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カジノの胴元が「事実上」絶対に損をしない3つの理由

2015年02月27日 07時38分59秒 | お役立ち情報
 日本におけるカジノ解禁に関して様々な憶測が飛んでいる。

 先週も一部メディアにより、まだ決まっていないはずの誘致先として特定の自治体名が報じられたが、そうした情報が飛び交うたびにカジノ関連企業の株価が上昇する。

 それはマーケットにおいて、カジノ事業がほぼ確実に利益を上げると認識されているからだ。カジノゲームそのものはギャンブルだが、それを事業とする企業が儲かると言われる仕組みとはどんなものか。

■「ゲーム」自体はギャンブルだが……

 カジノゲームとは、トランプやダイス(サイコロ)あるいはルーレットなどの器具を用いて行われるゲームの結果を予測し、お金を賭ける行為である。

 カジノで採用されているゲームは、とりわけ「偶然」によって結果が決まる点が特徴だ。ダイスの出る目は全て偶然であるし、ルーレットで玉が落ちる数字も偶然だ。

 それに対し、日本にある囲碁や将棋のようなゲームは、プレイヤーの技量によって結果が左右される性質を持つ。これを「ゲーム性が高い」と呼ぶが、そうしたゲームはカジノでは採用されない。

 なぜなら能力の高いプレイヤーが常に有利となるため、カジノより強いプレイヤーが現れた場合、カジノが負ける可能性があるからだ。そのため、カジノは「ゲーム性」が低く「偶然」によって結果が決まるゲームを採用している。

■「カジノ事業」はギャンブルではない

 でも、偶然によって結果が決まるなら、その偶然によってカジノが負けることがあるのではないかと思うかもしれないが、現実はそう単純ではない。仮にゲームの結果がイーブンでも、「収支」では必ずカジノが有利になるような手段が講じられているからだ。

下記の3点が主なものだ。

(1)ゲームに組み込まれた控除(ハウスエッジ)
(2)統計上の法則(大数の法則)
(3)ゲームを繰り返させるためのサービス(コンプ、VIPサービス)

 では、この3つを順に説明していきたい。

■1.ゲームに組み込まれた控除(ハウスエッジ)

 「ルーレット」で説明しよう。

 ルーレットとは、赤と黒に色分けされた1から36までの数字に「0(シングルゼロ)」または「00(ダブルゼロ)」を加えた数字が書かれた回転盤(これをウィールという)を回し、投げ込んだ玉がどの数字に落ちるかを当てるゲームだ。

 (※0と00が追加されたものがアメリカンルーレット、0のみが追加されたものがヨーロピアンルーレット)

 どちらのタイプでも数字を的中させれば、賭け金の「36倍」が払い戻されるが、これは元々1から36までのうちの1つを当てる確率が36分の1という考え方によるものだ。

 だが、例えばアメリカンルーレットの場合、数字の個数は1~36に0と00を加えた38個であるため、当たる確率は38分の1であるが、配当はそれより低い「36倍」。つまり確率と配当との間に「38分の2」=「約5.26%」のギャップが生じる。

 これが胴元である「カジノ側の取り分」となっている。

 こうしてゲーム自体にカジノの取り分が組み込まれているため、結果が仮にイーブン(引き分け)だったとしても、控除の分だけカジノには利益が生まれるというわけだ。

 さらにそれを確実にするのが次の点だ。

■2.大数の法則

 「大数の法則」とは、同じことを繰り返せば繰り返すほど、結果は理論的確率(理論値)に近づくという数学的事実のことだ。

 例えばコイン投げをした場合、表が出る確率も裏が出る確率も理論的には2分の1。これを「理論値」という。

 ただし、たった数回投げただけでは片方ばかりが続く「偏り」が発生する。しかし100回、1,000回と膨大な回数を繰り返していけばやがて偏りは吸収され、結果は最終的に2分の1(理論的確率)に限りなく近づいていく。それが「大数の法則」だ。

 カジノは何万人という客を相手に、何百万回、何千万回という膨大な数のゲームを繰り返す。そのため、個々のプレイヤー相手では部分的に負ける場合があったとしても、「大数の法則」により、全体の結果は理論値に限りなく近くなり、ゲームに組み込まれた控除の分だけ、確実に利益を上げられるというわけだ。

 つまり、「控除」によるカジノの取り分を「大数の法則」がより確実にする関係となっている。

■「コンプ」や「VIPサービス」

 さらにダメ押しとも言えるような仕組みがカジノにはある。それが「コンプ」や「VIPサービス」だ。

 「コンプ」とは、ゲームに賭けた総額のうち、控除額に該当する額の何割かを無料食事券や部屋代として還元するサービスのことだが、実はこれが意外な落とし穴になる場合もある。

 最近では、あと幾ら掛ければどんなコンプがもらえるかを調べられるカジノもあり、コンプ欲しさにゲームを続けてしまうことがあるからだ。

 ゲームを続ければ大数の法則により、カジノの儲けはますます確実になる上、負ければ客はさらにお金を使うことになる。

 それは富裕層向けの「VIPサービス」も同じである。部屋はデラックスで観光やショーなども担当スタッフが手配してくれる。行き帰りの飛行機チケットも無料にすることや、プライベートジェットを飛ばすこともある。まさに至れり尽くせりだ。

 しかしこれも、客が何千万、何億という「大金」をカジノで賭けることを前提とし、最終的に得られる儲けを前倒しでサービスするものだ。

 むろんカジノはVIPに気持ちよく滞在してもらえるように努力するが、それはもちろんVIPに気持ちよく「大金」を使ってもらうことが目的だ。

 以上を代表とした方法により、カジノは確実に収益を上げられる構造となっている。

 日本でカジノが解禁された場合、同様の仕組みが採用されることが予定され、事業としての成功はほぼ保証されていると言ってよい。カジノ事業にマーケットが熱い視線を送るのは、こうした事情が理由である。

【社会ニュースガイド:松井 政就】
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生産性の高い人が毎朝行う8つのスマートな習慣

2015年02月27日 06時29分40秒 | お役立ち情報
Inc.:生産性の高さはスマートな思考の表れです。

日中に多くのことを成し遂げる人の多くは、タスクに対して最適なアプローチをします。仕事に臨む態度も正しく、最も適切な方法でそれらをこなしていくのです。そうあるためには、1日をいかに勢いよくスタートし、昼食時までに多くの仕事を片付けるかが重要といえるでしょう。ここに、いくつかのアイデアを紹介します。
1.素早くタスクを1つ完了する
生産性がとても高い人は朝一番にタスクを1つ素早く完了することで、その日はどうやって仕事をするかという姿勢を設定します。これは踏み切り台のようなもので、あなたの思考の方向性を定めます。小さなタスクであっても、全力で行いましょう。


2.昼食までにタスクを完了したら自分自身にご褒美を与える

私は個人的なご褒美が大好きです。たとえば仕事をがんばったら、ご褒美としてカリブー・コーヒーでエスプレッソのトリプルを飲むぞ、と自分に言い聞かせましょう。目の前にそのようなモチベーションをぶら下げておくことは、余分な作業を追いやるための良い方法です。ただし、実際にご褒美を得られる時間を取っておくようにしてください。


3.悪い態度は早めになくす

オフィスの中で最も生産性の高い人は、前向きな姿勢で仕事を行います。しかし、その日の仕事を重荷ととらえ、ストレスを感じて行き詰まりそうだと思えば、実際にそうなるでしょう。仕事に対する姿勢を変え、抱えている仕事すべてを達成するという考えでスタートしてみましょう。


4.健康的な朝食を食べる

あなたは、朝食は食べなくても良いものだと思うかもしれません。そんな時間があるなら、すぐに仕事に取りかかった方が良いのでは? という意見もあるかもしれません。しかし生産性が非常に高い人は朝食を食べています。私はいつも卵と少量の果物を食べ、タンパク質と自然の糖質によるエネルギーを摂取しています。空腹なままデスクに向かっていても気が散るだけです。ただし、ドーナツや、体に悪いスナックは避けましょう。生産性が落ちる可能性があります。


5.すべての電話を前もって計画しておく

生産的な1日とは電話をかけることだ、という人もいます。それでも構いませんが、電話をかけることを前もって計画しておくべきです。たとえその作業で30分余分にかかるとしても、電話のスケジュールを決めておきましょう。予定があれば、それをこなすことができます。ランダム性に依存しないようにしましょう。


6.そして、電話の電源を切る

何かと光を明滅させる小さなスマートフォンは、本当に生産性が高い人にとっては非常に気が散るものです。実際に必要になった時だけ、電話をかけたり、アプリを使用したりしましょう。それ以外の時は、電源を切るか、少なくとも着信音やバイブレーションを無効にしましょう。大事な会議の時は、車に置いていきましょう。


7.ウェブニュースは2度以上読まない

私はかなり頻繁にニュースを書いているので、これは墓穴を掘るような提案ですが、ニュースを読むのに多くの時間を割くと、気を散らせる習慣ができてしまいます。午前中にニュースを読むのは1度だけ。あとは仕事だけに集中しましょう。


8.足を引っ張る人を避ける

生産的で仕事ができる人は、オフィスで仕事を先延ばしにする人、何も終わらせようとしない扱いにくい人、世の中のせいで自分はみじめだという不平屋を避ける傾向にあります。そういった人たちに廊下で会った時には会釈だけして、ほかのところでは避けるようにしましょう。


8 Smart Things Super-Productive People Do Each Morning|Inc.

John Brandon(原文/訳:コニャック)
Photo by Shutterstock.
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