hokutoのきまぐれ散歩

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『久我山歳時記』(57)〜寒さもピークの大寒

2025-01-20 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』(57)、1月20日は大寒の入り、最も寒い時期に突入する。とはいえ大寒は二十四節気の中で冬の最後の季である。今のところ東京では最低気温が氷点下になったのは1回のみだが、気象庁のデータで最低気温が最も低いのは1月18日〜1月28日(1991〜2020年の30年平均)の1.1℃、つまり大寒とほぼ付合することになるのである。

二十四節気はかなり昔に作られたものというイメージがあるが、意外に気温と連動している。では東京の冬日を調べると2025年は1月5日-0.2℃の1回のみ、2024年は1月25日-1.1℃、2月7日-0.1℃の2回とほんのわずかしか記録されていない。これに対して2023年は7回、2022年は14回とこれだけ見てもかなり温暖化が進んでいることも分かる。

二十四節気をさらに細かくした七十二侯では『欵冬華(ふきのはなさく)〜1月24日』『水沢腹堅(さわみずことりつめる)〜1月29日』『雞始乳(にわとり初めてとやにつく)〜2月3日』となっている。

水沢腹堅と聞くと仕事で昔お邪魔していた袋田の滝を思い出した。当時は良く結氷したもので美しいがとにかく寒かった。

久我山付近をそぞろ歩いて見ても風が強い日が多かったせいか、さらに木の葉が落ちて寒そうな木ばかりが目立つようになってきた。

もちろんまだサザンカの花は咲いてあり、モクレンや椿のように芽を出したり、蕾をつけたりしているものもあるが、例年ならば1〜2輪の花を付けていたはずの梅の木もまだ蕾は硬いままである。

我が家の庭もハナミズキやハナカイドウの葉は殆ど落ち、常緑樹のツバキ、サザンカなども葉はあるが、あまり明るい感じがしない。



色のあるものといえば実だけがツルにしがみついて葉葉枯れたカラスウリ、オレンジ色がやけに目立っていた。



普段ならこの時期に蕾が出てくるクリスマスローズの白い花も全く気配はなく、お正月までは網を掛けて鳥に食べられないようにしていたセンリョウも網を外した途端にムクドリがやってきて殆どの実を食べられてしまった。

(庭から切ったセンリョウ)

ただ、室内と室外両方で育てている一昨年の12月に買ったピンクのシクラメンは何とか3つ目の花を咲かせてくれて楽しませてくれているが。春になって花を見れるまでにはまだかなり時間がかかるだろう。







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