。
三日目は、我が黒松内へ。 お天気は上々の毎日が続いています。 今日は大沼からの移動、寿都町で自然学校が活動フィールドにしている場所をご案内しました。
夕食は、これまでふた晩、お肉だったので、お魚料理がメインのまりこキッチンでした。
ここ数年、秋の恒例になっている4回目かな、中国から自然教育・自然学校に関心のある方々のケーススタディツアーが今年も10月16日からスタートしました。今回は訪問ルートを 苫小牧・いぶり自然学校⇒大沼流山牧場・パドゥミュゼ⇒黒松内ぶなの森自然学校⇒登別フォレスト鉱山⇒東川・大雪山自然学校に変えました。 途中で、豊浦のオーガニック農場の 中つちや、支笏湖でカヌーかのあにも訪問する予定です。
夜は、けっこうワイルドにBBQ(寒いんで、食事は室内でしたがね)
ネット決済ができるようになっていました。 特にWechatペイで野外で日本円で物品販売ができたのには驚いたなあ。いぶり自然学校時代の先端を行っていますが・・、この消費増税のポイント還元はどうなるんだろう・・・うん?!、
その場で還元された金額で決済されているのかな。