庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

宮沢賢治とバラ グルス・アン・テプリッツ

2006年10月17日 | ガーデニング
良く晴れた暖かい日でした。でも結構風がありましたね。
気温は24度位まで上がったのではないでしょうか。あしたは16度までしか上がらないとか・・・。

今日、町の商店街に住む親しい友人が、毎日落ちる向かいのお宅の落ち葉を掃き集めてためておいたから、とわざわざ届けてくれました。大きな袋に3つ。ありがとね・・・腐葉土作りに使わせていただきます。庭のこと気にしてくれてとてもありがたいです。近所の落ち葉をさりげなく片付けてくれる彼女の姿勢見習わないと。

今日の画像はチャイナローズのグルス・アン・テプリッツです。和名が付いていて「日光」と言います。古いバラで香りが良く、四季咲き性があるものというので選んだバラでした。1年前に買いましたがこのバラを図鑑などで調べると必ずといっていいほど<宮沢賢治が愛したバラ>という添え書きが付いています。
私は宮沢賢治の童話や詩などにも興味があります。住んでいるところから花巻の宮沢賢治記念館がわりと近いこともあり、子供たちが小学生の頃は何度か行ったことがあります。よくあの、雨ニモ負ケズ、・・・の詩を競って暗誦したものでした。
童話や詩にも色々な植物が登場するので少しずつ調べたいと思っていたところでした。賢治はどの花壇でグルス・アン・テプリッツを咲かせていたのかはっきり書かれた資料はなかなか見つかりません。Mr.ローズ 鈴木省三さんが子供の頃に自宅に植えてあって強烈な印象として記憶されたバラ、40年後に宮沢賢治ゆかりのバラとして花巻から送られてきたのが子供時代に自宅にあったグルス・アン・テプリッツであったことなどは野村和子さん監修の「Mr.ローズ 鈴木省三 僕のバラが咲いている」に書かれています。またこの本には賢治が親しくしている医者にこのバラを贈り、院長宅で咲いていたと記されています。今年の春にまた宮沢賢治記念館に出かけましたが展示されている「MEMО FLОRA ノート」の一部分などには具体的なバラの名前は書かれていません・・・。花巻温泉バラ園でも花壇には見つかりませんでした。
それにしてもこのバラの香りは素敵です。早朝から午前中はとても香ります。陽射しが強くなると香りの成分が揮発して飛んでしまうのでしょうね。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする