釣り初心者の自分の無知から起きた昨日の失敗は幾ら悔やんでも取り返しはつきません
しかし室戸では50キロを超えるカンパチは毎年10匹以上釣り上げられていますから、チャンスはまたやって来ると思い四時に起きて五時には伊賀氏と二人で出港しました。
昨日釣ったムロアジ四匹を今日のノマセ釣りの生き餌に使おうと生け簀に飼っていましたが、ムロアジよりはサバが良いから朝一番はサバを釣ろうと竿を出しました。
結果ムロアジがヒットしたけど水面に来て逃げられただけ・・・
いつまでも生き餌を釣ろうとしてたのでは肝心の巨大カンパチは釣れませんから・・・・ムロアジをエサに流し始めました。
最初はサバが狙える場所で泳がせ釣り(ノマセ)を始めたんですが・・・・アタリがありません。
それで昨日巨大カンパチを掛けて・・・親子サルカンへの結びが悪くて逃げられた場所へ移動。
ここでは昨日も全くサバもムロアジも釣れなかったんですが・・・目的は巨大カンパチですから・・・
辛抱強く待ちました。
辛抱強くと言うのは・・・今日は風が無くて船が殆ど流れません。
船が流れないと狭い範囲しか探れませんから・・・効率が悪いです。
それでも昨日ヒットしたのが10時でしたから、十時まで昨日釣れた場所周辺に居ました
お客さんを乗せてきてる二隻の船もすぐ近くですがエサのエビを多量に持っていて流すのでサバやムロアジは結構釣っていました。
私達は疑似餌だけですからこれも風が無くて広い範囲を探れないと釣れません。
何としてもエサに出来るサバかムロアジをもっと釣っておきたいと思いサバやムロアジが釣れるポイントに戻りました。
もちろんそこでもムロアジをエサに泳がせ釣りは流してあります。
忙しいと言うか・・・欲張りで最先端と最後部から長い竿を出して泳がせ釣りをしています。
そしてその間で二人がサバやムロアジを狙って釣ってるんですが・・・
今日は船が流れずに本当に調子が悪くやっと釣ったのはオジサンが10匹ほどとムロアジが二匹、サバが一匹だけでした。
しかし・・・最後にこんな事が起きるとは・・・・
小さい電動リールでサバやアジを狙ってるんですが・・・ちょっとしたミスで電動リールを巻きすぎてしまって・・・竿が折れてしまいました。
それで竿を変えてリールを付け直したりするので・・・船に釣りつけている肝心の泳がせの竿の方はすっかり忘れていました。
朝からずっとお客さんを乗せてきてる船でも釣れてないし・・・諦めもありました。
一段落して・・・・泳がせの竿を見ると・・・・竿の先がまっすぐに伸びています
320号(約一キロ)の鉛を付けてるから・・・普通はかなりしなってるんです。
PEラインも横に流れてるから・・・・サワラにPEを切られたのかと最初は思いました。
ラインを巻いてみたら・・・・なんと・・・PEとリーダーを繋いであった場所から切れていました。
これを見て・・・気づかないうちに巨大カンパチがヒットして引きちぎって行ってしまったのかも知れないと思いはじめました。
もう一つ・・・泳がせ釣りをしてる時は1キロもの鉛を付けてはいますが・・・常に潮の流れの方にラインは行ってるのに・・・
気づいた時は潮の流れとは逆の方向にラインが伸びていたんです。
確かではないし・・・二匹目の鈎を飲んだ巨大カンパチが出来たと思うと・・・・そうでない事の方が良いのですが・・・・
10号のPEと100号のリーダーを繋ぎ目から切れるのは・・・室戸の巨大カンパチの可能性が高いです。
気づかなかったら・・・簡単に切ってしまう怪力の持ち主ですから・・・
海底に引っかかっても今日の風では10号のPEどころか一号のPEで底に掛かっても船が止まるような天気でしたから、海底に引っかかって切れる事は絶対にありません。
もしもカンパチが掛かってたのなら・・・昨日に続いて二度・・・二度ある事は三度あると言う位ですから・・・嫌な予感
ただ以前から思ってましたが・・・生き餌の確保さえ出来たら錨を入れて一か所でカンパチを狙うより私がしてる流す方が何十倍も広い範囲を探れるから有利です。
いずれにしても私の身長を超える巨大カンパチを釣り上げる日は近いと思います。
私が昨日逃げられたカンパチが2メートルはあったと言うのを納得してもらえると思います。
私は今までトローリングでは二メートルを超えるカジキを二度釣った事がありますがそれ以上に迫力がありました。
今日は姿を見てないし、あくまでも想像でしかありませんが・・・・気づかなかった自分が情けないです。