第14話「お尋ね者龍馬」はこちら。
前回の視聴率は18.5%。そうかあ、このあたりでしばらく推移するのかな。今回は自分がピンチ。「ザ!鉄腕!DASH!!」のソーラーカーだん吉の最終回に心ひかれたから。でも、新シリーズが始まりそうだったので安堵。酒田にも回ったらしいあの頃、ちょうど海岸線の学区にいたのでシンパシーありありだったので。あ、結果的にいまでもいるんだけど。
さて、今回の「龍馬伝」は福田靖らしさ爆発。
龍馬(福山雅治)と加尾(広末涼子)の初体験(ほんまかいな)と、人斬り以蔵(佐藤健)の二人目の暗殺をシンクロさせる露骨ぶりが、いかにもいかにも。
龍馬との別れを告げる加尾が、建前である京都弁と、本音である土佐弁を使い分けるあたりもいかにも。時代の怒濤が、龍馬にも加尾にも、そして以蔵にも、もう子どものころのような平和な日々は訪れないと知らしめる安寧の一日。
暗殺者である岡田以蔵が、まるで中村主水のようなコスチュームになるあたりは、京都の寒さを感じさせて効果的。誰も必殺シリーズを江戸のお話だとは思ってなくて、撮影場所である京都を意識しているしね。次第にこれから、以蔵の暗殺の方法も洗練されていくのだろう。京都を去る加尾が、いかにも京風のお辞儀をして土佐に向かうように。
いよいよ次週からは江戸に舞台がうつる。どうやらこのドラマでいちばん人気が出ているのは貫地谷しほりらしいので、今度こそ視聴率はアップか。うーん20%ジャストと読みました。
第16話「勝麟太郎」につづく。