hokutoのきまぐれ散歩

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ワールドシリーズと日本シリーズ〜阪神ファンの戯言

2024-10-30 05:00:00 | 阪神タイガース
日米共にポストシーズンたけなわである。メジャーリーグはドジャースvsヤンキースでアメリカの東西対決となっていて、大谷選手や山本投手が在籍するドジャースが3戦終えたところで3勝、つまり王手をかけたところである。メジャーリーグはアメリカンリーグ(AL)とナショナルリーグ(NL)に分かれていてそれぞれ東地区・中地区・西地区の3つにそれぞれ5チームずつ、つまり2×3×5=30チームが存在する。ポストシーズンはやや複雑。

それぞれの地区の優勝チームのうち成績の良い2チームが抜け、3番目のチームと成績順の4〜6位の計4チームが3試合制で戦い、ワイルドカードチームを決める。成績の良い2チームとワイルドカードに勝った2チームがディビジョンシリーズに進出、先に3試合勝ったチームが勝ち抜け。

残った2チームがリーグチャンピオンシップスに出場、先に4勝したチームがリーグチャンピオンになる。最後はALとNLの優勝チームが戦い、先に4勝したチームがワールドチャンピオンとなる。

ワールドチャンピョンへの道はワイルドカード戦に出場した場合、ワイルドカード2、ディビジョン3、リーグチャンピオン4、ワールドシリーズ4、合計13勝しなければならない。また、ワイルドカードシリーズも含めて参加できるのは12チームであり、30チームに対して4割のチームが参加できる。

これに対して日本のプロ野球はセパそれぞれのリーグでファーストシリーズが2位と3位により行われ、先に2勝したチームが先に進む。ファイナルシリーズではリーグ戦優勝チームとファーストシリーズ勝者が戦い、先に3勝した方が日本シリーズ出場権をえる。日本シリーズで先に4勝、つまり9勝で日本一となることができる。日本プロ野球のチーム数は12、ポストシーズンに進めるのは6、つまり半分は出場できるのである。

この2つの制度を比較すると良く似ているようにも思えるが、①アメリカはポストシーズンでリーグチャンピオンを決め、そのチャンピオン同士でワールドチャンピオンを決める。これに対して、日本はペナントレースを行い、優勝チームを決めているにも関わらず、それとは関係なく、ポストシーズンを行うという矛盾が解消されていないこと、②アメリカはレギュラーシーズンが終わると同時にポストシーズンが始まり、8チームが同時に参加して、切れ目なく試合を続けることが可能だが、日本はせっかく優勝しても優勝チームはファーストステージ終了を待たねばならず、さらに消化試合が挟まるため、優勝決定後時間がかかること、など今の運営には問題が多い。

昨年のセリーグは我が阪神タイガースが早くに優勝を決め、ファイナルシリーズに勝ち、同じくパリーグの覇者オリックスと名勝負を演じて第7戦で阪神タイガースが4勝3敗で優勝した。このようなポストシーズンは理想的である。

しかし、今年を見るとパリーグはダントツでソフトバンクが優勝。ポストシーズンも3戦全勝で日本ハムを退けたのに対し、セリーグは大激戦。結果は追い縋る阪神を巨人が突き放し、9月28日に優勝した。しかし、ポストシーズンは終盤に打線の調子が良くなったファーストシリーズで阪神に連勝、ファイナルシリーズも巨人が3連敗から2連勝してアドバンテージを加えて3勝ずつまで行き、第6戦にもつれ込んだが横浜が勝利した。つまり3位の横浜が日本シリーズに進むことになったのである。

ここでセリーグリーグ戦全体の成績を見ると巨人は77勝59敗7分で勝率.566、阪神は74勝63敗6分で勝率.540、これに対して横浜は71勝69敗3分で勝率.507。つまり貯金2で日本シリーズに出ることになったのである。

ふと考えるとリーグ優勝チームのメリットは①ファイナルシリーズで1勝貰えること、②フランチャイズで行えること、のみしかないのである。極端な話、負け越しても3位になればポストシーズンに出ることはできる。(例えば2022年3位の阪神は68勝71敗4分)あまりにリーグ優勝の価値がないように思えるし、待たされた分コンディションを整えるのが厳しい。

今日の話はどのチームが勝ったからという議論をではなく、日本では今のCSを全てやめて、セパ両リーグの優勝チーム同士が日本シリーズを戦う。つまり昔のスタイルに変えた方がいいと思い、提案したいのである。百人百案なのかもしれないが、参考にして頂ければ幸いです。