事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

4月1日生まれPART6

2013-12-23 | 公務員

Alimacgrawstyleiconfamain PART5はこちら

さあ、またしても必携をめくると「市町村立学校職員給与負担法に規定する学校職員の定年等に関する条例」にはこうある。

第2条 学校職員は、定年に達したときは、定年に達した日以後における最初の3月31日に退職する。

第3条 学校職員の定年は、年齢60年とする。

……リフレッシュ特休のときと似ているのに気づくと思う。

年齢60年とは要するに60才なのであろう。とすれば、Aくんは(もういい年齢だから君でもないわけだが)例の民法をひっぱりだせば2074年3月31日午後12時に60才になっており、だから定年退職日はその日“以後”の最初の3月31日。つまりその日ということになるのだろう。4月1日生まれが同級生たちと同じ日に退職するのはこういう理由だったわけだ。

Bくんはもちろん翌年の3月31日に退職。どちらも勤続期間は42年間。なるほど。

さて、それでは年金受給において4月1日生まれはどうなるのか、だ。およそ現在のルールがAくん世代まで生き残っているとは考えにくいけれども、とりあえずあてはめておくと、昭和36年4月2日以降に生まれた人間の年金受給は65才からだ。ほら、例の経過措置は学齢が基準になっていることがわかる。

ここで影響してくるのはこの大原則だ。つまり

『退職は年度で行われるが年金支給は誕生日が基準』

Bくんはわかりやすい。2075年3月31日に退職し、4年後の2079年4月に受給開始だろうから無年金期間は丸4年。

ではAくんは?年金支給は誕生日によって開始される。とくればAくんとBくんの誕生日は一日しか違わないのだ。となればAくんも2079年4月からの支給?だから無年金期間はAくんの方が一年長い!どれだけ早生まれは不利なんだ!

この結論が正しいかどうかはよくわからない。だれか教えて。おれはもう書類をひっくり返すのがめんどくさい(笑)。

本日の4月1日生まれはアリ・マックグロー。往時の彼女には、なにものにも奪えない輝きが確かに存在した。そしてその輝きによってハリウッドはふりまわされたわけだ。

コメント (2)
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