日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

大阪府立稲スポーツセンターの廃止条例が府議会に

2011年10月13日 21時20分00秒 | 地方政治
10月13日(木)

 府議会に、大阪府立稲スポーツセンターの廃止条例が提案されています
障がい者の意見が無視されたまま廃止が決められていいのか!


 日本共産党大阪府会議員団が知事に意見書提出
 箕面市会議員団も「廃止するなと」市議会で一般質問、市長に申し入れ
 
 12日、羽藤議員が、「府に廃止すべきではないと申し入れすべき」と一般質問をおこない、市は「府が実施すべき事業は継続すべき」「府では、自らのリソースの活用を十分検討されていない状況」と答えました。日本共産党市会議員団は13日、改めて市長に「年間3万3千人、箕面市民も1万3千人がスポーツ・文化活動で利用している。廃止で不便になるのは明らか」「廃止すべきでないと府に申し入れすべき」と要望しました。奥山副市長が対応しました。

各会派、選挙区選出府会議員へ申し入れ 
 さらに、13日、市議会すべての会派に申し入れ、箕面豊能郡選出の、前田・上島府会議員にも「府議会で反対するように」と申し入れました。


大阪府知事 橋下徹 殿                  2011年10月13日

                              日本共産党府会議員団
                              団長 宮原 威
  稲スポーツセンターの存続を求める要望書 

 9月21日に開かれた今府議会に、大阪府立稲スポーツセンターの廃止条例が提案されています。
 稲スポーツセンターは、平成8年に障害者のスポーツ及びレクレーションの活動を支援し、障がい者の社会参加の促進に資するため設置されたスポーツ・文化施設です。昨年度は、年間3万3千人の利用があったのをはじめ、全国大会にも多くの選手を送り出し、先日の大阪府障がい者コンテスト2011音楽部門でもグランプリを獲得しています。
 稲スポーツセンターは、周辺に豊中支援学校、箕面支援学校など障がい者関係機関が数多くあり、他の障がい者施策と有機的に連関して、有効に活用されています。豊能地区の中心に位置し、北部大阪の代表的な障がい者スポーツセンターの役割も果たしています。
 ところが、今回の廃止理由に「府と市町村の役割分担」などが上げられていますが、内容は不明瞭です。現に、周辺に市立のスポーツ施設がありますが、どの施設も稲スポーツセンターの役割・機能を引き継ぐことを約束していません。
 稲スポーツセンターを利用している障がい者や介護者に、大阪府が廃止の説明をしたのは、廃止条例案を議会に提出した後の9月24、25日でした。廃止の理由が不明確で、代替え措置が曖昧なため、廃止に対する障がい者や介護者の了解は得られていません。
 今、大阪北部地域では、生きていくために欠かせないスポーツ・文化活動が続けられるのかという不安と、障がい者の意見が無視されたまま廃止が決められていいのかという怒りが、多くの障がい者や介護者の中で渦巻いています。稲スポーツセンターの廃止を強行することは絶対に許されません。
 よって、稲スポーツセンターの廃止条例案を撤回し、今後も存続・発展させることを強く要望します。