5月27日(月)
名手ひろきは、27日箕面市議会臨時議会で、箕面市立青少年教学の森野外活動センター条例の改正に反対し討論しました。内容をご紹介します。
オルタナの森・Minoh(青少年教学の森野外活動センター)/箕面市
箕面市立野外活動センターの指定管理者が撤退
臨時議会を開いて随意契約を認める条例改正
本条例改正案は、箕面市立野外活動センターの指定管理者=(株)アウトドア・リビングが経営赤字で4月に辞退、6月で撤退し、7月、8月以降のセンター使用の予約に対応できない状況になり、6月の早くに新たな指定管理者を決定し引継ごうとするものです。そのために指定管理者を公募のみから、随意契約も可能に条例改正すようとすものです。
高級レストラン、お酒も提供
問題は、2022年4月、2年前に指定管理した(株)アウトドア・リビングがなぜ経営破綻し、突然撤退することになったのかです。施設内で利用者が、仕事ができる「コワーキングスペース」、「室内農園」「高級レストラン」の運営を行い「目的外自主事業」として「お酒の提供」まで行うなど「教育委員会の管轄の『行政財産』で使用許可されるのは違和感がある」と日本共産党は、この指定管理者決定に反対してきました。
高すぎるキヤンプ利用料 以前の10倍
特にキヤンプサイトの利用料に市民割引はなく、約1000円~3300円、本館で約4000円~5000円にもなり、これまでの「10倍の料金」で「高すぎ、気軽に使えなくなる」と日本共産党は主張してきました。しかし、当時、市教育委員会は「サービス内容に見合う利用料で妥当」と説明してきました。また施設が老朽化し「約4億円の施設整備費のうち2億円は市が出すが、会社が利益を上げて毎年約1330万円ずつ市に返金する」としていましたが、約束は1年で頓挫し、破棄されました。
指定管理制度への方針の見直しもない
また、先ほどの文教常任委員会の議論では「新稲の森との一体的活用に対する市の総括はどうなっているのか?」「一体的活用」は今後切り離すのか?との問いに「以前の入札でも事業者が入りにくかった」切り離して検討してゆくと答えましたが、株式会社への指定管理制度への方針の見直しをする内容もあきらかになりませんでした。「次の新しい指定管理者が、7,8月の予約客が使われる利用料金が今の高くて利用されなかった利用料金を適用するのかどうかも、わからないまま、この条例改正を認めていいのか判断できません。
また、「今回の条例改正は随意契約をみとめるものですが、市の意思で自由に指定管理者を提案することができるようになる」ということであり、また今回のような株式会社が提案されることも否定できず、今回の事態を繰り返すことの歯止めとなるのか疑問です。
民間企業が利益を生み出す施設か!
日本共産党は「市民のための施設というより民間企業が利益を生み出す施設になり、教育委員会の管轄の施設かとの疑問を持つ施設になると危惧する」と警告していました。
儲け優先やめて、本来の「教え学ぶ」施設に
「教学の森」の名は「子どもたちが学び、教える側の大人たちも、教えることを通して学ぶという意味」だと元センター長は語っています。株式会社をはじめ民間任せで儲かる運営すすめることは、福祉、暮らし、教育を推進する市の施策として破綻しています。ふたたび市民の皆さんに広く利用され親しまれ「学び育ちあう」「教え学ぶ」教育施設に生まれ変わるように願い、市の根本的姿勢の総括も方針転換もはっきりさせない随意契約を可能とする条例改正案への反対討論といたします。
おっしゃる通り、今回アウトドアリビング社を破綻近くまで追いやったのは、維新(上島氏)です。
私は、オルタナオープン前と途中に整備を請け負ってましたので、
事情は熟知しております。
維新の闇を暴いてください。