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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

箕面市議会民生常任委員会で、「国保料引き下げの請願」が審議 市議会初、請願者が意見陳述と答弁

2014年03月11日 18時54分00秒 | 市議会
3月11日(火)

 箕面市議会民生常任委員会で、「国保料引き下げの請願」が審議
 市議会ではじめて、請願者が意見陳述と答弁に
 自民・公明・維新が反対で不採択に 
 引き続き運動をひろげよう
 

 箕面市議会で民生常任委員会が開催され、箕面市社会保障推進協議会が提出していた、「国民健康保険についての請願」(国保料の引き下げの請願)が審議されました。
 今議会から、議会改革の進行の結果、請願者市民が議会で趣旨説明でき、紹介議員とともに委員の質問にもこたえて陳述できる制度が導入されました。その、第1号となったのが今回の箕面社保協の「国民健康保険についての請願」(国保料の引き下げの請願)です。
 市議会の委員会室は、入れるだけいっぱいの15人が傍聴に駆けつける中、請願の提案の趣旨説明が行われ、その後、委員からの質疑がおこなわれました。
 
 「将来に負担を残さないためにこれ以上の値下げはせず、赤字の解消が先では?」「一部の人にこれ以上市民の税金は使うのがよいのか?」「助け合いの制度だから限界があるのでは?」「累積赤字は、市が繰り入れをしてこなかった時期があったからではないか?」「様々な負担で低所得者は、可処分所得がなくなっているのではないか」など様々な意見や質疑が行われました。

 神田、名手の紹介議員と陳述者の2人が、「国保は、加入者に低所得者が多く、社会保障制度、国・府の負担を増やすことが重要」と一つひとつの質問に丁寧に答えました。

 採決では、自民:中井・稲野委員、公明:岡沢委員、維新:印藤委員が反対  
     無所属:中西委員が賛成 (委員長は政友会:川上委員長)
                  で不採択となりました。
 採決終了後、参加者は、各議員の様子がよくわかった。
・お二人のはじめの陳述が大変よかった。私も発言したかった。
・寒い中、署名を集めて回ったのが議会で審議され実ったと感じた。
・署名を広げながら、市民と一緒に議員を回って理解してもらう取り組みが大事。
・国保会計への繰り入れをしていない時期があったことを明らかにしてくれてよかった。民生常任委員に共産党の委員がいなくて残念だった。党がのびないとだめですね。
・広域化が決まったように言って、脅して値上げしたり、引き下げしないのは許せない。
・「国に従ってます」では、市の努力はみえない。請願者が質問できないのはもどかしい。
・共産党の議員を増やして議会を変えないと昔のままの議会にもどる。
・委員の一部が「広域化がバラ色」のように言っていたが、後期高齢医療でも値上げの連続、窓口は放棄、広域的な国保の大阪市は大赤字など実態は、広域化がよいことなどない。30%のために税金投入すべきかと言われるが、教育、介護も一部の人への税金投入だ。
・すべての委員が、「趣旨はよくわかるが・・」と言わざるを得なくなって陳述、説明が的確であった様子があらわれていた。

・今回、国保料引き下げの市民請願で、市民が、紹介議員とともに、市政の問題を突きつけてゆく先鞭をつけることができた。引き続き、運動とともに市民世論をひろげようと呼びかけました。