hokutoのきまぐれ散歩

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CS1stステージ展望〜阪神ファンの戯言

2024-10-12 05:00:00 | 阪神タイガース
2024年のセリーグペナントレースは9月28日に巨人の優勝で決着した。28日は巨人がマツダスタジアムで広島相手に8対1で勝利し、4年ぶりに敵地ながら自力で優勝したのである。阪神もヤクルトに7対2で敗れた。

あまりマスコミで言われてはいないが、今年の巨人の勝因は2023年度の『阪神日本一』のいいところを素直に真似たことだろう。①HRを狙うのではなく、出塁率つまり特に四球を重要視したこと、②ドーム球場の特性を生かして、守備力の向上を計ったこと、③前年から菅野投手の勝ち星を積み増したこと(昨年阪神の村上・大竹投手と同様)に尽きる。これは嫌味ではなく、昨年1年に阿部監督がよくベンチから見ていて、熟考した上の結果であろう。一方で優勝を逃した阪神は誰ということではなく、打力がなかなか回復しなかったことが大きかった。

9月29日の阪神は甲子園でDeNAとの試合であったが、先発の才木が何とか5回を2失点に抑えていた。しかし、6回突然の不調に陥り3連打で無死満塁を作られ、宮崎に2点タイムリー、伊藤スクイズ失敗も牧が記録上はホームスチールとなり、3対6となる。

ここで問題の打撃が頑張る。6対3でリードされていた7回裏に四球、ヒット、エラーで無死1、3塁を作り、代打糸原タイムリーで1点、森下四球、大山タイムリーで1点、佐藤の3ベースで2点と7対6に逆転、あとは締めて勝利した。

さらに10月3日に同じくDeNAに大竹が好投、2位を確保した。

本日12日よりクライマックスシリーズ1stステージが始まる。2位と3位は条件は同じ、先に2つ勝った方が2ndステージに進めるのだが、阪神にどの程度の分があるのだろうか。

今シーズンの対戦は阪神の13勝11敗1分、うちホームゲームは6勝6敗、アウェイは7勝5敗1分である。つまり甲子園で開催するアドバンテージはあまり大きくない。もちろん、阪神ファンの大きな声援が後押しすることは間違いないが。
今年の対DeNA戦の阪神先発投手は伊藤将6、村上・西勇輝5、青柳4、才木・大竹2、ビーズリー1である。19日先発の才木は1勝のみである。(但し、完封勝ちしている)

一方、DeNAの先発はジャクソン6、東5、濱口3、吉野・大貫2である。この中で東が先発した試合は3勝3敗なのだが、ジャクソンが先発した時は3勝2敗1分で負け越し、さらに得点が6試合で10点しか取れていない。(対阪神の防御率はジャクソンが2.10と最もいい。東は3.55とあまり良くない)


また、試合展開は横浜スタジアムでは1試合あたりの得点は阪神が4.3、DeNAが4に対し、甲子園(1試合のみ大阪ドーム)では阪神3.0、DeNA3.1とかなり差がある。つまり、甲子園ではあまり点の入らない接戦が予想される。この対戦で10点以上入った試合はDeNAが4回(阪神は0)とあるが、いずれも横浜スタジアムである。

短期決戦では①先取点、②投手力、とりわけセットアッパーとクローザーの成績が試合を左右する。先発が試合を作り、接戦に持ち込み、セットアッパー以下がつないでクローザーが勝つという勝ちパターンに持って行かなくてはならない。DeNAで阪神に強いのが、ホームラン6本のオースチン、打率、361の宮崎、打率.333の宮崎などが挙げられる。



2戦目は高橋vsジャクソン、3戦目がもしあれば大竹(村上)vs吉野(濱口)あたりが予想される。
昨年のCSファイナル(阪神は優勝したため1stステージはなかった)では木浪が打率5割と大活躍したが、このようなヒーローに現れてもらいだい。



最近の試合の状態からするとシーズン男ら前川、佐藤輝明、森下あたりに期待する。(昨年のCSでのホームランは森下の1本のみ、打点は坂本・森下・近本の2点が最高である。)
泣いても笑ってもここで2つ負ければ岡田采配の見納め、ぜひ勝利して2014年以来の下剋上を達成してもらいたい。(この年は1stステージで広島に1勝1分、ファイナルステージは巨人に4連勝して日本シリーズに進出した)