米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は13日、最上位である「トリプルA」のフランスを含むユーロ圏9カ国の国債格付けを引き下げたと発表した。フランスは「ダブルAプラス」へ1段階引き下げた。ユーロ圏全体の資金調達環境の悪化などが財政に悪影響を与える可能性があることなどが背景。一方、最上位のドイツを含む7カ国については格付けを据え置いた。
財政に不安を抱えるイタリア国債は「トリプルBプラス」、スペインは「シングルA」とそれぞれ2段階格下げされた。欧州連合(EU)などから金融支援を受けているポルトガルも2段階格下げされ、「ダブルB」と「投機的」とされる水準になった。
最上位のトリプルAの格付けを持つ6カ国のうちフランス以外で格下げされたのはオーストリアで、フランスと同じ「ダブルAプラス」へと1段階引き下げられた。フィンランド、ルクセンブルク、オランダはトリプルAを維持した。
S&Pは昨年12月5日にギリシャとキプロスを除く15カ国を新たに格下げ方向で見直すと発表。12月の発表前から格下げ方向で見直していたキプロスは13日、「ダブルBプラス」と「トリプルB」から2段階格下げされ、「投機的」とされる水準になった。
スロベニアは「シングルAプラス」、スロバキアは「シングルA」、マルタは「シングルAマイナス」とそれぞれ1段階の格下げ。ベルギーは「ダブルA」、エストニアは「ダブルAマイナス」、EUなどの支援下にあるアイルランドは「トリプルBプラス」と見直し前の格付け水準を維持した。
財政に不安を抱えるイタリア国債は「トリプルBプラス」、スペインは「シングルA」とそれぞれ2段階格下げされた。欧州連合(EU)などから金融支援を受けているポルトガルも2段階格下げされ、「ダブルB」と「投機的」とされる水準になった。
最上位のトリプルAの格付けを持つ6カ国のうちフランス以外で格下げされたのはオーストリアで、フランスと同じ「ダブルAプラス」へと1段階引き下げられた。フィンランド、ルクセンブルク、オランダはトリプルAを維持した。
S&Pは昨年12月5日にギリシャとキプロスを除く15カ国を新たに格下げ方向で見直すと発表。12月の発表前から格下げ方向で見直していたキプロスは13日、「ダブルBプラス」と「トリプルB」から2段階格下げされ、「投機的」とされる水準になった。
スロベニアは「シングルAプラス」、スロバキアは「シングルA」、マルタは「シングルAマイナス」とそれぞれ1段階の格下げ。ベルギーは「ダブルA」、エストニアは「ダブルAマイナス」、EUなどの支援下にあるアイルランドは「トリプルBプラス」と見直し前の格付け水準を維持した。