hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

唐揚げ2個の誘惑〜by小諸そば

2024-10-21 05:00:00 | グルメ
いつものように近くの小諸そばにランチを食べに行く。今日は蒸し暑かったが、一時に比べると天国のように涼しくなった。暑い時はついつい毎食冷やしタヌキばかり食べていたが、やっとかけそばを食べる気もしてきた。
今年の秋の季節メニューは『根菜の天ぷら〜インカのめざめとにんじん』とメニューにあるが、あまり食指が動かない。これなら普段通りにかき揚げそばにしようと思っていたが、今週の特別サービスとして『鳥から!今だけお得!大盤振る舞い』という幟が出ている。




よく読むと普段はからあげそばには2つの鳥の唐揚げが乗せられているが、今週(10/9〜18日)は2個の唐揚げ増量、つまり普段の倍の鳥唐揚げが乗せられるのである。(値段はからあげそばは560円)
小諸そばのメニューはご飯物を除きほぼ一度は食べたことがあるが、からあげそばは何となく敬遠してきた経緯もある。ジョージくん風に言うと『ここで食べねば、折角の千載一遇のチャンスを失うことになる』と心の中で葛藤し、注文した。たぶん、小諸そば小舟町店でこんなことを考えたのは私だけかも。

出てきたからあげそばは見た目は3つしかからあげは乗っていない(ように見えた)。しかし、これをクレーム付けるほど強気には生きていない。例え3つしか乗っていなくとも普段の1.5倍乗っているのだ。
お冷を汲んで、席に座り、割り箸を割って注意深く丼の中の唐揚げを捜索する。ツユの中に潜るのだからアクアラングを付けている気持ちで注意深く蕎麦を寄せるとあった!4つ目の唐揚げがである。さらに普段この店でお目にかかることの少ないオクラが1本、普段はトロロなどとぬるぬるしているのだろうが。

小諸そばは刻みネギとワサビは使い放題、そば湯は飲み放題なのは立喰そばマニアでは常識、隣の親父などケースのネギをかけそば(具なし)に1つ分入れてネギそばにしているのをよく見る。これはOKなのだ。丸亀製麺で揚げ玉が入れ放題と同じくらいの常識である。私もそれなりにたっぷりネギを乗せて、七味唐辛子を振って頂く。しかし、残念ながらこの作業に時間をかけ過ぎたのである。

小諸そばの麺は茹で麺ではないので喉越しがいい。しかし、4つの唐揚げが邪魔して中々麺に箸が届かない。さらに時間を経た唐揚げは衣がツユを吸って大きくなり、掴みにくい。これは熱いこともあり、一口サイズには収まらない。

(夏の穴子天そば)

唐揚げを齧り、麺を持ち上げて食べる。次に齧りかけの唐揚げを食べると口がいっぱいになり、なかなか飲み込めない。
この行為を続けるとたくさん乗せたはずのネギが無くなりまた追加。食べる物もふやけた衣の唐揚げに増量のネギ、麺の量と見合わない。

(春の桜エビかき揚げそば)

結局、麺だけ食べ終えてネギの浮いたツユと唐揚げ1つ半が残ってしまう。
カツカレーを食べる時は最後のご飯一口と端っこのカツを共に食べ、水を呑んで満足感に浸るのに、からあげそばは唐揚げ増量の煽りをくらい、失敗してしまったのである。

やはりすべてにおいて適材適所、いや適量が大切なことを思い知った『からあげそば』であった。ただ、日本そばと唐揚げが好相性であることはよく分かったのである。

サンシャイン〜護国寺駅の坂巡り①

2024-10-20 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その222。今回は東池袋のサンシャインから雑司ヶ谷を通り、護国寺までの坂道を巡る。


サンシャインシティは中核の高層ビルサンシャイン60が竣工したのが1978年ですでに46年が経過している。だからサンシャインが東京拘置所、いわゆる巣鴨プリズンの後に建設されたことを知る人も少なくなってきているように思う。

サンシャインシティの裏手には首都高速道路東池袋ランプがある。その前の通称・坂下通りを歩くと左側に東京国際大学の巨大な校舎が現れる。そのまままっすぐ行くと都電(サクラトラム)の踏切に至る。

池袋から大塚3丁目に抜ける便利な道なのだが、あまり混雑していない。左側にはこじんまりした銭湯がある。



その先の信号には『開運坂下』とある。ここから右手に登っていくののだが、説明板に『柔道創始者である嘉納治五郎の邸と道場が坂上北側にあり、彼が命名。開運坂道場と呼ばれた』という趣旨のことが書かれていた。



また、坂下には駐在所があるのだが、私が子供の頃にはここに大日本愛国党の党本部があり、街宣車が走っていたことを思い出す。ただ、彼も1990年に亡くなり、今は名残もない。



開運坂は坂下通りを直角に右に曲がり、坂上で左にクランクしている。その先は護国寺の境内の裏をまっすぐ歩く。



右手に小さく『福田稲荷』という石碑がある。直角に曲がると細い参道、石の鳥居の奥には赤い鳥居が3つ、さらに石の鳥居があり、奥に小さな祠が置かれている。



中にある石柱の一部には『宝暦十二壬年・・』とあるので1762年、つまり江戸時代のものであろう。ネットで調べると『元和』(1615〜1624年)頃に創設されたものらしい。

再び護国寺の境内裏の道を歩くと不忍通りに出る。これを渡ると雑司ヶ谷墓地が広がる。学生時代に友人の下宿があり、よく遊びに行ったのだが、その頃と雰囲気は変わっていなかった。(以下、次回)

あて〜市ヶ谷グルメ

2024-10-19 05:00:00 | グルメ
直近に『昭和の暮らし博物館』という昭和25年築の民家を見学したからではないが、古い日本家屋に入ると落ち着くし、懐かしさを感じる。本日お邪魔した市谷の『あて』も昭和34年築の二階建民家をそのまま使って営業している居酒屋である。

近年、昭和レトロが注目されているが、実はこの店はそのブームに乗ったものではなく、2009年これには私がお邪魔してから15年にもなっている。

懐かしい玄関の引き戸を開けてはいる。中は2階建で3人以上のお客さんは2階、1〜2人は1階に案内される。1階はカウンターとその後ろに2人掛けの席が2つ、ただ、机も小さく、私はカウンターの方が好きである。この日はスタートが18時、先客は1人で手酌で呑んでいた。我々は壁側から2人で座り、目の前の板前さんと話しながらとベストポジション。



まだ、暑さが残る中、乾杯の生ビールが美味い。お通しは必ず握り寿司一巻と佃煮、これをいただき、腹を落ち着かせる。

あてはまず刺身盛り合わせ、イサキ、マグロトロ、イカ、カツオ、甘エビの5品。いずれも新鮮、特にイサキが脂の乗りが良く美味い。酒をすぐに注文、この店は塗りの片口で提供される。まずは『鳳凰美田』(栃木県)と無難なところ、刺身にはいい。



次いで牛すじ豆腐、見た目ほど味は濃くない。甘みを抑えてもまろやかに仕上がっている。酒は『手取川』(石川県)へ。

煮物が続くが、イワシの梅煮。この店で覚えて我が家の定番つまみとなっている。新鮮なイワシは骨が簡単に外れて、浅く煮ているため、身を煮汁に付けて頂く。


さっぱりとクリームチーズの西京漬、きゅうりの上に乗せてある。酒は『酔右衞門』(岩手県)、ねっとりと旨みのある味とチーズが良く合う。



煮あなごは蕩けるような柔らかさ。わさびを乗せて頂くが、酒が進みすぎる。少し辛口もと『秋鹿』(大阪府)を注文した。ひやおろしだが、まろやか、くいくいといってしまう。


揚げ物は公魚の唐揚げ、小さめのサイズがいい。さらに漬物、にんじん、大根、きゅうりの糠漬け。いずれもよく漬かっていて酸っぱさだけでなく甘さも感じる。『雨後の月』(広島県)はしっかりとしたフルボディであった。



隣の人が頼んだ竹輪の磯辺揚げが気になり、注文。値段も安く、お得感あり。よく銀行の食堂で昼飯に食べた話になる。

酒は『川口納豆』(宮城県)、面白い名前だが、綿屋を醸す金の井酒造が川口納豆さんの田んぼで育てた美山錦を使い、作られた特別なお酒。ひやおろしだが、素晴らしい出来であった。

もう呑み過ぎと言いつつ、最後は『紀土』(和歌山県)で締め、トータル2人で7合。よく呑み、よく食べの宴会となりました。実はご一緒したSくんの卒業記念、楽しい酒盛りでした。ご馳走さまでした。

あて煮込み肴
千代田区九段南4ー8ー34
0332620044

今週末はべったら市です〜今年はさらに!流鏑馬も

2024-10-18 05:00:00 | 日記
秋も深まり、祭りが各地で行われている。勤務している日本橋小舟町(正確には隣町)では毎年恒例のべったら市が10月19・20日の両日に行われる。しかも毎年同じ日に開催されるのだが、今年は偶然週末と重なったのである。その開催前の風景を見てきた。

べったら市は元々は10月20日の恵比寿講の前に道具や供物の鯛、恵比寿大黒の像などを売る市であった。そのうちに大根の浅漬けを売るようになったのだが、若い衆が女性をからかいながら大根の漬物を振りながら売り、漬物に付いた麹が服にベッタリつくが転じて『べったら市』となったともいわれている。



神社は地下鉄小伝馬町駅からすぐの所にある寳田恵比寿神社という普段はこじんまりしている神主もいない無人の社である。





ただ、べったら市の時は御朱印も出るし、神社入口には大きな赤い提灯も吊るされる。





(昨年の様子)

社の前の恵比寿通りにはべったら漬を売る露店が並び、『皮あり』『皮なし』以外に葉っぱの部分も売っている。パッケージは匂わないようにパック詰のものもあれば、大根漬けをそのまま紙にくるんで渡される店もある。また、面白いくらい店により味が違い、甘いのもあればあまり甘くないのもある。コロナも癒えたので味見の上買うことができるので好みの物を買うことが可能。



(昨年の様子)

他にもお好み焼やたこ焼き、綿菓子などたくさんの露店が出るが、周辺の商店も趣向を凝らした出店をしていて、昨年私はは佃煮と靴下を購入した。出店準備を早々始める人もいる。たくさんの提灯が並び賑やかである。





実はもう一つ恵比寿様を祀る神社、椙森神社付近にも露店が多く出る。椙森神社(すぎのもり)は1466年に太田道灌が雨乞いの霊験があると山城国稲荷山五山を勧進して祀ったもの。江戸時代には江戸三森(椙森、柳森、烏森)と呼ばれ、庶民だけでなく、松平信綱など大名からの崇敬も集めた。また、富籤でも知られていた。





こちらの神社は境内も広く、周囲には人形町の老舗である魚久や人形町今半、芳味亭なども出店、これを目当ての客も多く、特に魚久の切り落としには100m以上の列ができることもある。露店を出すエリアには屋根も設けられ、準備万端である。

でも今年はこれだけではない。江戸街道プロジェクト実行委員会が中心となり、べったら市会場近くの堀留児童公園(中央区日本橋堀留町)で将軍家の指南役を務めた小笠原流の継承者が19、20日に特設の会場で流鏑馬を披露してくれることになったのである。それぞれ12時40分、14時40分から2回ずつ開催される。

その会場を下見してきたのだが、公園の真ん中に砂を敷き詰め、的を立てる台も置かれていた。



それぞれ先着200名ずつなので早く行かないと見れないかもしれないが。ちなみに当社事務所からはよく見えるのである。

人形町はわくわくする週末を待っているようである。もし、お時間が許せばぜひべったら市&流鏑馬を見に足を運んで下さい。私も行きたいと思います。


龍府〜日本橋ランチグルメ

2024-10-17 05:00:00 | グルメ
先週まではエアコンを使って冷房をしていたのに上着なしでは寒くなった。しかも雨が断続的に降っている。そのタイミングでしばらくの間我慢していた台湾ラーメンがメニューにある店に入った。



『龍府』という町中華の店は完全に中国の方が経営しているらしく、店員さんの公用語は中国語。もちろんフロアの女性2人は日本語は達者だが、サービスは中国流。店に入るとガラガラなのに坐る席を指定し、そばに立って注文を言うまでは立ち続けて見下ろしている。


たぶん彼女たちにとっては普通のことだろう。注文は決まっているから『台湾ラーメンとチャーハン』というと返事することもなく厨房に伝えた。

すぐに鍋を振る音がして料理に取り掛かっている。周りを見ると注文品が来てないのは私だけ、それだけすぐに作ってくれる。

数分後に台湾ラーメンとチャーハンは到着した。丼を覆うのはもやし、ニラで麺は見えない。よく見るとミンチも入っている。

スープを一口、辛いだけでなく、コクもある。まずは上に乗る野菜を片付けながら食べ進めるが、スープが辛いせいもあり、モヤシが美味い。麺は細麺のちぢれ麺でスープによく絡む。ちゃんと紙エプロンがあるので助かる。わしわし野菜を食べると麺が出てくる。なかなかヘルシーでいい。



チャーハンは出来合いをジャーからよそったものだが、味付けはいい。卵とネギ、細かく彩りを添えるにんじん入りである。
だんだん辛くなってきたが、チャーハンを食べることにより緩和しながら完食する。さすがにスープまでは全ては飲まなかったが。




口直しに杏仁豆腐を一口、これだけでさっぱりするから不思議である。一品料理の定食や麺類+小チャーハンのセットがそれぞれ10種類ずつ、日替わりのメニューまで含めると25種類以上、恐るべきは中華料理の調理人である。ご馳走さまでした。



龍府
中央区日本橋小舟町10ー5
0356412429


都営三田線スタンプラリー⑥

2024-10-16 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その252。都営地下鉄三田線スタンプラリー⑥、志村坂上駅は中山道沿いにある。都営地下鉄が開通する前の1966年5月までは地上を都電18系統(志村坂上〜巣鴨車庫〜春日町〜神保町〜神田橋)と43系統(志村橋〜志村坂上〜巣鴨車庫)が走っていた。



志村坂上駅のスタンプは『志村一里塚、戸田橋』が描かれている。志村一里塚は駅下車すぐのところにある。中山道3番目の一里塚として築かれたもので今でもほぼ完全な形で残されている珍しい存在である。




また、志村坂上駅から走るとまずは新河岸川を渡るが、ここに架かるのが志村橋。さらにその先にある荒川の上に架かっているのが戸田橋で都県境となる。


志村3丁目駅を上がると志村城址公園の前に出る。志村城は豊島一族により作られた城で築城の年はわからないが、1455年に千葉信胤が入城した記録はある。その後、後北条氏に攻められ、落城。その後は後北条氏の支配を受けた。



この城址からほど近いところにある前野熊野神社がスタンプに描かれている。前野町には熊野神社が2つあり、こちらは東熊野神社と呼ばれている。こちらの神社は村社に列格されている。



駅を降りると小さな山のようになっていてジグザグに坂を登ると眺めのよいところに神社がある。

蓮根駅からは地上に出る。蓮根2丁目に駅があり、高架の駅となっている。三田線は中山道と分かれて左に弧を描きながら曲がって行く。



駅のスタンプには『城北交通公園、いたばし花火大会』がデザインされている。都立城北交通公園は未就学児向けに自転車や三輪車の貸し出しもしており、子供達が楽しそうにコースを回っている。



他には『D51513』と『ベビーロコ号』というSLが静態保存されていてこれを見るだけでも楽しい。ベビーロコ号は1912年ドイツ・コッヘル社製の小さなSLで和歌山県にあった有田鉄道より東武鉄道が構内入替用に購入したが、あまり使われていなかった。
1958年以降は東武東上線ときわ台駅構内に放置されていたものである。(以下次回)


レストラン東洋〜日本橋ランチグルメ

2024-10-15 05:00:00 | グルメ
日本橋を渡ったところで正午となった。この辺りのお店は12時少し前あたりから最近は満員、列ができていることも不思議ではない。例えば『紅花別館』、カレーライスが有名だが、すでに5人待ち、立喰そばは『一心たすけ』『よもだそば』は店に入れない、『はなまるうどん』は地下階段から列が伸びるといった具合。さらに中華料理の名店『小洞天』は閉店してしまった。


しかし、こんな時に私が向かうのは『レストラン東洋』、中央通り沿いにドンと店を構える大箱レストラン。創業は1963年、つまり60年以上になる。1階は喫茶、2階はレストランだが、この大きなビルの2フロアを占める。2階に上ると4人席に案内してくれる。



メニューには『日替Aランチ』(880円)、本日は味噌カツである。『Bランチ』(エビフライ2尾、ハンバーグ、目玉焼き、ライス)・『Cランチ』(エビフライ2尾、豚肉生姜焼き)がいずれも1080円である。他にも色々とメニューはあるが、やはりお得なこの3つを頼む人がおおくなる。私はBランチにした。



すぐにお冷がサーブされ、次の瞬間にはBランチが到着。僅か3分ほどのこと。ナイフ、フォーク、割り箸、お手拭きが揃って箱に入っている。




よく見るとレモン果汁の小袋、タルタルソース、千切りキャベツも付いている。ハンバーグにはデミグラス、その下には炒めたスパゲッティ、まさに昭和レトロの日本洋食ランチである。

まずはハンバーグと固く焼いてある目玉焼きから、ちゃんとナイフで切ってドミソースをつけ、口に入れる。これはライスにベストマッチ、ちゃんとハンバーグの挽肉は粗挽きで食べ応えがある。

また、ドミソースがついたスパゲッティも素晴らしくうまい。1本目エビフライにはレモンをかけ、タルタルソースで頂く。やや細身だが、ぷりぷり感もあり、揚げたてで風味もいい。この店の欠点は料理の量に比べてご飯がかなり少ないこと。もう少しは欲しいところである。

キャベツ千切りを頂き、ハンバーグを食べてライスを頂く。これなら茶碗の方が便利なのだが、やはりこの店は洋食屋。フォークでライスを食べる人も多いのである。

もう1本のエビフライはソースで頂くが、やや甘めのソースによく合う。とにかくお昼過ぎても席の確保ができる可能性もあり、値段もリーズナブル、さらに注文品はすぐに出てくる営業マンには有り難いお店である。ご馳走さまでした。





レストラン東洋
中央区日本橋1ー2ー10
0332710003

自由が丘駅〜都立大学前駅付近の坂道②

2024-10-14 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その221。自由が丘付近の坂道2回目、睦坂を上って行くと目黒通りにぶつかるが、これを渡ってから左に行く。宮前小学校の方に右に折れると目の前にかなり先まで見通せる急な坂道が現れる。

この坂道が『しどめ坂』。しどめとは草ボケというバラ科の赤い棘のある木。この木が呑川の岸辺に群生したことから付いた名前である。花は朱色に近い赤い花をつける。





坂の上の道を曲がり、校庭に沿って行くと、しどめ坂と並行する坂道が現れる。この坂道もかなり遠くまで見通すことができる。坂道自体は2車線と細いため、余計にその勾配が強調される。



これが『太鼓坂』、由来は①この坂道の斜面が太鼓のような形をしていたから、②急坂のため太鼓を転がすように人が転げ落ちたため、という説がある。案内板は小学校の壁に貼られているが、親切にもそばの坂道の地図もついていた。

再び目黒通りに戻り、左に曲がる。自由が丘通りを越え、次の道を左に行くと細いくの字に曲がった緩い坂が出てくるが、これが『氷川坂』。



由来はこの先に氷川神社があるため付いたなまえである。



そのまままっすぐ行くと八雲氷川神社の参道になる。由来はわからないが、文書などによると少なくとも江戸時代中期にはあったと思われる。参道も長く、ようやく本殿に到着。お参りをした。






ここからは呑川沿いを歩きようやく都立大学前駅に到着することができた。








『昭和レトロカレー』⑪〜カレーは飲み物

2024-10-13 05:00:00 | グルメ
『昭和レトロカレー』⑫、昭和レトロを語る上ではやはり新橋駅前の2つのビルを抜きに語れない。『新橋駅前ビル』『ニュー新橋ビル』はいずれもサラリーマン天国と言われていて、あまりチェーン店は多くない。ただ、最近は特にニュー新橋ビルの1階はそうでもなくなり、かつや、からやま、豚大学、カフェラミルなど小規模なチェーン店が入ってはいるが。

ニュー新橋ビルの地下1階に『カレーは飲み物』という大胆な名前の店がある。1980年代にモト冬樹、グッチ裕三などが入っていたビジーフォーというコミックバンドがあり、一番大きなメンバーのウガンダ・トラさんがカレーの早食いの時に『カレーは飲み物』と言っていたのが、由来らしいが、これを店名にしている。

店は横長でカウンターのみ、おじさんとおばさんの2人体制で営業中。店の右端に食券の券売機がある。カレーの種類は『赤い鶏カレー』『黒い肉カレー』『カツカレー』があり、さらに量は小盛、中盛、大盛、山盛と量の種類も4つに分かれているが、値段はいずれも990円。

カツが乗ろうが乗るまいが同じ値段である。(但し、カレールー増し、カツ増しなどは少し高い)

多分、量が多すぎるだろうと覚悟の上で『黒い肉カレー、中盛』の食券を購入。席に座ると食券を受け取ったおばちゃんが『トッピングは何にする?3つまで選べるから番号で言って』と言われる。目の前の板に10種類のトッピングが書いてあり、その中から選択するシステム。私は②らっきょう、③福神漬、⑩フライドオニオンを選択、番号で答えた。



お冷を飲みながら待つが、早速隣にいるおじさんが黒いカレーを鍋に入れて温め始め、予想に反し3分も経たないうちに山盛のカレーが登場。大きなワンディッシュにトッピングまで含めて盛られていて、端には千切りキャベツも付いている。カレーの上にはフライドオニオンがたっぷり、まずはルーを一口。最初はやや甘さを感じるが、徐々に辛くなるタイプ。ただ、店名はカレーは飲み物だが、サラッとではなく、どろっとしたタイプでこのカレールーは飲めない。

ご飯は黄色のターメリックライスだが、お米はジャポニカ、やや硬め。肉片も大きなものが4つ、多分豚肉だろうが、食べでがある。他に入っているのはじゃがいもかと思ッタのだが、煮崩れにくいカブなのである。テーブルには辛味ソースがあるが、わざわざかけるほどのこともなく、今回はやめておく。因みにカツカレー用なのかウスターソースも用意されている。

とにかく量が私のような老人には多すぎる。それでも何とか完食はできたが。幾ら安くても大盛や山盛は無理だろう。

お隣の方は赤い鶏カレー、これは予めご飯にルーはかかっておらず、別盛になっていてかけながら食べる。こちらのルーはサラッとしているようでこれは飲めそうであった。ただ、こちらは唐辛子なのか赤い色が浮いている。



おばさんは丁寧な応対、帰る人にはありがとう、忘れ物ないようにと必ず一人一人声をかけていた。店はかなりの年季もの、2人で頑張って全てこなしている。因みに29日はカツカレーのカツが1.5倍のサービス実施中である。若者やガッツリ食べる人にはお得なお店であった。建物もおじさんとおばさんもカレーも昭和レトロでした。ご馳走さまでした。
カレーは飲み物 ニュー新橋ビル店
ニュー新橋ビルB1
0335021550

CS1stステージ展望〜阪神ファンの戯言

2024-10-12 05:00:00 | 阪神タイガース
2024年のセリーグペナントレースは9月28日に巨人の優勝で決着した。28日は巨人がマツダスタジアムで広島相手に8対1で勝利し、4年ぶりに敵地ながら自力で優勝したのである。阪神もヤクルトに7対2で敗れた。

あまりマスコミで言われてはいないが、今年の巨人の勝因は2023年度の『阪神日本一』のいいところを素直に真似たことだろう。①HRを狙うのではなく、出塁率つまり特に四球を重要視したこと、②ドーム球場の特性を生かして、守備力の向上を計ったこと、③前年から菅野投手の勝ち星を積み増したこと(昨年阪神の村上・大竹投手と同様)に尽きる。これは嫌味ではなく、昨年1年に阿部監督がよくベンチから見ていて、熟考した上の結果であろう。一方で優勝を逃した阪神は誰ということではなく、打力がなかなか回復しなかったことが大きかった。

9月29日の阪神は甲子園でDeNAとの試合であったが、先発の才木が何とか5回を2失点に抑えていた。しかし、6回突然の不調に陥り3連打で無死満塁を作られ、宮崎に2点タイムリー、伊藤スクイズ失敗も牧が記録上はホームスチールとなり、3対6となる。

ここで問題の打撃が頑張る。6対3でリードされていた7回裏に四球、ヒット、エラーで無死1、3塁を作り、代打糸原タイムリーで1点、森下四球、大山タイムリーで1点、佐藤の3ベースで2点と7対6に逆転、あとは締めて勝利した。

さらに10月3日に同じくDeNAに大竹が好投、2位を確保した。

本日12日よりクライマックスシリーズ1stステージが始まる。2位と3位は条件は同じ、先に2つ勝った方が2ndステージに進めるのだが、阪神にどの程度の分があるのだろうか。

今シーズンの対戦は阪神の13勝11敗1分、うちホームゲームは6勝6敗、アウェイは7勝5敗1分である。つまり甲子園で開催するアドバンテージはあまり大きくない。もちろん、阪神ファンの大きな声援が後押しすることは間違いないが。
今年の対DeNA戦の阪神先発投手は伊藤将6、村上・西勇輝5、青柳4、才木・大竹2、ビーズリー1である。19日先発の才木は1勝のみである。(但し、完封勝ちしている)

一方、DeNAの先発はジャクソン6、東5、濱口3、吉野・大貫2である。この中で東が先発した試合は3勝3敗なのだが、ジャクソンが先発した時は3勝2敗1分で負け越し、さらに得点が6試合で10点しか取れていない。(対阪神の防御率はジャクソンが2.10と最もいい。東は3.55とあまり良くない)


また、試合展開は横浜スタジアムでは1試合あたりの得点は阪神が4.3、DeNAが4に対し、甲子園(1試合のみ大阪ドーム)では阪神3.0、DeNA3.1とかなり差がある。つまり、甲子園ではあまり点の入らない接戦が予想される。この対戦で10点以上入った試合はDeNAが4回(阪神は0)とあるが、いずれも横浜スタジアムである。

短期決戦では①先取点、②投手力、とりわけセットアッパーとクローザーの成績が試合を左右する。先発が試合を作り、接戦に持ち込み、セットアッパー以下がつないでクローザーが勝つという勝ちパターンに持って行かなくてはならない。DeNAで阪神に強いのが、ホームラン6本のオースチン、打率、361の宮崎、打率.333の宮崎などが挙げられる。



2戦目は高橋vsジャクソン、3戦目がもしあれば大竹(村上)vs吉野(濱口)あたりが予想される。
昨年のCSファイナル(阪神は優勝したため1stステージはなかった)では木浪が打率5割と大活躍したが、このようなヒーローに現れてもらいだい。



最近の試合の状態からするとシーズン男ら前川、佐藤輝明、森下あたりに期待する。(昨年のCSでのホームランは森下の1本のみ、打点は坂本・森下・近本の2点が最高である。)
泣いても笑ってもここで2つ負ければ岡田采配の見納め、ぜひ勝利して2014年以来の下剋上を達成してもらいたい。(この年は1stステージで広島に1勝1分、ファイナルステージは巨人に4連勝して日本シリーズに進出した)