晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

シデの山を楽しむ会(2) 6/27

2011-06-28 | 山・峠

2011.6.27(月)曇

 第3の滝の下から右岸の斜面を登って行く。欅や櫟の林を楽しみながら登ると尾根道に合流する。世間は暑さで参っているだろうが、こちらは木々の間を抜ける涼風が心地よい。やがて右下、木々の間に白い水流が見えるようになる。第4から第6の滝までは下の谷にあり、全容を見ることは出来ない。林の中を下りていくことも出来るようだし、装備を調えれば谷沿いに遡行することも出来そうだ。
 道が谷に近づき、大きな桂の木のところにでる。今回はこの幹径を測ることも予定があり、数人で紐をめぐらしメジャーで測る。5m89cmということだった。一本の幹ではないが、なかなかの大木だ。Img_3182 Img_3183

大桂の木を測る、その下流のナメ、第6の滝の落ち口は近い。


 この後も苔むした岩石を楽しみながら谷沿いに登って行く。やがて二股の間の島状になったところの「やすみと」に着く。Img_3185 Img_3186

苔むした谷を登って行くと、やすみとに着く。


 ここは名のとおり茅かきの唯一の休憩場所だったのだろう。荷があまりにも大きいので何度も休むことできないのだろう。ここは重荷から解放される唯一の楽しみの場所だったのだろう。古い写真を見ると皆が笑顔で休んでおられる。写真に雑木の切ったものが沢山写っている。炭焼の原木だろうか、やすみとの左川の岸に旧い炭窯の跡がある。茶碗などが出てきたりしているので泊まり込んで炭焼をされていたのだろう。
 やすみとから先は緩やかな斜面をジグザグに登って行く。おおだんというあたりだろう、もうこのあたりは茅刈場となっていたのだろう。従ってはっきりとした道があるわけではない。それでも散策路、登山道としては歩きやすいところを固定した方がよいので、ブルーの紐や黄色のテープでマークしてある。周囲は雑木の開けた林で、やがて林道の広場にぽっかりと出る。
 ここで昼食をとることとする。この広場は鳥垣林道の一部が台風の土砂で埋まったものを運んで広場にしたものだということだ。展望もよく、ここでかつてバーベキューの催しも行われたようだ。展望は老富の国境稜線から弥仙山の辺りまでの大パノラマで、下方には睦寄の村々、畑口方面の村も望める。上の稜線まで上がれば舞鶴湾も見えるとか、いつか登れる日が楽しみだ。Img_3189 Img_3191
 
丹丹、若丹国境の山々、下に見えるのは古井あたりか。右は弥仙山かと思われる。


 このあたりにはシデの木も多く生えていて、やはりシデ山の名の起こりはシデの木によるもののようだ。シデの木は初めて知ったが、この木なら我が家の薪用材の中にもあるぞ。妙に繊維が走っていて、斧ではすっぱりと割れない、きっとあの木だなあと思い当たるのである。シデはアイアンウッドである。Img_3192

これがシデの木だ。


 帰り道はもと来た道を辿り、谷に下りることなく尾根道を下ってスタートした滝のおりとの少し上の広場のおりとに飛び出した。
 ここにログハウス作ってみんなで楽しめたらなあと桜井さんの言、夢見るだけでなく実現されてきた鳥垣の人々だからきっと出来るだろうなあとうらやましく思うのであった。見れば大きな胡桃の木が青い実を着けている。「くるみひろば」あるいは「くるみのおりと」なんて名前が素敵だなあ。Img_3196  
 
胡桃もなってるぞ。



【作業日誌 6/27】
草刈り(5-5)

今日のじょん:じょん検定最終問題の答 のび 
というわけで、10問正解の方には「じょん博士」、7問以上正解の方は「じょん検定第一級」、5問以上の方は「じょん検定第二級」を授けます。5問未満の方は来年度の受験を目指して、今日のじょんを熟読すること。それにしても初のじょん検定、一番楽しんだのは村長だったみたい。面白かったぜ。Img_2822


「んなのカンケイねえ」
「あほかおまえのこっちゃないかい」

コメント (2)
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