12/22 NICE国際ボランティアセンター代表の開さんが訪ねてくれました。 余市エコビレッジで北海道のNICE受け入れ先のミーティングで来道された帰りがけの来訪でした。
NICEとのお付き合いももう10年以上になります。毎年夏を中心にNICEが仲介した世界各地からボランティアさんがやってきます。 世界各地にNICEのような国際間でボランティアを送り込むNGOがあり、それらが国際的なネットワークを張り、ワークキャンプという若者を送り込む活動をしています。黒松内ぶなの森自然学校はその受け入れ先のひとつになっているのです。
コロナ禍でちょっと途切れた時もありましたが、今年も夏にウエールズのカージフ大学から6名の受け入れをしました。これまで、メキシコ、タイ、イタリア、ロシア、ウクライナなどの若者を受け入れてきましたが、今後も続けてゆきたい活動です。
開さん、これからもよろしくお願いしますね。
黒松内の夏のような台湾旅行から帰ってきて、ぼんやりぼやぼやと過ごしているうちに一週間も経ってしまった。
台湾を一周するような旅でしたが、各訪問先ではこれまで黒松内で交流してきてきた人たちが地域を案内してくれて、毎夜宴会で楽しい日々を過ごさせてもらいました。 ここまで台湾との交流が出来てきたのは・・、
もう十数年前になるだろうか・・、当時 ねおすにも職員として仕事をしていた ちゃーしぇんという女性がいました。確か北大に留学していたのだったかなあ、そして今はどうしているのだろう(JRの旅行会社に就職したところまでは知っているのですが、今は交流がなくなってしまった)。彼女のところへ台湾の文科省のお役人さんから「黒松内ぶなの自然学校に視察にゆきたい」という話が持ち込まれました。 なんでも台湾でも小中学校や公的施設のなどの廃止後の施設利用が課題となっていて、インターネットで当校を見つけて来たいという話になったのでした。 確かインさんという女性だったのですが、黒松内駅にお迎えして、自然学校にお連れして、私の拙い英会話でやりとりしたのですが、随分と気が合いわずかな時間でしたが、話が盛り上がりました。そして、その翌年に彼女から台湾で「廃校利用の自然学校」について紹介して欲しいという依頼がが来ました。 海外からの講演招聘などは始めてだったので、本当かなあとも思ったのですが、正式に日程案内が来てでかけることになりました。
講演は台湾の南、高雄郊外の美濃という農村地域でした。台湾には社区大学(コミュニティカレッジ)という市民文化活動みたいな活動が盛んで、それまで社区大学の全国大会は都会で行われていたそうで、始めて郡部で開催する大会だったのでした。 農村地域に高雄からの農村エコツアーなどもあり、大会は盛況で良い体験でしたが、深夜に高雄について車で1時間ほどかけたその地は日本の田舎(黒松内のよう)でした。帰りも夜で、私の台湾の印象は農村地域だけで終わりました。 帰国の際に美濃社区大学から「私たちが黒松内へ訪ねたい」という希望があり、私は「いいですよ」と即座に応えましたが、本当かなあと思ったのですが、翌年にその社区大学のスタッフ研修が10人近くで黒松内を訪れてくれました。 その時に通訳でいらっしゃったのが、台湾高雄キャンパスのリイーシン先生でした。
そして、彼女から「うちの学生を実習で自然学校に送ってもいいですか」という話があり、私は「いいですよ」と即座に応えました。そして、その翌年から実践大学の学生さんが1ヶ月程度、夏に研修に来るようになりました。 今は半年の期間で毎年受け入れをしています。
うちの研修生募集のHPを見つけて、台湾で自然・環境教育の仕事をしていたりーはんも在職するようになり、台湾との交流は広がってゆき、学生だけでなく社会人も長期研修にくるようになりました。
そんなわけで、台湾各地に知り合いができ、そのおかげで台湾各地を巡り歩く旅が今回できました。長年の地道な交流のおかげで私たち夫婦も楽しめましたが、なんといっても気づき直したのが、この交流のきっかけを作ったのは私でしたが、これだけ継続できたのは、連れの真理子さんの食事提供のお陰だったということだなあ。アタシより真理子歓迎がすごかったね。
千歳空港ではチコ&チュンさんが出迎えてくれて、至れり尽くせりの台湾旅は無事終了しました。よく食べよく歩き、楽しくためになった旅でした。
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在来線で台中(南東県)へ。今度は黒松内に学生実習で来ていたペコちゃんとその親戚の出迎えで山村のお茶農家見学へ。
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有名な鴨肉弁当とタピオカジュースをかってもらって午後にはけんじと別れて、在来線で嘉義へ北上。タクシーで宿に入りお昼寝休憩。夜は嘉義周辺の環境自然グループのお宅(トマトさん)に招かれて子どもも含めて10人程で台湾家庭料理を味わいました。今日も食べるのが中心でありましたな。
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10年位前に一度来たことがありましたが、随分とオシャレな店が倉庫群にできた港街に変貌していました。
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特に気を止めたのは原住民(日本で言うところの先住民、例えばアイヌ)の差別の歴史について子どもにも分かりやすく絵本で紹介しているコーナーでした。ウポポイにもあるべきだなあ。
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午後には原住民のピウマ族の集落遺跡と博物館へ。戸籍マイナンバーカードにもピウマ族の表記がされるらしくアチャさんが昔のピウマ服を来てガイドをしてくれました。
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そして、博物館とも連携して地元の子ども達に伝統文化をつたえたり、体験学習の受入れをしている自然学校の基地を訪問しました。民族の伝統文化をしっかりと伝える仕組みを持っている台湾なのです。
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昼は東北料理の水餃子等を陳さんの会社スタッフと庶民的町中華屋で。
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そして午後は富岡地質公園を同じくつまようじさんのガイドで散策。
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宿に戻ってお昼寝休憩後には陳さんの会社(禾耕生態環境教育有限公司)が指定管理している環境省の施設見学。ここもなかなか興味深かった。家庭の台所展示に省エネ方法が分かりやすく解説されたり、環境保全を楽しみながら学ぶ仕掛けが多彩でした。市民活動のコーディトやガイドもしています。またりゅうぼくを利用した調度品づくりも地元産業育成でやっているようでした。
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このような施設が全国に7、8箇所あるそうです。環境教育はむしろ日本より進んでいるのではないかなあ。