『秋の甲斐路へ』②。新倉富士浅間神社を後に富士パノラマロープウェイを目指す。河口湖畔から標高1075mの展望台まで3分で登ることができる。湖畔の無料駐車場に車を停めてロープウェイまで行くが、やはりこちらも外国人でいっぱい。
1台待ってすぐに登ることができたが、ゴンドラは満員、周りの景色を楽しむ余裕はない。
山はカチカチ山と呼ばれていてロープウェイにはウサギとタヌキの人形が乗せてある。とにかく富士山が雲に隠れないことを祈りつつ、曇天のなか頂上に到着するとなんと富士山全景が望めるようになっていた。
地元の人に聞くと山にこの時期雪がないこと自体が不思議だそうだが、今年はまだ雪が降っておらず、みる限りは黒っぽい山頂しかない。しかし、ロープウェイで登った分だけ左右に長く伸びる稜線、左側にある広いゴルフ場、これだけ観にくる価値がある。
さらに左側にある道を歩いて行くと右側の眼下に河口湖が広がる。もちろん晴れていればそれに越したことはないが、風景としては十分である。
山頂駅の前にはかわらけ(土器)投げやうさぎ神社、さらにたぬき茶屋、まるでカチカチ山である。たぬき茶屋でお土産を買うが、店のおじさんが英語で話しかけてきたのには驚いた。少し話したが、インバウンドが90%らしい。日本人の観光客は珍しい方のようだ。
ロープウェイを降りてから河口湖の湖畔を歩くがもうドウダンツツジが赤く色づき、秋らしくなっていた。
次は道の駅富士吉田まで車を走らせる。規模の大きな道の駅であり、向かい側には『ふじさんミュージアム』、隣には『富士山レーダードーム館』を擁する。また、敷地内にはモンベルなど商業施設もある。昼前になり、取り敢えず昼食場所を探すことにした。(以下、次回)