高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

新鮮物

2017-01-31 16:24:06 | 日記

1月31日

30日の夜10時八戸発のフェリーで翌日早朝に苫小牧着。 黒松内はさほど雪が増えてはいませんでした。 帰り着くと、千葉からふっくらアンパンのような椎茸がごっそりと届いておりました。

ほどなく寿都の漁師さんからホヤいらんかぁのお声がけ。さっそく取りに行ってごっそりと頂きました。 海が荒れて定置網に勝ってにひっかかってしまった、はずすのに手間がかかり、売りに出せないやっかいものだそうです。 新鮮そのものであります。

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三陸南下

2017-01-31 16:23:17 | 日記

1月28日 三陸ひとつなぎ自然学校の5周年イベントに参加のため28日の苫小牧発のフェリーに久しぶりに乗船。 もんじぃと翔太郎がいっしょです。

29日、八戸の早朝、探しに探して朝食が食べられる朝市を発見。結局以前にいった場所と同じでした。名称は、「八戸市営漁菜市場」。 名前をインプットしておこう。しかし、途中で道を聞いた地元の人も場所はわからないというのも、・・・・・であった。 地元の人が地元のことをよく知らないのはどこでもいっしょなんだなあ。 反対に地元の人が地元のことを良く知っていて案内もできるのが、小さくとも元気で活性がある地域なのかもしれないとも思いました。

釜石へ南下中の三陸の被災地は、どもでも土盛りや防波堤造りの大きな土木工事の真っ最中でした。これだけ大きな工事をして、果たして人々は戻ってきて住宅を建てるのでしょうか・・・。いささか懐疑的にもなりました。 国土強靭化方針で巨大な構造物を作るより、一件ずつ高台で家や公営住宅を建てた方が全体経費が安くなるんじゃあなかろうか。

海岸線の国道からは防波堤しか見えなくなっている場所がほとんでした。 16時ころに会場の釜石根浜の宝来館に到着。 

「さんつな同窓会」と銘打った集まりでしたが、初期の頃のボランティア、支援者は私たちと岩木山の高田さんくらいで少なく、最近のボランティアさんが多いようでした。

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ミニツアー

2017-01-31 16:20:55 | 日記

1月29日

被災地のミニツアー。 片岸地区の住民が避難した栗林の集会所は、ねおす・北海道ボランティアチームが集中的に支援した場所です。 当時のいろいろな思い出が去来します。

 寿都町からホッケをたくさん持ち込んで、みんなで炭火で焼いたこと。漁師町の人たちが1ヶ月近く魚を食べていなかった。 いろいろな炊き込みチームを受け入れたこと。頼まれれば、すぐに集めて届けた支援物資のことなどなど・・・・。

さんつな支援から独立した黍原さんの三陸駒舎へも訪問。馬と暮らすをベースにしたファミリーサイズの自然学校です。 さんつなとも連携して相乗効果が期待されています。

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新ボラセン、さんつな事務所

2017-01-29 16:22:03 | 日記

1月29日

仮設住宅の一室を本部事務所にしていた三陸ひとつなぎ自然学校は、居を移し一軒家になりました。部屋数も多いので、ここがボランティアセンターも兼ねます。通称さんつなハウス。今夜はここへ泊まります。

夜は、全員で釜石市街地に繰り出して、居酒屋「たそ彼」へ。ここは、支援活動をメインに行っていた片岸地域の人々が避難していた集会場のリーダーだった柏崎龍太郎翁の弟さんが経営しています。 津波で店は全壊しもう再開は無理と思ったのですが、瓦礫の中に店のカウンターだった一枚板を見つけて、一念不生して2011年6月には店を再開したという不屈のマスターです。

二次会にはカウンターのみの小さな居酒屋が立ち並ぶ新「のんべえ横丁」へ行きたかったのですが、昨夜の就寝が3時頃だったので、今日は粋あがらず・・・。 さんつなハウスへ帰りました。

被災地支援の仕事はフェーズを変えていまも続いています。子どもの放課後活動、漁師さんなどの産業支援などなど・・・。 当日も5人ほど全国から来て滞在中。 翌日は朝9時からあちこちへ仕事にでかけてゆく様子は2011~12と変わりがありませんでした。

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さんつな5周年

2017-01-28 16:19:34 | 日記

1月28日

三陸ひとつなぎ自然学校(さんつな)が釜石に設立されたのは大震災の翌年で、もう5周年なのだなあ。それを記念して、「さんつな同窓会」という集まりが現地の旅館、宝来館で開催されました。私は、もんじぃこと吉崎文浩さん、山崎翔太郎さんと三人で、昨日、苫小牧発のフェリーにのり、早朝に八戸へ到着。夕方に釜石に到着しました。

参加した人は初期のボランティアは数少なかったのですが、30名ほどが集まりました。まずは、震災直後から三陸ひとつなぎ自然学校が立ち上がるまでについてを 草野氏@えぞろっく、柏崎未来さん・じょい@さんつな、高木と三人で斎藤学@元ねおす・釜援隊の司会で座談会。

続いて、伊藤代表@さんつなによる、今、そして未来への講演。 ボランティアから現地や他所で起業した人達の報告。 起業した人やキーパーソンが連携協働する新たなまちづくり会社も設立したとのこと。 仮設住宅に住む人々もまだまだ多く、高く積まれた盛土の上にはまだ建物も少なく、復興はまだまだだけれども着実に人は立ち上がり繋がっていっていることが肌身に感じられた。

交流会では、地元の漁師や山の母さんらによる郷土料理を堪能。そして、かあさん達扮する土俵入りや相撲甚句、釜石音頭の踊りの披露など、サプライズおもてなしもありました。

着々と前進をしています。とても参考になり刺激的な会合となりました。 みなさん、ありがとう。

 

 

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2017-01-27 12:15:26 | 日記

二つ玉低気圧の接近で道内は大荒れですが、暖かい空気が入っているので、なんと雨模様です。

上空はごぉごぉと唸りをあげています。学校の園庭に雪の迷路を造りたいのすが、道路は冠水している箇所がたくさんあります。この雨で雪解けが進んでしまう。そして、これで冷えれば雪は凍結して氷になってしまい、作業も大変になる・・・・、あ~あ。

今日の夜はフェリーに乗船し八戸にあす早朝着。ひさしぶりに釜石を目指します。三陸ひとつなぎ自然学校の5周年・同窓会フォーラムに参加して来ます。 フェリーも揺れそうだなあ。同行者は、もんじぃこと吉崎さんと しょーたろうこと山崎君です。 爺さんふたりのお守役はたいへんだな。

あっと、写真は私の事務机前にぶら下がった TTMが製作中のたぶんこの後、スモークされる肉たちです。

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さぶい

2017-01-24 17:14:36 | 日記

今日はしばれるほどではありませんが、しかし、寒いとはちょっと違うな。「さぶい」だな。 朝8時くらいは、外に出ると鼻毛が凍る感じで、ヒゲにかかる息も氷結しましたので、マイナス12、3度くらいでしょうか。 道内内陸部では氷点下30度を下回った地域もあるようですから、それから比べれば17,8度も気温が高いのです。

現在、17時半、デジタル外気温計はマイナス6.6を表示していますので、道内最低気温と比べれば25度も温度が高いのであります。 南の国の人にはわかりにくいですね。 マイナス20度にならないと「しばれた」感はないなあ。 この気温になると、シャボン玉が凍ります。釣り上げたばかりのワカサギが水から揚がとピクピクピクを動いていたと思うと、そのままシャッキと冷凍になります。

あ~恐ろしや、おそろしや。

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沈黙

2017-01-23 13:23:06 | 日記

遠藤周作さんの小説「沈黙」

たしか、高校生の頃に遠藤周作ブームがあって、この本も手に入れたが、重いテーマに読みきれなかった記憶がある。 そして、映画「Silence」が上映されることを知り、この小説が原作であることを知った。改めて電子本で買い求め、昨夜、一気に読破した。

推理小説で、次の展開が気になり時間が過ぎるのも忘れ読みきるのとは違う気持ちだった。隠れキリシタンへの迫害弾圧、拷問の穴吊り、水張りつけ、俵巻きシーンは、いやおうなしにイメージせずにいられなかった。なぜにそこまで過酷な試練を神は与えるのか・・・、神はなぜ沈黙するのか・・・。殉教とは・・・。読んでいてぺージをめくるのが苦しかった。しかし、読み進めるしかなかった。主人公の宣教師・祭司がいることで、信徒が拷問にかけられ殺されてゆく。棄教を迫られる祭司の苦闘が描かれる。「神の御加護とは何か」 キリストを売ったユダとはなんだったのか・・・。なぜ、あなたはおこたえにならないのか、沈黙するのか・・・。

現代社会の中東の戦争、世界の貧困、福島の原発事故・・その当事者でなく、その外側から意見を言うのは、この物語のヨーロッパの宣教師達がマカオを経由して極東の日本の地に布教派遣され、棄教を迫られていることを批判するのと同じことかもしれない。 だから、どうしたらいいのか、そのような結論じみたものがエンディングにはなっていない。 ユダはキリストを裏切ったが、十字架を背負い歩く場でも許しを乞うていた。はたしてキリストはユダを許したのだろうか・・・・・。 主人公の祭司は、結局、踏み絵を踏み(踏まされ)、棄教し、日本人名をつけられ、日本人の妻子と結婚して日本に生きてゆくことになる。

何が善で何が悪なのか・・・。「そんなものはない」と、作者・監督は言っているのだろうか。壮大な矛盾をつきつけれる作品だが、生きるとは、そういうことなんだ・・・、と悟らずにはおられんな。

なんとも重たい苦しい話だ。 映画には興味はあるのだが、果たして観にいけるだろうか。心が揺さぶられそうで、怖くて観られないかもしれないなあ・・・・・・。

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いい天気だなあ・・しかし・・。

2017-01-23 13:01:23 | 日記

昨夜から雪が15cmほど積もりました。新雪が眩しい風はちょっとありますが、穏やかな日中で、今日は薪ストーブも快調、ダウンジャケット来て、毛布かけて電熱ストーブをつけたら、汗ばむほどであります。 事務所の薪ストーブは春まで燃料がもつかが心配な量。ここのところソーラー発電は充電はされているものの、北電供給とスイッチが切り替えられない不調。 電力消費を少なくエコエネルギーに気をつけているものの、なかなか順調にはゆきませぬ。努力が足りんね。

週末は、三陸ひとつなぎ自然学校の同窓会イベントへ参加する予定です。設立から5周年を迎えます。それを記念してかつてボランティアに参加人達を中心に集い、現地の方々と交流をする企画です。2011.3の大震災からもこの3月で6年。まだ多くの人々が仮設住宅暮らしをしています。一昨年の12月にハマボウフウの移植(釜石のハマボウフウで種取した幼芽を黒松内で育苗して再移植)に行ってからも1年がたった。被災地の今をこの目で確かめてこようと思います。

被災地復興、福島原発事故の後処理もままならぬままに、時は過ぎてゆきます。世情は徐々に東京オリンピックに向けて、「オリンピックを成功させるために・・」みたいな空気感が漂い充填されつつあるように感じます。憲法改せいも現実路線が敷かれ始め、トランプ政権が世界にどのような影響を与えるのか不安が広がり・・・、現政権のみが次も選挙勝利のために描いた戦略を着々と戦術化しているように感じる。 連れが言う・・・

「アンタはいろいろと反対意見があるようだけど、一向にあんたが言うように変わらないのは、アンタが間違っているということじゃあないの?」

この言葉、実に現状を表しているように思えた・・・と、徐々に世情の空気が変わって来ている・・・。

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寒い

2017-01-22 16:12:26 | 日記

今日は寒い。とはいえ、外気温度計はマイナス0.8度しか示していない。そんな寒空の中をウソが桜の枝に多数止まっていあ。木の芽を食べているのだ。双眼鏡で見ると胸元の赤い色がくっきりと見える。

ともかく事務所内が寒い。 薪ストーブをつけてやっと10度になっているのだが、なにしろ足元が寒い。脚が冷え性(なったことがないのでよくわからんのだが)のように冷たい。こらえきれずに、つけたかないのだが、電気ストーブを持ってきて、足に毛布をかけて事務所仕事をしています。

今冬は雪が少ない。昨年はすでに学校の廊下側の窓は屋根からの落雪で埋まって薄暗かったが、全面開いています。例年の3分の1も降っていないんじゃあないかな。

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