4月1日(金)
箕面市立病院をめぐって運営形態の見直しや人件費などを削減する「経営改革プラン」が策定され実行に移されようとしています。日本共産党箕面市会議員団は、これまで市民の命を守る予算である病院会計予算にはいつも賛成してきました。
しかし、3月29日箕面市議会本会議で日本共産党は、22年度箕面市立病院事業費予算案に反対しました。その理由をお知らせします。日本共産党の名手宏樹が討論しました。
2022年度箕面市立病院事業費予算案に異議あり!
民間病院のような患者負担がすすめられます!
2022年度は患者の料金負担の見直しで、交通事故や生命保険の診断書作成の文書料金を現行5500円を6600円に引き上げます。池田や豊中市立病院では5500円です。他市の公立病院に先駆けて引き上げるものです。
時間外選定療養費の算定が行われます。これは時間外での救急外来に駆け込む患者さんへの加算金を徴収するものです。「緊急でやむを得ない場合をのぞき」としながら時間外選定療養費として初診料加算金並みの5500円の徴収をするというもので、これらは独立行政法人化されたりんくう総合医療センターや東大阪市立病院で導入されているものです。周辺市の公立病院では行われていません。
死後処理の料金負担(亡くなった患者の体を拭いたり着替えたりの手数料)の見直しも現行6600円を10,500円に引き上げます。民間病院ではすでに徴収しているとしていますが、市立病院が民間病院並みに患者負担を求めてゆくといこということでしょうか?
職員組合の合意がない給与・職員の削減に反対
さらに、22年度予算案には職員の給与削減、時間外給与の減額、職員数の削減の約7800万円も含まれています。現在、組合協議が行われているもので合意には至っていないものです。「実行するのは協議が整ってから」としていますが、組合と合意のできていないもの予算化し、議会で議決すれば、職員組合には「合意をせよ」との圧力になることは明らかです。
せめて周辺市並みの一般会計からの繰り入れを!
日本共産党は、市民への政策的医療を拡充させるため、一般会計からの市立病院事業会計へ繰り入れの増額を、繰り返し要望してきました。22年度予算案には、やっと3億2700万円が計上されました。前進ですが、2005年から2008年までは6億円もの繰り入れがなされてきました。それを、「独立採算を目指す」として、減らし2015年度にはゼロに、その後も特別交付金相当額の3000万円程度の繰り入れに抑えてきました。22年度はやっと見直し、「本来市が負担すべき政策的医療として救急、小児、高度医療を位置づけ、全国の公立病院の実績をもとにした額」にしました。法定内程度の繰り入れをようやく実施したものです。しかし箕面市立病院より少し大きな病床数364床の池田市では毎年10億円、箕面市の約2倍弱の613床の病床数の豊中市では23億円の一般会計のから繰り入れが行われています。せめて周辺市並みの規模や財政にふさわしい繰り入れで、命の砦としての市立病院を財政的に支えるべきです。
日本共産党は反対しました。維新6、自民4、公明3、政友5の議員が賛成し可決させました。
箕面市立病院をめぐって運営形態の見直しや人件費などを削減する「経営改革プラン」が策定され実行に移されようとしています。日本共産党箕面市会議員団は、これまで市民の命を守る予算である病院会計予算にはいつも賛成してきました。
しかし、3月29日箕面市議会本会議で日本共産党は、22年度箕面市立病院事業費予算案に反対しました。その理由をお知らせします。日本共産党の名手宏樹が討論しました。
2022年度箕面市立病院事業費予算案に異議あり!
民間病院のような患者負担がすすめられます!
2022年度は患者の料金負担の見直しで、交通事故や生命保険の診断書作成の文書料金を現行5500円を6600円に引き上げます。池田や豊中市立病院では5500円です。他市の公立病院に先駆けて引き上げるものです。
時間外選定療養費の算定が行われます。これは時間外での救急外来に駆け込む患者さんへの加算金を徴収するものです。「緊急でやむを得ない場合をのぞき」としながら時間外選定療養費として初診料加算金並みの5500円の徴収をするというもので、これらは独立行政法人化されたりんくう総合医療センターや東大阪市立病院で導入されているものです。周辺市の公立病院では行われていません。
死後処理の料金負担(亡くなった患者の体を拭いたり着替えたりの手数料)の見直しも現行6600円を10,500円に引き上げます。民間病院ではすでに徴収しているとしていますが、市立病院が民間病院並みに患者負担を求めてゆくといこということでしょうか?
職員組合の合意がない給与・職員の削減に反対
さらに、22年度予算案には職員の給与削減、時間外給与の減額、職員数の削減の約7800万円も含まれています。現在、組合協議が行われているもので合意には至っていないものです。「実行するのは協議が整ってから」としていますが、組合と合意のできていないもの予算化し、議会で議決すれば、職員組合には「合意をせよ」との圧力になることは明らかです。
せめて周辺市並みの一般会計からの繰り入れを!
日本共産党は、市民への政策的医療を拡充させるため、一般会計からの市立病院事業会計へ繰り入れの増額を、繰り返し要望してきました。22年度予算案には、やっと3億2700万円が計上されました。前進ですが、2005年から2008年までは6億円もの繰り入れがなされてきました。それを、「独立採算を目指す」として、減らし2015年度にはゼロに、その後も特別交付金相当額の3000万円程度の繰り入れに抑えてきました。22年度はやっと見直し、「本来市が負担すべき政策的医療として救急、小児、高度医療を位置づけ、全国の公立病院の実績をもとにした額」にしました。法定内程度の繰り入れをようやく実施したものです。しかし箕面市立病院より少し大きな病床数364床の池田市では毎年10億円、箕面市の約2倍弱の613床の病床数の豊中市では23億円の一般会計のから繰り入れが行われています。せめて周辺市並みの規模や財政にふさわしい繰り入れで、命の砦としての市立病院を財政的に支えるべきです。
日本共産党は反対しました。維新6、自民4、公明3、政友5の議員が賛成し可決させました。
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