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14年末の国の借金1029兆円 1人当たり811万円

2015年02月11日 10時58分53秒 | 行政
 財務省は10日、短期の借入金などを含めた国の借金の残高が、2014年末に1029兆9205億円あったと発表した。歴史的な低金利で国債の利払い費が抑えられているにもかかわらず、前年末より11兆9746億円増えた。国民1人あたり約811万円の借金を抱えている計算になる。

 借金残高は四半期ごとに発表される。14年末の借金の内訳は、国債が874兆円、銀行などからの借入金が55兆円、為替介入などに備えて発行する「政府短期証券」が100兆円だった。14年9月末に比べると、一時的な資金不足を補う政府短期証券の発行が減り、借金残高は8兆9945億円少なくなった。今年3月末には政府短期証券の発行を再び増やすため、1062兆7千億円に膨らむ見込みだ。

 毎年の政府予算の4割超を借金に頼っているため、長期的には国の借金は増え続けており、この10年で300兆円近く増えた。ただ、この1年間の増加幅は、08年のリーマン・ショック後では最も小さい。日本銀行が「異次元の金融緩和」のために市場から巨額の国債を買い入れ、品薄になった国債の価格が上昇(金利が低下)しているからだ。歳出カットや増税による財政再建の道筋はまだ示されていない。(細見るい)
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「イスラム国」からの逃走に成功した少女ら、惨状を語る=米メディア

2015年02月11日 10時46分25秒 | 海外情報
2015年2月10日、人民網によると、米国際ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、過激派組織「イスラム国」がイラク北部に侵攻してから、最も甚大な被害を受けているのはシンジャル市付近の少数派ヤジディ教徒たちだと伝えた。


報道によると、「イスラム国」は1000人にのぼる男性を殺害し、多数の女性や子どもを監禁している。そのうちの数人の若い女性が逃走に成功し、VOAの記者にその悲惨な体験を語った。イラクのバドラキャンプには1万5000人の行き場を失ったヤジディ教徒がおり、そのほかに1000人以上のヤジディ教徒が「イスラム国」の支配下にある。18歳の少女は6カ月の捕虜として過ごした後に脱走した。彼女は身分を明かさないことを条件に取材に応じた。

彼女によると、「イスラム国」が昨年8月に彼女が住む村に侵入し、すべての男性を連れ去って行ったという。「彼らは私たち7人の母子を引き離し、私たちをある家に連れて行った。食べ物はひどいものだった。1カ月後、2人の『イスラム国』メンバーがやってきて、私たちの中から1人を選んでモスルの家に連れて行った」と語る。彼女は数えきれないほどの強姦と暴力を受け続けたが、1カ月ほど前に逃走に成功した。彼女は一晩中走って、かくまってくれる家を見つけたという。

22歳の女性によると、100人以上の女性がシリア北部のラッカに連れていかれた。そこに「イスラム国」メンバーが一人ひとり、少女を買いに来たという。「彼らは私たちをイスラム教に改宗させ、強姦した。食べ物は満足に与えられず、反抗すれば暴行を受けた。私たちは何もできなかった。3人で1人の少女を強姦することもあった」と語る。

また、「私たちは逃げられたけどうれしくない。私たちの家族はここにいないから。私の親戚たちは、まだ彼らの手の中にいる。彼らは子どもに洗脳を施し、注射を打っている。そうした子どもたちは、その後、私たちに彼らと同じことをするようになる」と明かした。彼女は「すべての大国が『イスラム国』に打撃を与えているけど、そうした国々は私たちには関心がない。彼らの興味はイラクの石油にある。私たちを助けてくれる気があるなら、人質を助けているはず」と話し、国際社会の反応に対して怒りを露わにしたという。(翻訳・編集/北田)
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元朝日記者が桜井よしこ氏ら提訴=「慰安婦捏造は名誉毀損」―札幌地裁

2015年02月11日 10時40分21秒 | 歴史問題
 元朝日新聞記者で従軍慰安婦報道に関わった北星学園大(札幌市)非常勤講師の植村隆氏(56)が10日、「捏造(ねつぞう)記事」などと書かれて名誉を毀損(きそん)されたとして、ジャーナリストの桜井よしこ氏や記事を掲載した雑誌の発行元に計1650万円の損害賠償や謝罪広告を求める訴えを札幌地裁に起こした。

 訴状によると、桜井氏は自身のホームページのほか、「週刊新潮」、「月刊WiLL」、「週刊ダイヤモンド」などに記事を寄稿。植村氏の記事について「明確な捏造記事」だと述べ、「学生を教える資格があるのか」と植村氏を批判した。

 提訴後に記者会見した植村氏は「これまで自分の記事が捏造でないと根拠を挙げて論証してきたが、大学への脅迫はやまない」と説明。「言論戦だけでなく、司法判断を仰ぎたい」と語った。
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