2014.9.4(木)曇り
福井県の穴虫は意外だった。もし穴虫が火葬地であったら真宗地帯である福井県嶺北では、各集落にひとつずつあってもおかしくないはずだ。いきなり火葬地説に不安が出てくる。やはり地道に調査を続けるしか無いのだろう。
舞鶴若狭道が開通し、北陸地方は大変近くなった。福井市でも2時間ぐらいで着けそうである。福井市には羽板町に穴虫があり、穴虫火葬地説の発端ともなった農民詩人の山田清吉氏もこの地におられるので、是非訪れてみたい。
真宗地帯を行く、北潟湖周辺(2006.8)
その前に数少ない福井県の穴虫について、机上で考察できることはやっておきたい。
全体的に福井県の小字を調べて感じたことは、穴虫地名が予想以上に少ないことと、代わりに穴田という地名がやたら多いことだ。穴田の意味は見当がつかない、「ア~」が湿地を表す言葉なので、「あーだ」が「あなだ」に代わったとも考えられるが、やはり現地で聞いてみないと判断できない。
サンマイ(墓地)を表す表記に三昧、三枚、三味などがある。三昧は三昧とみていいだろうが、三枚、三味については注意が必要である、これらは福井県に限ってのことでは無い。三味はサンマイとは読めず、別の意味があると考えるのが妥当だが、どう見てもサンマイだろうという位置にあるものも存在する。例えば三味谷、三味島、三味屋敷、三味古河、三味谷垣内、三味腰などという地名も出てくる、サンマイ→サンミという変化も考えられるので、一応サンマイにもとづく参考地名としておきたい。ただ福井市に五味田という小字を見つける。五枚田と考えるべきだろうか。
三枚については明らかにサンマイを意味するものと田の枚数を意味するものが混在しているようである。後者については二枚田、三枚田、四枚田~と続く地名が全国にある。
穴虫地名は嶺北に限り、嶺南地方では小浜市の穴伏が一ヶ所あるのみだ。現地に行ってみないと何とも言えないが、南丹市日吉町の穴伏のように淵を表すものかも知れない。もしそうだとすると嶺南には穴虫地名は無く、真宗との関連も濃厚になってくる。つづく
【作業日誌 9/4】ジャガイモ植え付け、トマト片付け
【今日のじょん】だんだん雨が激しくなってきて、閉めきっているものだからやたら蒸し暑い。ふと振り返ると黒い影が動いている。百足だ、外では何度も見かけるが家の中は年に数回だ。この時期のは成長しきっているのかでかい。ムカデフマキラーでやっつけるが、能書きどおり一秒でノックダウンというわけにいかない。それでも10秒ぐらい格闘して、遂に動かなくなった。箸でつまんで紙にくるんでと大騒ぎしているのに、じょんは知らん顔で寝ている。ムカデについては特に敏感で、シューシューやってると飛び回って大騒ぎとなるんだけど変だなー?
真っ直ぐ伸ばすと12cmの大物。