詳しくは『澤蔵司稲荷』の記事に書いたのだが、文京区春日にある伝通院門前に創業400年の蕎麦屋がある。元々は本当に門前にあったのだろうが、再開発でマンションの1階、ファミリーマートのお隣に狭い間口のお店はある。
店の名前は『稲荷蕎麦 萬盛』、創業400年と聞くとさぞやクラシックな店と想像するが、再開発しているため近代的なお店。
ただ、店内には古い営業許可証や澤蔵司稲荷の創建当時の擬宝珠、縁起などが店内に掲示されている。
12時に店に着いたのだが見える席は一杯、ようやく店の一番奥の4人掛けの席に相席させてもらう。
とにかく混んでいてお茶を持ってくる余裕もない。ようやくおしぼりとお茶を持ってきてもらい、箱そば(税込800円)を注文した。
周囲を見渡すと道路工事の人や周辺に勤めるサラリーマン、相席になった人もかなり待たされているが、普段からなのだろうか別に不満げな表情でもない。
15分ほどしてこの2人が頼んだミニ丼セットが登場、ミニ丼といいながらボリュームもあり、これで950円だから流行るのかと勝手に納得する。肝心の箱そばはちょうど30分待って運ばれてきた。
朱塗りの箱にはもりそば、その横に煮た油揚げ、蕎麦猪口と徳利がきちんと入る。蕎麦は細めの麺、たぶん二八蕎麦なのだろうか。茹でたて締めたてである。
蕎麦猪口にツユを入れてまずは一箸、喉越しの良い蕎麦、ツユも甘すぎず辛すぎずちょうど良い。ただ、ひとつだけ気になるのが、蕎麦がたっぷりあるため、少しツユの量が少ないが。
狐さまと同じお蕎麦を美味しくいただくことができました。ご馳走さまでした。
稲荷蕎麦 萬盛
文京区春日2ー24ー15
0338112763
文京区春日2ー24ー15
0338112763