『鉄道シリーズ』その163。母親の一周忌に京都日帰りをすることになった。今までは『格安切符』をチケットショップで購入していたが、回数券廃止で不可能に。やむなく『新幹線EX』を利用することにした。
予めアプリを用意して利用の仕方を勉強、丁寧な利用法は載ってはいるが、やはり不安である。利用法は2通りあり、①専用の券売機を利用して駅で切符を取得する、②Suica、PASMOなどの交通系ICカードを利用するの2通り。②の場合はチケットレスに加え、自宅の近くのJR駅から乗車すると乗り越し計算が楽であるため、こちらにした。
ただ、我々の世代は切符が無いのは不安である。まず、どの新幹線に乗るか間違えないか、検札はどうするのか、席を間違えず座れるのか、などいらぬ心配をしてしまう。
当日は自宅から井の頭線で吉祥寺駅に到着。ここから中央線快速に乗り、東京駅を目指す。吉祥寺駅は順調、中央線で座ることができ、ゆったり東京駅に到着。
東京駅では昼飯用のチキン弁当を購入して新幹線の改札へ。ここで当初予定していた9時より40分ほど早く到着した。早速アプリを起動して少し早い新幹線の空席を調べるが、意外に空いている。0824の新幹線にアプリで変更、席までちゃんと指定できる。
いよいよ新幹線の改札口である。説明ではここでICカードを使い乗車すると詳細を記した『EX利用票』が出てくる仕組み。もちろんちゃんと出てきた。確かにこれならば間違えない。
これは便利である。今までであれば混んでいる窓口に並び、変更手続きをしなくてはならず、最低でも10分を必要としたが、自らのスマホでできるならばものの3分有ればできる。
これで待ち時間の節約をして、3本早いのぞみに乗り、京都に向かったのである。因みに今、このサービスを利用して運が良ければサントリーモルツが1本当たるキャンペーンを実施中。見事、私は当選、帰りの新幹線でゆっくりすることができた。
一方でこのサービスが始まり、料金的なデメリット。それは自宅近くの駅から新幹線の駅までの運賃を乗る距離により異なるが、『山手線内』『東京都区内』までは無料としていたサービスがなくなること。私の場合は吉祥寺は都区内から一駅外れるため、以前ならば吉祥寺〜西荻窪の136円を払えば良かったが、今は東京〜吉祥寺の396円(いずれもICカード利用の料金)が引き去られてしまう。往復では520円の運賃増となるのである。