財務省は24日、2012年度末の国債や借入金などを合わせた国の借金が過去最大の1085兆円規模になる見込みだと明らかにした。12年度は新規国債を44兆2440億円発行する計画になっている。さらに為替介入の際に発行する外国為替資金証券を限度枠(195兆円)分すべて発行したとして計算に含むことなどが影響した。11年度末の同見込み額は985兆3586億円だった。
国の債務残高については複数の指標があるが、今回の見通しは国債や借入金、財投債、政府短期証券を合計した国の資金調達の全体像を示している。国の予算は09年度以降、新規の国債発行額が税収を上回る事態が続いている。国債が金融市場で信認を失えば、金利上昇で利払い費が急激に膨らみ、財政が危機に陥る可能性もある。
国の債務残高については複数の指標があるが、今回の見通しは国債や借入金、財投債、政府短期証券を合計した国の資金調達の全体像を示している。国の予算は09年度以降、新規の国債発行額が税収を上回る事態が続いている。国債が金融市場で信認を失えば、金利上昇で利払い費が急激に膨らみ、財政が危機に陥る可能性もある。