日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

日本共産党 
前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

箕面は「昆虫の宝庫」・「天下の三大採取地」は「栄光ある夢」か!

2007年08月31日 20時47分16秒 | ノンジャンル
8月31日(金)
箕面駅前文化交流センター、郷土資料館で昆虫標本展 
 暑かった8月も今日で終わり。少し涼しくなるでしょうか?赤旗しんぶんの集金活動も兼ねて、駅前に行ったついでに、文化交流センター・サンプラザの地下、郷土資料館をおとずれました。箕面の昆虫標本展が行われいます。箕面は「昆虫の宝庫」といわれてきました。しかし、相次ぐ開発で、「その名がふさわしいのか」心配の声も上がっています。標本展にもその警告の文書が展示されていました。
 「箕面はどこへ、どの道を行っても虫のいる所は日一日と消えつつある。昆虫の宝庫と言う名も須らく返上すべきでしょう。その名は栄光ある見果てぬ夢となった。そして、箕面に何虫がおるとか、採れたという報告書は今では再び実証することができず、空しく資料及至史料となり、終わりぬ。止ぬるかな。今となってはもう言うのは遅いが、こんな狭い地域で利益の少ない植林事業なんか全廃して、自然林にして放置した方が余程有益である。」昭和40年(1965年)刊 大阪府農林部「箕面の動物相調査」近畿生物研究会 戸澤信義氏  同じ、戸澤信義氏は、その20年前、昭和20年(1948年)には「箕面・能勢を・・・東京に於ける高尾山、京都に於ける貴船と対照的な位置にあり、天下の三大採取地・・・」と「昆虫を採る箕面・能勢」宝書房 と述べておられました。
 「昆虫の宝庫と言う名も須らく返上すべき」と言われて、すでに42年年、箕面の山を削る開発は、彩都、水と緑の健康都市(箕面森町)、箕面トンネル、第2名神高速道路建設計画とますますひろがっています。すでに完全に「栄光ある夢」になってしまうのでしょうか?箕面の豊かな自然とは何か、改めて考えさせられます。
  昆虫展の展示物の写真より  オオムラサキ


郷土資料館「昆虫標本展」-箕面の蝶を中心として-
期間:8月24日(金曜日)から9月3日(月曜日)
開館時間:午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料:無料