『鉄道シリーズ』その184。干支つく駅について毎年書いてきたが、動物の種類によって数はかなり異なる。馬・駒(午)年は高田馬場駅、駒込駅、駒場東大前駅駅などたくさんあるが、例えば羊(未)年などは一つもない。少なくとも日本国内にはないのである。やはりその動物が日本で親しみあるか、近くにいたかなどが関係あるのかもしれない。
昨年は虎ノ門、虎ノ門ヒルズ駅(東京メトロ)や虎杖浜駅(JR室蘭本線)、古虎渓駅(JR中央線)、幾寅駅(根室本線)とそれなりにある。
今年の干支である兎(卯)はあまり多くない。『兎』が付くのは山形県を走る山形鉄道フラワーライン長井線の『白兎(しろうさぎ)』駅のみ。この路線は旧JR長井線(赤湯〜長井〜荒砥、30.5km)が3セクに転換したもので転換後に利便性確保のために4駅を増やしたうちの1駅。
2017年の1日平均乗降客は15人の無人駅。名前の由来はこの駅の地名が南陽市白兎から来ている。話題の駅長は白うさぎの『もっちい』とのこと。いつもいるわけではないらしい。
『卯』が付くのはJR予讃線の駅で愛媛県西予市にある。駅は歴史的建造物である開明学校(西予市所在の1882年創設された四国で最も古い小学校)に似たフォルムに1988年改築された。
特急停車駅で西予市の中心駅だが2021年に無人駅となった。
実は最初の写メにある『卯原内駅』にも卯は入っていたが、既に北海道の勇網線は1987年に廃止、駅も跡地が卯原内交通公園として残されている。このスタンプは1972年鉄道100年を記念して東京駅前の大丸デパートなどで開かれていたイベントで押印したもの。懐かしいDJ印である。以上3駅しかない『うさぎ』のつく駅でした。