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<在日中国人のブログ>これでいいのか?上海で日本の「無能」社員が増えている

2012年02月18日 10時22分13秒 | 海外情報
2012年2月15日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「上海で働く日本の『3F』社員が与える啓示」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその内容。

中国が改革開放を始めてから、上海には多くの日系企業が進出した。当時の日本人社員たちはとにかく勤勉。多くの中国人は彼らの働きぶりを見て、「日本人はまじめですごい」と舌を巻いた。ところが、近年はこうした日本人の質に変化が生じているようだ。日本のビジネス誌によると、日本人というだけで、「学歴」「専門能力」「語学力」が不問という「3F」ポジションが存在するらしい。

日系企業はなぜ、そのような人材をわざわざ採用したがるのか?まずは日本企業の「村文化」が背景にあるといえよう。地縁、血縁を大事にして一致団結する一方で、よそ者は排除する。多くの日系企業は上海に来てもこうした「村文化」を変えようとしないため、たとえ「3F」でも日本人社員を管理職に採用し、中国人社員がどんなに優秀でも会社の中枢には迎えない。

学歴社会の日本で、こうした「3F」たちが有名企業に就職するのは至難の業。要するに上海で働く「3F」の多くは日本で就職先が見つからなかった人たちだ。上海では取引先に安心感を与えるという理由だけで、それなりのポジションに就くことができる。ただ1つ、海を渡ってやって来るそのバイタリティーには拍手を送りたい。

だが、彼ら「3F」が上海の日系企業に与えるマイナス影響は大きい。彼らの給与は中国人社員より高いのに、能力では足元にも及ばない。こうした不公平感や怒りを抱えながら、辞めていく中国人社員も少なくないという。これでは企業の発展にも悪影響を及ぼすことになる。

上海の日系企業は「中国人社員の最低賃金の急激な上昇」を理由に中国市場から撤退する動きも見せているが、まずはこうした人件費の無駄遣いから見直すべきだろう。「3F」社員が幅を利かす光景は日系企業独特の風景となっている。それが良いのか悪いのかは一概には言えないが、中国企業にとって反面教師になっていることは確かだ。(翻訳・編集/NN)

●蒋豊(ジアン・フォン)
25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。1999年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長
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円、一時79円台後半 6カ月半ぶり安値水準

2012年02月18日 09時37分59秒 | 為替
17日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比65銭円安・ドル高の1ドル=79円50~60銭で取引を終えた。一時79円62銭と、昨年8月4日以来約6カ月半ぶりの円安・ドル高水準を付けた。欧州連合(EU)などによるギリシャへの次期金融支援が実施されるとの期待が高まり、ユーロなど相対的に金利の高い通貨に対し円が下落。ドルに対しても円売りが優勢となった。

 週明け20日のユーロ圏財務相会合でギリシャへの次期金融支援が決まる見込みとギリシャ政府の報道官が発表したと伝わった。投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から、低金利の円を借り入れて外貨建て資産で運用する「円キャリー取引」が加速。円はドルに対しても売られた。

 20日発表の日本の1月の貿易統計が4カ月連続で赤字になるとの観測が円売りに拍車をかけた面もあった。

 この日の安値は日本政府・日銀が円売り介入を実施した昨年10月末の水準を下回り、その前の介入となる昨年8月4日以来の安値となる。取引終了間際で市場参加者が限られたため、値幅が大きくなりやすかった。

 円の高値は79円22銭。

 円は対ユーロで大幅に続落し、前日比90銭円安・ユーロ高の1ユーロ=104円50~60銭で取引を終えた。一時104円66銭と昨年12月5日以来ほぼ2カ月半ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。

 ユーロは対ドルで小幅に続伸した。前日終値と同じ1ユーロ=1.31ドル台前半でやや水準を切り上げた。ギリシャへの次期金融支援が決まるとの期待が高まり、ユーロが買われた。

 一方、取引終了にかけてユーロは伸び悩んだ。週末の3連休を前に持ち高調整や利益を確定する目的の売りが出た。ユーロ圏財務相会合の内容を見極めたいとの警戒感が一部で強かったとの指摘があった。この日の高値は1.3198ドル、安値は1.3139ドル。
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