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竜巻被害…知っておきたい保険金「給付と不給付」の分岐点

2013年09月17日 07時34分50秒 | お役立ち情報
9月2日、埼玉県越谷市で発生した竜巻は、隣接する同県松伏町さらには県境を越え千葉県野田市にまで、1千100棟もの建物に被害をおよぼした。そのわずか2日後。4日、栃木県矢板市などでも竜巻が発生。少なくとも180棟の建物被害が確認されている。



気象庁によると、今回の竜巻の速度は時速60キロ。西側に山地がある関東平野は、湿った空気が上昇気流となると、西風とぶつかって渦を巻きやすい。竜巻は突如発生するのだ。



自宅を竜巻に直撃された矢板市の主婦は、植木が根こそぎ倒れ、ブルーシートがかけられた家の前でこう話してくれた。「私の家は竜巻被害もカバーした保険に入っていた。不幸中の幸いでした」。



突然猛威を振るう竜巻も、保険でリスクは軽減できる。今回も現地入りした危機管理ジャーナリストの渡辺実氏が、保険金受給のポイントを解説してくれた。



「竜巻は風災なので火災保険で補償対象になります。でも、飛んできた物が衝突した場合、火災保険では補償されない。戸建てなら住宅総合保険、共同住宅なら団地保険への加入をお勧めします。実際に竜巻の被害に遭った場合、被害状況を写真に撮ること。保険金査定の際、あと片づけが終わっていて、被害の証明ができないことが多いのです」



さらに、国からも自宅が全壊した世帯に最大300万円が支給される制度がある。しかし「全壊家屋が市町村ごとに10棟以上ある」ことが条件。今回の竜巻で支給対象となったのは11世帯が全壊した越谷市だけだ。それに満たない市町村は「柔軟な対応を内閣府の政務官に申し入れています」(野田市)、「なんとか認定を受けられればありがたいんですが」(矢板市)と頭を抱える。



自分の財産は自分で守る。この鉄則を忘れてはならない。



(FLASH 9月24日号)
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「半沢直樹」大ヒットの秘訣は土下座にあり 日本人が土下座を好むわけ〈週刊朝日〉

2013年09月17日 07時26分59秒 | ニュース
「土下座」が今、メディアを賑わせている。TBSの人気ドラマ「半沢直樹」では堺雅人演じる主人公が土下座するシーンで高視聴率を記録。さらに9月末には謝罪師が土下座などを駆使し、国家危機を救う映画も封切られ、「どげせん」なる土下座漫画も大人気だ。

 日本人は、いつからこれほど土下座を好むようになったのだろう? 『パオロ・マッツァリーノの日本史漫談』(二見書房)で土下座の歴史を詳述している戯作者パオロ・マッツァリーノ氏に聞いた。

「江戸から明治・大正期までの日本人は、地べたに座ったりしゃがんだりする動作をすべて土下座と言っていました。地べたにあぐらをかいて座るのも、いわゆるうんこ座りもすべて土下座です。だからそもそも、土下座に謝罪のイメージはなかったのです」

 江戸時代は、「うんこ座り」も土下座の一種であり、現在で言うところの「土下座」は、本来「平伏」と呼ばれていたのだとか。大名行列が通るとき沿道の町人たちは平伏しなければならないというイメージがあるが、それは間違い。元幕臣が紀伊家の大名行列などを記録した『徳川盛世録』(1889年、市岡正一著)には、町人たちが行列の脇でうんこ座りをする様が描かれている。明治天皇が巡幸する際、沿道で見送る人々は、土下座でなく立礼をする(立ったまま頭を下げる)のが正式な礼法とされた。

「現代人がイメージする土下座、正座をしておでこを地面につける動作で謝罪の意を表す習慣が日本で始まったのは、昭和初期からです。一般庶民に定着したのは戦後のことだと思われます」(パオロ氏)

 そのきっかけを、同氏は大正・昭和初期の人気小説『大菩薩峠』や『丹下左膳』などに土下座シーンが頻出したことだと分析する。近年では、1990年代前半のドラマでなぜか吉田栄作や石田純一といった主演俳優が土下座で誠意を見せるシーンが頻発したそう。

「普段軽そうな男が土下座で謝る姿がトレンディーだったのかもしれませんが、一方で、土下座のカジュアル化が極まってしまった感も否めません。『半沢直樹』は毎週、楽しみに見てますが、土下座のシーンだけは、今更という違和感、時代錯誤な感じをおぼえました。漫画の『どげせん』などを見てもわかりますが、いまや土下座での謝罪というのは、ある種のギャグになっちゃってますから、屈辱の表現として土下座は有効なのか、疑問ですね」(同)

 今の人たちは、土下座をされても戸惑うか、ひくだけじゃないかとも指摘する。
コメント (2)
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