四時過ぎに、スクールバスで「ただいまあ!」と帰宅?帰校? 帰宿だな・・しました。 私とマムはゲストハウスのペンキ塗り中。ホッシーやブルは小屋の新築や薪の準備。
宿題がある子は宿題を始め、帰ってくる前に洗濯機で洗った服を干しました。長期村と比べて違うのは、「日常」があることです。 その後、一緒に 薪を使って「つば付釜」で飯を炊き、ドラム缶風呂も沸かしました。
夕食までの1時間半くらいの短い時間です。大人にとっては短い時間かもしれませんが、「新しい体験の連続」は子どもにとって密度の濃い時間となります。大人になった私達もきっと記憶があるでしょう。 学校から帰って夕食までの間に随分と遊んだような・・・。
夕食後は、思い思いに過ごしますが、ドラム缶風呂、近くの酪農家へ絞りたての牛乳をもらい(もちろん、すぐに沸かして飲みます)、体育館を真っ暗にして「暗闇の鬼ごっこ」を伝授 ・・・ 10人という少人数なので、何をするにも、私達にとっても余裕も、それぞれのスタッフが、いろいろな関わり合いを子ども達に提供できます。
テレビもゲームもないことは、もう忘れているのかな・・・。
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夕方、旧知のHSGさんが来訪。10年ぶりくらいで、私が黒松内に移住してからはお会いしてませんでした。 子ども達と合宿をし、外作業もし、デスクワークもしている私達の生活に、「凄いなあとしか・・言葉が見つからない」と感想がありました。
確かに、来訪者の日常に比べると、かなり違った「非日常」ではあるでしょう。でも、そういう風には私達は感じていない。これが私達の「日常」だからです・・・・と彼女の感想から、改めて感じました。
目の前にあること、しなければならないことを、前に前に進めてゆかなければ、今日の暮らし方が成り立たないわけですから。
それは、どんな生活の仕方、仕事の仕方でも同じです。それでも違うと感じるのは、私達の生活が都会に比べて、かなり人工物が少ない、人間以外の生き物もいる、仕事や家族といった単位とまた違うコミュニティを形作り、その中で暮らしている、どこまでが仕事で、どこからが生活・プライベートなのか境界が曖昧な生活の仕方をしている・・ということでしょう。
「私は自然が好きなんだ」とも これも改めて感じることができました。