2014.9.15(月・祝)晴
「死にました」の中には次の一文がある。
でも土に埋めるなどと
おうげさなことはしないでください
できることなら
きのう脱穀した
稲藁に包んで
この河原で
もやしてください
火打石
ここにあります
「境界線」には次の一文がある。
農家の欅に夕日がかかった
くねった小川に茜が映えた
樹木の一本もない沖田の火葬場
地平線を歩いてくる
この詩集にはもっともっと多くの死や葬送に関する詩が書かれている。本来は詩を鑑賞していただくところなのだが、火葬場に関する事ばかりを抽出して申し訳ない。
詩の中から昭和中頃の庶民の火葬の様子が垣間見られる。
遺体を藁でくるんで、釣鐘のようになる。
大きな火葬場の火の壺で焼く。燃料は藁。
焚き口から火打ち石で火を点ける。
濡れ筵三枚でおさえ、トタンをのせる。
一昼夜して骨を拾う。
河原で燃やすこともあるようだ。
平地の田んぼの真ん中に火葬場はあるらしい。
拾った骨を田んぼの真ん中に納める。
実際の藁葬がどのようなものか、山田先生に手紙を書いた。渡辺淳先生にアポイントを取ってもらうよう依頼したのだが、高齢のため耳が不自由で会話が難しいので手紙にするようアドバイスをいただいた。わたしの想像する絵も添えて送ったのだが、果たして真意が理解してもらえるか不安なところである。つづく
【作業日誌 9/15】
庭木剪定(店前玄関部分)
芝生広場、野芝混植
【今日のじょん】マイフリーガードしたのだが、いつものように暴れない。ジェネリックだけに効き目が薄いのだろうか?