4月3日(水)
令和6年度箕面市一般会計予算案に反対 その③
反対の4点目は、市民福祉の向上の人員の増員をすすめていない点です。
重層的支援体制では、今年24年度から本格実施が行われます。「分野横断的に包括的な支援体制を整備し、生活課題を抱えて孤立する人を取り残さない重層的なセーフティネットワークの構築をめざす」重要な事業です。しかし、支えあいステーションの職員と生活困窮者自立支援員の連携体制で行うとしていますが、アウトリーチ等を通じた継続的支援事業や個別支援の体制づくりを進めるためには、周辺他市でもすでに当たり前になっているSCWの位置づけを行うことが欠かせません。また、単独の機関では対応が難しい事案について行政が責任をもって対応する多機関協働事業を地域包括ケア室が対応できる人員体制を構築すべきです。
さらに生活保護・生活援護についても保護を受給者の推移は、コロナ禍が落ち着いたとされる、現在1021世帯 1234人に増加しています。コロナ後の生活苦が広がっています。しかし、現在のケースワーカーの9人体制の人数は定数に対し被保護人数に対して3人たりず、拡充できていません。市民の命や暮らしを守る人の拡充が必要です。市民の福祉の向上、増進に職員の増員をすすめない姿勢が一貫しています。
反対の5点目はみどり豊かで住み続けたい街と言いながら
市街化調整区域の開発などみどりを壊している点です。
川合・山之口の土地区画整理事業は工事が着手され無残な状態になっていっています。区域内の道路整備、都市計画道路の整備の予算が盛り込まれていますが、大型商業施設や物流関係のまちになってしまいます。現地の渋滞対策も見通しがありません。すでに今の里山の残された風景が一変しつつあります。あわせて、粟生外院の大畑地区も今、意向調査中ということですが、 土地区画整理事業の方向でまちづくりが進められると思われます。
既に箕面萱野駅の東側の市街化調整区域も、本来は全面的な商業活動ができない地域でありながら、カフェやアスレチックの付属施設との名目で住宅展示場に変わり、川合・山之口、大畑地区とも「市街地での市街化調整区域を保全をする」と議論が進んでいましたが、結局、保全がされずに開発が進行しています。非常に残念な事態になっています。
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