晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

じょんのびファーム’12春(後編) 5/1

2012-05-02 | 違いのわからん農学士

2012.5.1(火)曇

 我々の年代にとっては5月1日は夏の訪れを感じさせられる大切な日であった。二条城に集結して御池通りをデモ行進し河原町辺りで流れ解散するメーデーの日は大抵初夏を思わせる暑い日であって、すこぶる浮き浮きした気分のする一日であった。当たり前に思われる労働条件が労働者の命をかけた戦いによって得られたのだと教えられた。その労働条件も今やジリジリと奪回されている。労働条件や労働者の権利などというものは時代の流れによって拡大されるものではなく、単に力関係によって左右されるものだと実感する。
 さてそのメーデーの一日、あちこち車で廻ったが、デモにも遭わなかったし、腕章や鉢巻きの労働者も見なかったし、赤旗のたなびく工場や職場も見なかった。労働者の弱体化の先に待っているものは何かと不安を抱くくのはわたしだけだろうか。
 さて今日は夏野菜の植え込みの日である。トマト2本、ミニトマト、中玉トマト各1本、胡瓜3本、ナス2本、スイートコーン1本を三和分校で購入する。安いでという噂だったがそうでも無い、苗も特段良いものではなさそうだ。最も苗の善し悪しが解るわけでは無いけれど、、、。P1010609

福知山高校三和分校はかつては千束の三和中学の隣にあったが今は移転して九号線沿いの高台にある。


  タカノツメだけはどこにも無くて、ジュンテンドウでやっと見つけたが75円のを2本買って、これは見るからにしっかりした苗であった。
 例年50円程度で購入している苗が、70円前後と高騰している。10本程度購入の我が家ではさして影響ないが、大量購入の農家には打撃だろう。もっとも本当の農家なら種から栽培するだろうけど。P1010616
 
植えつけた苗。


 じょんのびファームでも実生で栽培する部分を増やしている。カボチャ、ゴーヤ、オクラ、プッコチ、キンショーメロンは種を蒔いた。ただ発芽、育苗共に不安定ではある。P1010617
 
自家採取の種は発芽率が悪い。


 納得がいかないのは、マルチである。例年10mの園芸用穴あきマルチを買うのだが、大体800円程度で苗代と変わらず不満を持っていた。穴あきと言っても切り取り用のミシン目が入っており、畝巾が合わないので結局カッターナイフで開けていた。50m、100mのロールしたタイプは相当するだろうと見ていなかったのだが、本日見て驚く。50mのもので400円台、つまり今までのものの十分の一の値段なのだ。どうせ自分で穴開けるのなら一緒だし、厚さが少々薄くてもワンシーズンで消耗するものだから一緒だろう。うーむこればっかりは眼から鱗である。

【作業日誌 5/1】
夏野菜植えつけ

今日のじょん:水芭蕉アンド蝮草
 この地には珍しいものが育つのか、はたまたどこにでもあるのだが観察力が無かったのか、珍しい動植物に出合うものである。水芭蕉は自然のものではなく、頑張って育てておられるものだから荒らさないようにして頂きたい。ただ、若い頃信州の山で見たものとはちと雰囲気が違うように思うのだが、気のせいだろうか。P1010595P1010596 
 



 それよりも驚いたのは蝮草(マムシグサ)である。この草の何たるを知らなかったわたしは、大宮のバス停の草むらにこの草を見つけてびっくり、何と気味の悪い草だこと。つづくP1010591_2

コメント
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