2006.9.12(火) 曇り 晴れ
6:30 起床
9:30 コンフォートホテル秋田発~R7~県立博物館~船川街道~R101~なま はげライン
15:20 国民宿舎男鹿着
今日の走行は余裕があるので県立博物館にむかう。追分というところにあるのだがなかなか着かない。不安になって交番で聞く。「んだばどこさもよらねでまっすぐいって、云々」思いっきりあぎだ弁だ。「わかりました、ありがとうございます。」といってもまだなにか言っている。親切なおまわりさんだ。博物館入り口に来て、ショック。館内燻蒸のため休館の張り紙、苦労して来たのに残念だ。明日の帰り道に寄ろうかとしたが、明日まで休館とのこと、誠についていない。仕方なく郵便局やホームセンターで用事を済まして再出発する。
船川街道は男鹿半島の付け根を走っており、広くて交通量も多い。都市郊外の様相が20キロほど続き、思ったより開けている。北には干拓で有名な八郎潟があり、地図で見ると八割方陸地となっている。私が小学校のときの地図では湖であったのだが。
海に出ると南方に昨日走ったおけさおばこラインの方面が望められる。昨日本荘を出たあたりでは北方に二つの島影が見えていたのだ。「おがしいなあ、こんな島あったかなあ」(しゃれ)といぶかしく思っていたのだが、秋田に近づくと二つの島がつながってやがて半島になったのだ。やはり男鹿半島だったと安心したのである。
島影ふたつ つながりて おがのみち うとく
海から離れ、半島の中に入っていくと右手に草原の山が見えてくる。寒風山といって昨日の島影に見えた右の部分である。
寒風山と花の植えられたなまはげライン
なまはげラインに入ると車の数もうんと減り、気持ちの良いサイクリングとなる。来年の国体開催に向けてか、道の両側に万寿菊が育てられており気持ちがよい。
山を登っていくと棚田に一面稲の育った田園地帯が続くようになる。天候に恵まれてか稲の出来もよさそうだ。ある村でなつかしい香ばしいにおいがしてきた。なんのにおいやったっけなと考えていたら、あちこちで畦の草を刈って燃やしているのだ。昔なら牛や馬の食料となっていたのだろうが、捨てようがないから燃やしているのかなとも思ったが、煙が稲の中を流れている様子を見るとどうも虫除け、虫送りのためではあるまいか。海岸沿いではどうも好きになれない生臭いにおいが続いていただけに、なつかしくもうれしい気分とあいなった。
虫除けの けぶりおがみたる いなほかな うとく
(一応男鹿を掛けてみたのだが)
途中なまはげの本場真山神社となまはげ館があるが、登りがきつそうなのでやり過ごす。
男鹿はやっぱこれですなあ。
男鹿温泉郷は数件の旅館やホテルが立ち並ぶ温泉街である。療養、湯治用の施設もあるようで、良い温泉のようだ。国民宿舎でも源泉掛け流しで、久々に温泉気分を味わうことができた。
走行61Km 累計 1、920Km 費用 1,620円
★ 男鹿温泉郷 国民宿舎男鹿 源泉掛け流しで加温、加水、殺菌等なし
食塩泉で薄緑色に濁っていて無臭。