『杉戸宿』巡りの前に腹ごしらえと東武伊勢崎線東武動物園前駅で下車、東口側に降りて駅前通りを少し歩く。立派な駅のロータリーから離れると店がポツポツとある。
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埼玉りそな銀行の斜め前あたりに大きな看板があるので見逃すことはまずないだろう。看板には『昔の味 純手打ちそば 一茶宮代』と白い地に黒々と書かれている。洗いざらしの紺の暖簾をくぐるとおばさんたちが忙しそうに働いている。
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冷やしがメインらしく『冷やしたぬきそば』『冷やしきつねそば』『冷やし天ぷらそば』『冷やしごまとろろそば』がピックアップ。何しろもり・かけそばは450円なのだ。私が注文した冷やしたぬきも700円である。
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2時前であったが、先客は4組。意外に混んでいる。比較的早く蕎麦は到着。グルメサイトにもあったが、これが本当の田舎そば、極太で同じ長さ、同じ太さがまずない。
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蕎麦の上にはたっぷりの海苔とワカメ、これを押しやると下にはこれも大ぶりな揚げ玉、胡瓜、椎茸が一つ、ナルトの上にはおろし生姜が乗る。生姜をタレに溶かしてまずは蕎麦からいただいてみる。
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ここで私は驚く、これほどの食べ応えがある田舎蕎麦は今から50年近く前に佐渡島の小木で入った蕎麦屋以来。武蔵野うどんのようなコシというか、固さ。よく噛み締めると美味いのだが、なにしろ太すぎてごわごわ感が強すぎ、だんだん顎が痛くなる。
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ツユは生姜を溶かしたからかもしれないが、やや酸っぱさも感じる。ワカメ、椎茸はまだいいが、揚げ玉は全くいただけない。大きすぎるし、古く油が匂う。そのうちツユでふやけるかと思ったが、そんな甘いものではなかった。ただ、せっかく作ってくれたものだからと一生懸命食べたが、あと少しのところで顎の筋肉痛と揚げ玉の戻り油の匂いで断念。私には少し無理があったようである。完食できず申し訳ない。ご馳走さまでした。
一茶宮代
埼玉県南埼玉郡宮代町中央2ー4ー3
0480334896