日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

箕面市第5次総合計画でいう「誰もが担う公共」とは?誰が担うの?

2010年09月16日 00時43分00秒 | 市議会
9月16日(木)
箕面市第5次総合計画でいう「誰もが担う公共」とは?誰が担うの?行政や市の仕事はどうなるの?
 第5次総合計画の基本構想を審議する特別委員会が9月10日(金)おこなわれました。
 第5次箕面市総合計画とは、むこう10年間平成32年までの箕面市のまちづくりの基本となる計画です。

箕面市 第5次総合計画の特徴
 原案では、めざすべき将来都市像として「ひとが元気まちが元気やまが元気~みんなでつくる~箕面のあした~」としています。この将来像に向かって市民や行政がともにまちづくりをするため、「自助」「公助」「共助」の役割分担と「箕面の魅力アップ」を基本的な考え方としています。 箕面市ホームページより


日本共産党の名手宏樹は、
 第4章、第5節 「誰もが公共を担い、みんなでつくるまち」について質問しました。
 「誰もが公共を担う」一見、いいことのように聞こえます。「まちはみんなでつくる」もわかるように思えます。しかし、地方自治体=地方公共団体の公共は、市民から託された行政が責任をもって運営し、市民の代表の議会がチエックし、市民・住民の意見を反映させて運用されてきたのです。

 それを「誰もが公共を担う」とは誰が担うのでしょうか? 
 答弁では「行政、市民、自治会・NPO、事業者」ということでした。
 また、基本構想にはP24(2)「多様化、多元化」と書かれていますがこれはなんでしょう?
 「行政、市民、自治会・NPO、営利企業(業者)」が多元的に公共を担ってゆくということです。そして、これが、・・・第5章のP25上段の「新たな地域経営によるまちづくり」をになう」ということでした。

 それでは、行政は何をするのでしょうか?
 P24上枠の「行政でなければできない機能」とは何でしょう。さらに行政は「集中して、一層の効率化」するとも書いています。 
 担当職員は「生活保護など国の法定義務がある施策などに限定してゆく」なと答えました。
 つまり、行政は、「地域経営体」の「戦略本部」に特化することで、官僚組織としてスリムになることが必要だというのです。企画・立案機能を担う少数の官僚集団・・官僚組織としての「戦略本部機能」を果たすことが行政のこれからの役割ということになるのです。

 その一方で
P24 (2)「市民団体の組織化、自立化」とあります。これはどこがおこなうのでしょうか? 行政でしょうか? 
答弁では行政も参加する「多元的な地域経営体」らしいのです。

 上枠で「主体性や自立性を保ちながら・・・」といいながら・・・・・
市民団体を行政が、上からの組織化するのでしょうか?
 市民団体はもともと自主的であり、その意味で自立しているはずである。
 上からの組織化などは間違いなのです。 続く・・・・