日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

箕面市議会 北急延伸関連予算案を特別委員会で可決 日本共産党は市民合意ないなど反対

2014年03月15日 20時29分00秒 | 市議会
3月15日(土)

14日、箕面市議会 北大阪急行南北延伸特別委員会 関連議案を、
自民、公明、政友会、維新などで可決
 日本共産党は、事業費が大きすぎ、競艇依存と拡大路線、市民合意ないと反対、



市の負担は2.3倍に
北大阪急行の新箕面(かやの中央)へ延伸は、公共交通の拡大という点で、日本共産は賛成、推進してきました。しかし、今年になって、急に市から出されてきた計画はでは、これまでの総事業費420億円から650億円(車両費用含む)に大幅増額されたもので、市の負担も80億程度から185億円に2.3倍に大幅に増やされたものです。

市民的に650億円の事業費のまともな説明なし

 市民説明では、昨年までに420億円の案で、自治会などを回って説明会を精力的におこない、(73か所1741人参加)「説明すればするほど賛成が増える」「7割の賛成を得た」としておきながら、今年はじめの650億の枠組みになってからは一切、市民説明はなし、なぜしないのかの質疑には、「市広報紙でしらせた、今後説明してゆく」というものでした。「事業費が大幅に増えたのは、地下の地盤が予想より軟弱な部分が多く、ナトム工法からシールド工法に変わったのが大きな原因だということ。」「事業費が650億とまとまり、大阪府100億、箕面市185億、鉄道事業者80億、国285億円の合意に至ったのがごく最近だった」と市長は答弁した。しかし、昨年12月にはすでに、新聞報道されていたのに、詳細は市議会にもしらされなかった。

100億円の街づくりも不明
 その他、鉄道以外のかやの中央、船場の街づくりにも100億円の市の財源が使われる計画ですが、この内容も、文化ホール、スポーツヘルスセンター(船場)、子育て支援センター(かやの)とはいうものの詳細は不明、PFIやPPPの手法で民間委託路線だけははっきりしているようだが、中味はまだ「生煮え」という答弁でした。

 枠組み変わっても説明なしに押し切る
 420億円の事業費の時の市長の説明では、「市の負担は70億円~80億円程度、すでにそのための基金が50億程度積み上げているから、学校1つ建設する程度で鉄道延伸は可能」としていました。それでも、西地域からは説明会で40%の「反対・わからない」のアンケートの声がありました。枠組みが変わってからはまともな説明なしに押し切る、こんな市民騙しのやり方は、腹立たしさを覚えます。

ギヤンブル依存拡大、バス交通の負担増える

 しかも、財源の多くは、競艇事業のからの収益をこの先30年間さきまであてるなどギヤンブル推進拡大のなかみです。
さらに、これまでバスで210円で千里中央まで行っていた方(東部地域や如意谷地域など)が新箕面(かやの)をから北急を使えばそこまでで210円のバス代がかかり、そのうえで千里中央へ初乗り運賃が80円程度かかる、結局、料金が増えることにもなることもわかりました。開通までに割引を検討といいますが、確証はありません。千里中央へのバス路線が減らされる、なくなるかもしれません。

日本共産党は市民合意がないと反対

 北大阪急行の新箕面への延伸計画は、事業費が大きすぎること、競艇依存と拡大路線になること、市民合意がないこと、街づくりにPFI、PPPなど民間委託路線ありきの計画になっているなどの点を指摘して、共産党市議団として反対しました。神田議員をはじめこれまで推進を主張してきましたが、この内容では賛成できません。特別委員会(全議員参加)では、共産党の2人と、無所属2人の4人が反対、その他、自民6、公明3、政友会4、維新4、無所属1の18人(委員長は自民)が賛成で可決しました。

 26日(水)の本会議で討論と採決が行われます。