第15話「ふたりの京」はこちら。
前回の視聴率は18.4%。「わが家の歴史」の2回目とタメ。どうなんだろう、健闘なんだろうか。
仕切り直しの今回はいよいよ龍馬の人生に最大の影響を与えた勝海舟(武田鉄矢)との出会い。新解釈で、別に龍馬(福山雅治)が海舟を暗殺に訪れたわけではない経緯が語られる。司馬史観そのまんまじゃないぞというわけだ。
松平春獄に会うのが意外に簡単で、貧乏旗本だった勝麟太郎に会う方がよほど難しかったという設定には疑問もあるけれど。
龍馬に誰よりも思い入れがあるのが武田鉄矢であることはみんなが知っていることで、どうやら福山雅治あたりはそれに辟易しているらしいのが今日のTalking FMで感じられて(あくまで、うっすらとですよ)笑わせていただきました。そうなんだろうなあ。もうちょっと勝海舟は含羞のある人物のはずだけどなあ……と、誰もが幕末の“主要人物”に自分を仮託するあたりが人気の秘密かも。
おおざっぱなわたしの幕末への印象をここで明かしておくと、人間としての器が大きかったのは勝海舟と西郷隆盛。よくわかんないのが坂本龍馬。他の人の評価はマニアの怒りをかいそうなので(笑)
でも、それでもわたしが“登場人物”として大好きなのは大久保利通であることは変わらないんですけどね。みんながみんな大きかったら維新なんて成就しませんて。
さて、龍馬よりももっとはるかに大きい存在だったかもしれない山内容堂がおもてに出てくる第17話「怪物、容堂」につづく。こりゃー楽しみだな。柳ジョージ聴きながら待ちましょう。
今回の視聴率は……うーん、19%ジャストでどうでしょう。